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「本屋併設型ローソン」と「専門書店」は共存できる

今度は富山県立山町ですか。

ローソン&日販による本屋併設店、着実に増えています。これで30店目とのこと。

「24時間いつでも本を買えるのかな? だとしたら便利だな」と思ったのですが、↑の記事によると、同店舗の営業時間は午前6時~午後10時とのこと。

でもおそらく「ローソン マチの本屋さん」の多くは24時間営業のはず。調べたところ、2021年6月に同プロジェクトの第1弾としてリニューアルオープンした「狭山南入曽店」はそのようです。

棚の入れ替えをすべて営業時間内にやるわけですよね? 人手はさほど多くないだろうし、他の仕事もある。お店の規模にもよるでしょうが、かなり大変なはず。私の職場は開店前の荷開けですら綱渡りです。

コミックや絵本が汚れないように(&立ち読みを防ぐために)シュリンクする機械も置いているのでしょうか。コミックはともかく、児童書に関しては経費削減と作業の迅速化を優先しているかもしれない。

本屋併設型のローソン、どんな感じなのか見てみたいです。

数年以内には、私の住む地域や勤めている書店の近くにオープンしそうな気がします。そうなれば職場の売り上げは落ちるでしょう。特に雑誌とコミック、文庫本は。

一方で本屋が増えれば、それだけ人々が本に接する機会も増える。専門店の良さに気づいてもらえることだってあるかもしれない。

目的買いと話題書探しはコンビニでもできる。でも衝動買いと新たな自分との出会いなら専門書店。そんな風に感じてもらえたら嬉しいです。少なくとも私の担当する棚には「たぶんローソンにはないですよ~」という良書をいくつか忍ばせていて、時々売れています(ありがとうございます)。↓はその一部。

ストロングポイントが異なるふたつの本屋を、気分や用途に応じて使い分けられる。そんな町に住みたいです。

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