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私の第2の故郷、長野県を舞台にした作品を紹介します

長野県は、その美しい自然や歴史的背景から、数多くの書籍や映画の舞台となってきました。
私は学生時代に1年目を松本、その後5年間を長野市で過ごしました。

長野に住んでいる間に起きた松本サリン事件。
あの日から来週で30年を数えます。

そんな負のイメージがついてしまった長野ですが、個人的には今でも、深い愛着を抱いています。

そこで今回は、長野県を舞台にした小説3冊と映画3本をご紹介します。

長野県を舞台にした作品は、美しい自然や歴史的背景を通じて、人々の心に深く響く物語を提供してくれています。

比較的東京に近い田舎、日本アルプスを湛える長野県の魅力を、ぜひこれらの書籍や映画で味わってみてください。

松本を舞台にした、優しい命の物語

嵐の桜井翔さんが主演を務めた映画の原作本。
松本市を舞台に、医師として働く栗原一止と彼の妻でカメラマンの榛名(ハル)の日常を描いています。

一止が医師としての使命感と患者との関わり方に悩む姿を中心に物語は展開される。
御嶽荘に住む個性豊かな住民たち、同僚の砂山や東西、患者たちとの心温まる交流が描かれ、一止の成長と共に、胸にほっこりした暖かさがしみわたってきます。

特に、私にとって松本市は学生時代の思い出が詰まった場所であり、この作品を読むことで当時の風景や出来事が蘇ります。
忙しい日々を過ごす人々には、この作品で心をほっこりとさせて欲しいと思います。

上田市や千曲市で撮影された映画、優しいテーマは長野県が似合う

小説の中では、舞台ははっきりしていなかったと思いますが、映画は上田市や千曲市で撮影されています。

不慮の事故により記憶が80分しか持たない天才数学者の博士と、その家政婦杏子、そして彼女の息子との交流を描いた物語。

博士のコミュニケーション手段は、言葉の代わりに数字が用いられる。
数学の美しさと人間愛の融合。

作品は数学が苦手な人でも楽しめるように工夫されています。

特に、作品中で紹介される「友愛数」220と284の関係など、数学の奥深さと美しさを感じさせるエピソードが多数あり、博士が開設する度に「おお~」と唸ってしまうこと必至。

第1回本屋大賞を受賞したこの小説は、数学に対する新たな視点を提供し、心温まるストーリーと共に、数学の世界に興味を抱かせてくれるでしょう。

軽井沢が舞台であること以外は小説と映画に共通点はなし

『風立ちぬ』は、堀辰雄による原作小説であり、主人公が病に侵された恋人と共に軽井沢で療養生活を送る物語。
静かな環境の中で人生について深く考えることができるこの作品は、落ち着いた雰囲気で読者を魅了します。

映画版は、宮崎駿監督による長編アニメで、零戦の設計者である堀越二郎を主人公に据えています。
堀辰雄の原作とは異なるアプローチですが、愛する女性が病に倒れるという共通点を持ちながら、戦時中の日本の姿と夢追い人の物語を描いています。

古くからの宮崎アニメファンにもおすすめできる作品です。

『糸守湖』のモデルは、長野県の諏訪湖、は有名な話

新海誠監督によるアニメ映画で、作中に登場する『糸守湖』のモデルが長野県の諏訪湖とされています。
この映画は、田舎に住む少女と都会に住む少年が夢の中で入れ替わるという物語。

映画は日本の信仰や神社、行事の習わしを背景にしており、土地神さまが人々を守るために主人公二人を入れ替えるという設定が魅力。

神社や行事の習わしを少し勉強してから、もう一度観てみるといいかも。

本日紹介した映画と本


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