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プロポーズの歴史


男性が大きな花束と婚約指輪を捧げ、女性にプロポーズするシーン🌹
この光景は映画やドラマで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?

男性にとってプロポーズは、一生に一度の大勝負とも言える瞬間。婚約指輪の選びからプロポーズ当日の計画まで、緻密に計画することも多いですね。一方で、女性にとっては恋人から求婚される瞬間が人生で最高に幸せな瞬間かもしれません。

しかし、この幸せな習慣は一体いつどのようにして始まり、世界中に広まっていったのでしょうか?また、日本でのプロポーズの歴史は一体いつから始まったのでしょうか?

この記事では、プロポーズという風習の歴史に迫ります。


古墳時代は名前を呼ぶだけのプロポーズ


日本で男性から女性への求愛が始まったのは、古墳時代と言われています。当時、好きな異性の家の前で詩を読んだり、相手の名前を呼んだりする行為が求婚と見なされていました。この求婚スタイルは「ヨバヒ」と呼ばれていました。 ただし、現代では家の前で名前を呼ぶだけが求婚になるとは考えにくいでしょう。当時は男女の恋愛が大らかに認められており、現代のような厳格な結婚制度も存在していませんでした。このため、男女は気ままに結婚する「集団婚」というスタイルが主流でした。

平安時代は和歌でプロポーズ


平安時代になると、主に貴族の男女の間で、気持ちを歌に詠んで贈り合う風習が生まれました。プロポーズもはやり、歌にして読むことが一般的だったようです。

平安初期に成立した『伊勢物語』から2首紹介しましょう。プロポーズと、それに対する返事の歌です。

1首目は男性が女性に詠んだ歌。2首目は、その歌に対する女性の返事の歌です。

「筒井つの 井筒にかけし まろがたけ 過ぎにけらしな 妹見ざる間に」
【訳】幼い頃に筒井で背比べをした私の身長は、あなたに会わないうちにすっかり筒井を越しました。

男性はこの歌で、幼馴染の女性にプロポーズしています。身長が伸びたことに象徴されるように、自分は一人前になったと伝えたいのでしょう。

対する女性の返事の歌です。

当時の女性の成人年齢はおよそ12~16歳で、成人を迎えると同時に結婚することが多かった時代でした。幼馴染の男性と同じく一人前になり、ちょうどよい結婚のタイミングであると考え、お互いに和歌を贈り合ってその意思を確認したのでしょう。

しかし、平安後期以降、和歌を贈り合うような風習は影を潜めました。これは乱世の到来により、結婚が恋愛から家と家の結束を強める政略的な意味合いへ変わったためです。

平安時代にも政略結婚は存在しましたが、権力者が自らの権力を拡大・維持するために子どもを利用した例もありました。

安土桃山時代になると、政略結婚がさらに顕著となりました

恋愛を経ない結婚が増え、結婚する本人同士の意思とは関係ない形で決まることが一般的になったため、プロポーズをする機会も必要がなくなりました。

江戸時代、女性が優位のプロポーズ

-江戸時代になると、江戸の町では庶民の間で歌や手紙を贈り合ってプロポーズするスタイルが広がりました。これは庶民が手紙のやり取りができたことを示し、当時の高い識字率を反映しています。寺小屋で読み書きをマスターした男女が、恋文を書くことが一般的でした。

驚くべきは、恋文の書き方や「決め台詞」を紹介した本まで出版されていたことです。これは現代でいう「恋愛指南本」に相当します。

当時の男女にとって、恋愛やプロポーズは重要な関心ごとで、男性は女性に選ばれるために熱心に手紙や歌を贈り、女性の心を引くことに励んでいました。

🌸:作品の恋文とか最大級のプレゼント。しかし有言不実行は、はなな刑でしばくで♡

男性からのプロポーズでは、櫛を贈る習慣がありました。これは、所帯を持つことが「苦しくてしんどい」もので、「苦労」の「く」、「しんどい」の「し」に由来していたとされます。この風習は江戸らしいユーモアがあり、「共に所帯を持ち苦しみ、死ぬのも共に添い遂げる」という深い意味が込められていました。

興味深いのは、離婚の際に妻が夫に投げつけた櫛を質に入れ、追い出された夫がその櫛を頼りに宿を借りて雨風しのいだエピソードです。

これは夫婦間で女性の力が強かったことを示唆しています。

現代のプロポーズ 指輪と花束を渡しますよね

▷指輪
日本の結婚指輪の歴史はまだまだ浅いものです。
日本の婚約指輪の風習が伝わったのは1970年の明治時代と言われています。

▷花
プロポーズの際、婚約指輪と一緒に大きな花束を用意している男性も増えていますね。この風習が始まったのは、19世紀のヨーロッパだとされています。



当時、男性はプロポーズの際に野に咲く花を束ねて愛する女性に贈りました。女性が男性の求婚に応じると、花束から一本の花を取り出して男性の胸に飾るというロマンチックな瞬間が生まれたのです。こんな素敵なプロポーズは、女性にとって大歓迎でしょうね。

現代では、プロポーズの際に贈られる定番の花として、赤いバラが挙げられます。豪華な雰囲気を演出するだけでなく、その花言葉もプロポーズにぴったりです。
- 「あなたを愛しています」
- 「愛情」
- 「情熱」
- 「美」
- 「熱烈な恋」

また、バラの花言葉は色や本数によっても変わるので、「色や本数で意味も変わる! 薔薇(バラ)の奥深い花言葉」も参考にしてみてくださいね。

実は、はなな日常のなんでもないことも悲劇も和歌にしちゃう人間です。
そしてたまに、人間界の人間に魅せます。

開成出身の奴「日本語喋って」(haaan?!しばく)
私を女神と思ってる関西の灘出身の奴「おもろい日本語喋るな」(きゅん、はななの事理解しよる。そこからはなな語の増殖が発揮し、言葉感染)
今は大きい大型犬の人間と思って……piiiiiiii

はなな先生
「ちっちっ、お前らわかってないな。これは平安時代からあり、ロマンスなのよ。小学生だな~~」

作品だもん、アートだもん。悲しいことがあると言葉ってミステリアスになるんだよな。これこそが、はなな辞書。

新しい赤ちゃんまた産まれるかな?

はななを虐めたら作品にしてやる~~
と思い毎日生きています🎵

今回は、はななの愛を込めた苗字ポエムをご紹介します

(煽ってませんw)

歌人:はなな🌸


参考文献https://www.hanamonogatari.com/flowerlanguage/?

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