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分析「自民党総裁選」②

いろいろ調べたのですが、野田聖子氏以外は「ロックダウンを検討する」という姿勢のようです。「将来的な危機に備えて、いまのうちに方法論を考えておく」という趣旨なら理解できます。ただ日本におけるコロナに関しては無用の議論。死者数も陽性者数も欧米諸国とは比較になりません。そして欧米諸国の多くはロックダウンを実施したのにその数字なわけです。

ロックダウンという制度を全否定はしません。もし流行しているのがエボラ出血熱だったら都市封鎖は欠かせません。でもいまの日本に必要なのは人流抑制ではなく集団免疫です。これは日本の現状=人の流れは減っていないのに新規陽性者数が減っている、が証明しています。

そして「ワクチンでは集団免疫を作れない」は周知の事実。ワクチンは高齢者や重症化リスクの高い人が「打たないリスク」と「打つリスク」を比較し、前者が後者を上回ると判断した場合に打つものです。

規則正しい生活をし、太陽の光を浴び、健康的な食事をして己の免疫を鍛える。ワクチンの前にまずそこです。コロナだけが病気じゃありません。そもそも「ワクチン打ったから大丈夫」じゃないのはコロナに限った話ではないですよね。

あと野田氏は「皇位の安定的継承」に関して「女系天皇も選択肢のひとつ」と話しています。党内の同調圧力に屈しなかったのは素晴らしい。河野太郎氏も以前は同じ意見だったのにいまは雲行きが怪しいですから。

旧皇族男子の復帰というのはここまでの事態の推移を見る限り、とても現実的な打開策とは思えません(記者会見をして「復帰してもいい」と明言した方が過去に一定数いたのなら話は別ですが)。それを踏まえた上でなお男系に固執するということは、悠仁さまとご結婚される方に「男を産め」と迫ることを意味します。時代錯誤の女性蔑視です。

他にも「議員定数削減」を公式サイトで掲げている点や「森友問題の再調査」に言及したことに賛同します。特に後者を口にするのは相当な覚悟が必要だったはず。

石破茂氏は組む相手を間違えたのかもしれません。野田氏の夫に関する記事も出ていますが、少なくとも政策面に関しては彼女がベストだと感じました。

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