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ブランドの「強み」は、わからない ③

「強み」は「弱み」があるから、強みといえます。
盲点としては、みなさんが「強み」だと思うから、実際に「強み」になるわけではないってことなんです。


他社より優れているものは、他社が自社より劣っているからといえます。
当然のお話なのですが

「強み」は相対的価値



であり、実際に客観的にはかれるものです。
長い vs 短い
高い vs 低い
早い vs 遅い
美しい vs 醜い


自社のめざましい強みとなるリソースは、「比較」があってこそなので、強みを常にライバル社や市場にあるものと秤にかけていく必要がありそうですよね。

今日もブランドの強みを探るシリーズです。

ここで忘れてはいけないのは、大前提として「自社のリソース」が強いか、弱いかを知る前に、なにが自社のリソースなのか? を知ってください。
自社のリソース(技能、人財、機材、立地など特筆できそうもの)です。
片っ端からとりあえず列挙してみてください。
流れをまとめますと


1  自社のリソースを知る

2  他社と秤にかける

3  優れている点(強み)が何かを探る


順番はこれです。

そして、このフローを定期的にチェックする体制も必要です。というのも、
市場の変化のスピードはご存知のように早く、競合他社の成長もせわしないです。今後10年で産業の1世紀分の変化量が起こるとまで言われています。「今年の強み」が「3年後の強み」と言い切れるわけがありません。ですので、定期的に分析してください。


それとこの強みの発見における、最大の障壁は何だと思いますか??

実は、これ。
もっとも手強い難敵は、みなさんのライバル会社ではなく、自社の強み分析で判断をあやまることなります。


障壁は「他社」ではない


みなさんが、当社はこれが強い、魅力がある、他社に対して勝てると思いこんでいるものが、「実際はそうでない」ことが結構あるよと、いうことなんです。これにおいて、足かせになるのは要するに「思い込み」です

常に自己や自社を、内側からだけでなく、外側からも見ること。
多角的視点と客観的な視点で自社を視ることです。

次はこの辺の
「では、どうすればこの思い込みから脱却できるのか」
「どうすれば、強みを見つけられるのか」。

これを簡潔にまとめていきますね。

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