デザイン会社POROROCAのWebサイトリニューアルのお知らせ
Webサイトリニューアル制作。苦難の6ヶ月でした。。ようやくローンチとなりましたのでお知らせいたします。
もうすぐ創業8年になるPOROROCAはブランディングデザインを中心に活動してきていますが、その中で今回は3回目になるWebサイトのリニューアルをしました。
創業当初の実績はもう少し紙媒体が多かったのですが、最近はもっぱらブランディングコンサルにはじまりロゴやウェブ、動画、デジタル広告などのブランディングデザインが中心になっています。そのため、サイトリニューアルもその実績に合わせた最適なプレゼンテーションをと、デザイン、UIを大幅に変更しました。では、以下にご紹介していきます。
はじめに。
私はかねがね商品でも、実績でも、特に何かを紹介するWebサイトというものを以下のように捉えています。
Webサイト = ザッピングされるもの
企業サイトって、しっかり見ませんよね?
わたしも余程の目的がない限り、企業サイトは舐めるようには見ないというか。。
「Webサイトは、覚えられない」
これを前提につくってます。ごく一部の入念に調べあげられるようにご覧いただける閲覧者はのぞき、大方のケースはほぼザッピングで終わるはずです。そのため、
Webサイト = 説明不要
極論ですが、乱暴に言うとそういうものだと感じます。細かく実績紹介のテキストを添えたところで、ほぼほぼ読まれない!というのが私見です。そのため実績紹介頁はこれに徹しています。HPは絵だけを見せて閲覧者の印象に残すだけ。理解させる努力を放棄です。
というのも、そもそも人って情報なんて3分後にはその7、8割は忘れているんです。昨日のたべたランチがすぐ思い出せないのにどうして人のサイトの情報が覚えていられるのか。私には無理です笑
そのため、記憶させるようなテキスト情報は極力おさえて、感覚的になんとなく「こんな感じだったな」くらいの印象が残ればいい。作品サイトの位置づけってそのくらいがちょうどいい。
理解 < 印象
以下、制作のコンセプトです。
リニューアル前はGoogleアナリティクスで以下を分析しました。
・読まれているページはどれか
・読まれていないページはどれか、それはなぜか
アクセス情報をもとに仮説を立てました。
それを前提に作った制作コンセプトは以下です。
【サイトの狙い】
ブランディングデザインに特化した印象を伝える
【デザイン・UIの方向性】
・品を出す。
・スピード感をあたえる。
・感覚的で、わかりやすくする。
限りなくデザインはシンプルにしてます。「極力余計なことはしない」という方向です。ページ種類は以下のものだけです。
・TOP
・about(プロフィールや賞歴紹介など)
・project(4種カテゴリー)
ECサイトなどと違い、作品サイトとしての性質上、このサイトは実績情報の伝え方が一番大切です。そのため実績情報を際立たせる必要があり、それ以外に視覚に入る情報をかぎりなくおさえています。これにおいては、テンプレート数をしぼるだけでなく、PCブラウザ上での書体サイズと種類を限定し、テンプレート間のマージンや、アニメーション昨日も極力シンプルにミニマルにしました。視覚情報から引けるものは、すべて引いてきました。引けば引くほど、際立つものがあるからです。ここではそれが「実績」です。
Branding & Identity
ブランディング関連の実積です。
Promotion
企業PRの広告やプロモーション企画のデザイン実積です。
Art & Culture
展覧会やアート関連の広報媒体のデザイン実積です。
Typography
タイポグラフィー関連のデザイン実積です。実験的な視覚表現や、ブックデザインの一部を掲載してます。
次回は、このホームページ制作中に起こった数々の問題や発見を書きます。
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