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ハードボイルド書店員も「マイ・ウェイ」を進む

音楽会っていまでもありますか?

私の通う小学校では、1年おきに学芸会と音楽会を開催していました。

4年生の時に、学年全体で「マイ・ウェイ」を演奏しました。鍵盤ハーモニカのメロディオンで。ちなみにピアニカとメロディオンはメーカーだけではなく(ピアニカはYAMAHA、メロディオンはSUZUKI)他にも違いがあるみたいです。

おかげで、なんとなく「ミファソ~ファソラソ~」と頭に残っています。いちばん盛り上がる「マーイウェーイ」は「シドレレ~ド~」かな? 間違っていたらスイマセン。

社会人になってから改めてフランク・シナトラの「マイ・ウェイ」を聴き、厳かな気分に浸りました。最後にこんな風に振り返ることができる人生を送りたい。

ずっと好きな曲です。

ただ、いまは同じ「マイ・ウェイ」でも↓の方がお気に入り。

シド・ヴィシャスが歌うバージョンです。仕事や諸々にお疲れの皆さま、ぜひお試しあれ。

歌詞をところどころ変えていて、いかにもな悪ふざけ満載です。感傷的にならず、ただただ人生を笑い飛ばすというか。

あれだけ才能に恵まれていながら21歳で亡くなった彼の魂に呼応しているのは、間違いなくこちらでしょう。

全日本プロレスのビジュアル系パンクレスラー・ライジングHAYATO選手がこれを新入場曲に選んだそうです。密かに期待していました。彼はフィニッシュとして用いるムーンサルトプレスに「シド・ヴィシャス」と命名しているので。

本当に嬉しい。試合後の「壊して、壊して、壊し尽くした先に何か新しい光があるんじゃないかって、思ったんだ」「だから、これからもオレは自分の信じた道を進まさせてもらうよ」というコメントにも共感しました。

小説家になれなかった末端の非正規書店員。そんな私も信じた道を進み、ああ楽しかったと笑える人生を送ってやります。

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