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意外と誤解されてるブランディングの意味 ①


「ブランディング」

これだけよく囁かれている言葉で、人により解釈が異なるワードは存在するのでしょうか? 全くもって得体の知れないワードです。
ブランディングとは何でしょうか?


認知度が上がることでしょうか?


品質を高く見せることでしょうか?


サービスが高く売れることでしょうか?




仮にいずれかの回答でYESと思われた方は、それはブランディングの本質の理解が浅いです。今日からシリーズでお伝えしていきますので読んでみてください。


ブランドとはかつては一部の企業が気にする様なことだったのかも知れませんが、現代の日本では個人にまでおよぶ、人から認知される必要を感じる方全てに関わる問題となってきています。起業家だけでなく、個人でもブランディングを意識される方は多いです。

「個の時代の到来」とは言われてきてます。
このコロナ禍でリモートワークや会社員でも副業などを始められる方、政府の補助金をえて起業をされる方もこの一年でグッと増えたのではないでしょうか。そんな時勢において、さらにこの「自分」を「ブランド化」させるという行為への必要性が高まっているということだと思います。

「自分(セルフ)」を「ブランディング」させるとは何か? 
ここではとりあえず、以下のように考えていただければ、わかりやすいかもしれません。



セルフ(自分/自社)=アイデンティティ
ブランディング=認知させる行為



アイデンティティを認知させる行為



この「アイデンティティを認知させる行為」とは何か? これを語る前に、今回はそのブランドのアイデンティティのお話から始めます。

人や企業だけでなくスペースや物、サービス、イベント、場所、概念などの無形のものまで、この世で名前のつくもの全てには本質的なアイデンティティがあります。


アイデンティティは、
必ず
他者との関係性の中で認知されます。


自分の顔を見るには、私たちは鏡をみますが、ブランドのアイデンティティも「他者」という鏡を通して、自分とは何かをかえりみることができます。
ビジネスシーンで言えば、同業他社やサービスを踏まえた上で、自社のものを作るということはマーケティングの世界では当たり前に行われています。
市場を観ずにブランドを構築することは、時間やコスト効率の悪い結果をもたらします。こうしたアイデンティティを知る行為というのは、何も現代に始まったことではないです。
以下は古代の中国の孫子の言葉です。

Know yourself as well as your enemy.

(敵を知ると同時に自分自身を知れ)


「自分」と「自分以外」、つまり「自分」と「世界」、この二者の視点を持つことが、世界を捉えるのに必要なことだと考えは、ブランディングの根本に添えるべき普遍的な考え方と合致します。

セルフブランディング。アイデンティティを認知させる行為は、この「自分」と「世界」の二つの視点を持つことなしには、なしえません。

次回に続きます。






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