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「尊い何か」を得る方法

デスぺ選手、王座防衛おめでとうございます。見栄え重視の大技に頼らないスリリングなチェーンレスリング(鎖が繋がるように攻防が頻繁に入れ替わるプロレス、ぐらいの意)が素晴らしかったです。

もちろんコスチュームもカッコよかった。ペルソナ4のイメージカラーは黄色。もしかして意識を? いやそんなことはないか。偶然でしょうね。

2008年発売。PS2ですよ。懐かしい。ちなみにデスぺ選手がツイートしている「ゴールデン」は今作のリメイク版である「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」のこと。そちらは未プレイですが(PS Vita持ってないので)、オリジナルは4周ぐらいしました。アニメも全話見ました。

Vita、すでに生産終了らしいけど、これはやっぱり気になります。

ペルソナ4は明るいストーリーです。暗い要素や辛い場面もありつつ、人生に付き纏う陰影を施したうえで至極健康的。プロレス風にたとえるなら「苦悩を突き抜けて歓喜に至る」というイメージ。それでいて社会風刺のスパイスが世界観に深みを与えています。

学生時代、スーパーファミコンの「第4次スーパーロボット大戦」にハマりました。ペルソナシリーズもそうですが、あれにも有名なバッドエンドが存在します。何も考えずに「戦争したい」「強い敵をもっと強い武器で倒したい」と力に溺れた姿勢でいると痛い目を見るのです。

ザンボット3の「人間爆弾」も盛り込んでいたし、昔のアニメと同様、子ども向けでも手を抜かない名作でした。ペルソナシリーズにも同じ矜持を感じます。「ゲーム=勉強の妨げ&子どもに悪影響」という短絡的な批判に対する意地を。

むしろゲームやアニメこそが「みんなと同じ」を押し付けてくる世間に「俺はそうは思わない」と返す勇気と意志を育んでくれた気がします。

久しぶりにゲームにどっぷり浸かりたいです。創作や人生勉強のために、なんて野暮なことは言いません。ただただ無心で没頭したい。尊い何かを得るのは、いつだって「終わってみれば」の結果論だから。

Vita買おうかなあ。

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