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「名将の矜持」と「ケフカへの回答」

日本シリーズを2年連続全勝した名将に対してもシビアですね。表向きは「球団からの残留要請を断っての辞任」という形になっていますが。

とはいえ、同僚のホークスファンいわく「成績に関係なく、今年で工藤さんが辞めるのはわかっていた」「小久保ヘッドコーチの昇格は既定路線」とのこと。本当かな? もし事実であれば、それはそれで工藤監督が気の毒です。優勝しようが最下位だろうが今年で終わりってことですから。

思えば2009年の楽天もそうでした。野村監督の契約最終年。ペナントレースで2位に入り、本人も続投の意欲満々でした。なのにあっさり肩叩き。結果が出なくてクビなら納得できますけど、これでは。。。

上記のエピソードだけを見て「楽天とソフトバンクはこういう会社」「IT企業なんてどこも一緒」などと部外者が断ずるのは乱暴でしょう。でもトップがどういう経営理念を持っているかのヒントが垣間見えたのは事実。一応ソフトバンクユーザーなので留意しておきます。

一方で「そもそも頑張ろうが遊ぼうが最後に死ぬのは一緒」という見方もできます。シリーズ屈指の名作RPG「ファイナルファンタジー6」のラスボス・ケフカはこう言っています。「滅ぶとわかっていてなぜ作る? 死ぬとわかっていてなぜ生きようとする? 死ねばすべて無になってしまうのに」

未熟者の身ではありますが、私なら「いずれ死ぬのはわかってる。でも少なくともいまは生きてる。人は過去も未来も生きられない。生きられるのはいまだけ。だからいましかないいまを全力で生きる」と答えます。

工藤監督や野村さんの心境はわかりません。推し量る行為すらおこがましい。でも「どの試合も手を抜かず、力の限り戦った」という矜持だけは伝わります。私は阪神ファンですがホークスの逆襲がとても楽しみ。今年の日本シリーズは2014年以来の「阪神 vs ソフトバンク」を見たいです!!

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