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セルフブランディング(自)問(自)答 ②

自社や自分の価値を、高く見せるための「ブランド」。
このわかりにくく得体のしれない、人によって解釈が異なるキーワードを噛み砕いてわかりやすく、簡単に伝えられたらと思います。
そこで自問自答によるブランド解説第2段です。


(自)問 ②

品質は
ブランドに関係してきますか?



ブランドは何かという問いかけに対して、「ルイヴィトン」とか「ロレックス」という高級ブランド品をあげる方は結構多いのではないのでしょうか。一般層にはブランドは「高価なもの」という認識が浸透しているようです。

では、ここで問いかけです。皆さん、例えば以下のブランド品の「品質の違い」を言い当てられますか?


  A ルイヴィトンの本革バッグ
  B ボッテガ・ヴェネタの本革バッ
  C エルメスの本革バッ
  D ダイソーの合皮バッ

Dであればかろうじて、見分けがつくかもしれません。
では、A〜Cの品質の違いはいかがでしょうか? 言わずと知れたA〜Cの各ブランドは高級ブランドであり、この中でもCは特に価格は高いわけですが、この3種の「品質」を見分けることは私はむりです。はっきり言ってお手上げです。
ちなみに多くのハイブランド品の価格は広告費が大きく反映しているのご存知ですか? 物の原価や本当の品質というのは、見た目で簡単に測れるものではなさそうです。できることと言えば、見る側が感じるブランド力やイメージの違いは語れるくらいではないかと。

では、さらにここで質問です。

Dのダイソーの合皮バックを、ルイヴィトンの店頭において、これは「本革」だと言われて、疑う人はいるでしょうか? 
逆のしかりです。
ヴィトンのバッグをダイソーでレジ横に1000円赤札を貼って叩き売りしてたら、怪しまない人はいないのではないのかと思います。

私たちの目と脳は、そこまで品質を見分けることができません。
さらに以下のことが言えてしまいます。


「品質」でものを買っていない。
「ブランド」でものを買っている。


最近、わたしは乾燥肌で肌荒れもあり、化粧水をいろいろ試しているのですが、つけた感じの違いとか、どれも同じようなものだなって。高価なものを付ければその気にはなりますが、「効果」で言えば、ハトムギ化粧水(安いです)と何が違うのかと。。
ちなみに元旦に「格付けチェック」とかいうTV番組がありましたよね。あれがいい例です。品質で選ぶことの難しさを伝えるいい例です。


(自)答 ②

「品質は、ブランドとは関係ない」


ただし。
サービスの品質にこだわれないブランドはファンがつきにくいため、品質を無視してもいいということではないです。特にこうした高級品をブランド化させる事業においては、当然ですが「品質」がクリティカルなものとなります。品質を見抜く一部の目利きはいます。経営側が品質を無視して高級路線のブランドは生み出せません。
これは、一般消費者視点でのブランドの「品質」の見られ方として気に留めておくと良いと思います。





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