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自分や自社の価値を知るむずかしさについて

最近では、noteでなにかテーマを一つに絞りこむと決めると、逆にアイデアに広がりが生まれてきています。私のテーマは「ブランド」です。
ブランドを作るにしても、アイデアを考えることにおいても、目標へのたどる意思決定のプロセスは同じだと思います。


1 自分を知ること。

2 自分の好きなことを見つけること。


この2つが初めにあります。で、次に。


3 選択肢を出すこと。

4 そこから絞り込むこと。


次にこの行為が続くと思うんです。


6 絞り込んだことを継続させること。

7 途中で評価すること。省みること。


この一連の1〜7をループさせて螺旋階段上に目標に向かって上がって行くイメージだと思います。

この中で何が一番大変なのかは、人にもケースにもよって変わってくると思いますが、この3つなんじゃないかと私は思います。

1 自分を知ること。
4 そこから絞り込むこと。
6 絞り込んだことを継続させること。

6の継続のたいへんさは改めて語るまでもないとして、4はどうかというと、絞るって言ってみたら、こんな視点です。



好きなものの一つをあきらめること


これ、みなさん簡単にできます?
片付けができない、ものが捨てられない、あるいは物事の優先順位を付けられない人もこれと同じ思考に陥っていると思います。

で、好きな物をあきらめないといけないのかというと、別にそうではなく関わる順番を決めればいいわけです。先にやること。後にやること。いくら同時に並行作業ができる能力があったとしても、その瞬間瞬間にやっているのは「一つ」のことなわけですから。

やはり、なんのことにおいても言えるのですが


フォーカスの強さ = エネルギーの強さ



レーザーポインターの範囲が広ければ、何を指ししめしているかわからないわけです。1点に集中するのと、2点に集中するのと、7点に集中するので強いものはどれかと問われて、答えは明白です。


ある一定の成果を出すために、
それが一時的にでもいいので
フォーカスするものを限定させてみる


この姿勢はぜひオススメします。上でも述べましたが、生活全般どんなシーンでも何にでも使える考え方です。



最後に。
私が一番難しいと思うのがこれです。
1 自分を知ること。

自分を知ること。自分の個性を知ること。あるいは自分の価値を知ること。においては視点違いでいろいろな見方があります。


[自分 A] 自分から見えていて、他人からも見えている自分の価値
[自分 B] 自分から見えていて、他人から見えていない自分の価値
[自分 C] 自分から見えず、他人から見えている自分の価値
[自分 D] 自分から見えず、他人からも見えていない自分の価値



この「自分」は「自社」だったり、「ブランド」だったり、「サービス」だったりに置き換えて考えられます

そして私が一番難しいと言う理由には、例えば[自分 A]、[自分 B]が足かせにもなり得ると言う点です。つまり、


「自分のことをわかっている」と
みなしている部分が
仮に見間違っていたらどうなるのだろう?


って思いません?
自分や自社の価値を見誤った場合に、その見誤ったものに対して、計画や実行や経過評価することになるわけです。
PDCAってのがありますよね。アメリカのデミング博士が提唱したマーケ用語ですが、P(plan)-do(D)-check(C)-act (A)は、これにしてもそうなんですし、OODAとか言われるアメリカの空軍が生み出した意思決定プロセスにさえ言えることだと思いますが、プランするにしても状況把握するにしても、主体の本質的な価値を見極めることのむずかしさは、見極める側の「固定観念」にあります。私たちの目は、前に2つしかついていない。むずかしいわけです。


ではこの問題をどうやって脱せるのか。
この2つしかないのかもしれません。


他者の視点も入れてみること

とりあえず、動くこと



上のものは、上記の4つの自分事例でお伝えしたように、他者からみた自分を知ることで視野の広がりを狙います。

下のものは、とりあえず動きながら、考える。動きながら失敗しながら本質的な価値を見定めていくことです。これはスピードがないと意味がありません。つまり上にもあげた1〜7のプロセスを一周するのに1ヶ月かかける代わりに、1ヶ月で二周、四周してしまうんです。
変化のスピードが激しい今の時代には合っているかもしれません。

まあ、両方できた方が良いに越したことはないのですが。




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