『華厳経』睡魔・雑念 格闘中24
「十地品」 ― 六相円融について ―
先の、「金剛幢菩薩回向品」が説かれた兜率天宮から、場所はさらに上昇し、この「十地品」からは、他化自在天宮へと場面が移って行く。
この品は、独立した『十地経〔漢訳:十住経〕』が有ることが知られており、『華厳経』において、かなり重要な品であることが伺われる。そのため、この品についても、先の「金剛幢菩薩回向品」よりも、更に歩みを遅くし、いくつかに分けて、十分に確認して行きたいと思う。
1巡目に読んだ際も、きちんと確認した気がしたのだが、読