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フィリピン人の特徴とマネジメント4


フィリピン人との接し方

明確な返事をしましょう。解説者になってはいけない。

 日本人は、Yes、Noの返事をする前の説明が長い傾向があります。
長く話している割には、結局、結論が不明解であることが多いと思います。その事によって日本人は解説者になってしまうことが多いです。

Yes, Noで答えられない場合は、自分が何かするのか、相手が何かをするのかどちらなのかをはっきりさせます。
つまり、従業員からの問い合わせに対する返事には下記の4パターンしかありません。

1:YES
2:NO
3:YOU do
4:I do
フィリピン人は上司に指示命令をされることに、生まれながらに慣れているため、「どこにボールがあるのか」をハッキリと意識をして行動をする傾向があります。日本のように「まあ、お互い、何かあったら対処していこう」というような結論を出してはダメです。はっきりさせる事が重要です。

意見を聞くより、まずは命令

日本人はスタッフに意見を聞きすぎてしまう事があります。
「できればこういう風に、いついつまでにやってもらえると、いちばんありがたいのだが、どうだろうか。できそうだろうか。」
「こういう事をしたいのだけれどもどうだろうか」

ではなく、一旦はフィリピン人への指示・命令に関して

「いついつまでにやれ。」
「こういうことをやるぞ。」

と指示を出すように心がけます。先に指示を出した上で、不明点はないか、納期は現実的か、などの意見を聞きます。

彼ら、彼女の話は聴こう

「労使の線を明確に引き、明確な命令を出す」ということは「高圧的な態度を保て」、ということではないです。
 フィリピン人従業員の仕事上の話は、ウンウンといって、相手が話し終わるまで、遮らずに全て聴ききりましょう。

話を遮って聴こうとしないいのは、高圧的と取られ、かなり嫌われます。
チャンネルは常にオープンにしていれば、コミュニケーションは円滑に進むはずです。

フィリピン人との接し方編はここまでです。日本でずっと仕事をしていると、相手の意見を聞きすぎる、結論を伝えずに曖昧のまま終わらせる事など日常茶飯事かもしれませんが、日本とは違う国で仕事を行う上では、上に記載した内容はどれもとても重要な事だと思います。


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