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次に出してほしいのは「猪木版・○○○ー○○○」

少し前にこんな本が出ました。

故・アントニオ猪木さんから最も信頼され、アリ戦やペールワン戦といった特殊なシチュエーションでセコンドに付いた仕事人・藤原喜明。決して饒舌ではない彼が何を語るか? 

猪木さんが一昨年に亡くなってから様々な本が出版されています。映画にもなりました。プロレスファンの書店員としては、ここで原点回帰というか、試合をもっと世間に紹介したい。

かつて講談社から「燃えろ! 新日本プロレス」という冊子付きのDVDマガジンが出ていました。可能であれば、猪木さん関連の号だけでも復刊していただけると嬉しいです。

一方で、知名度の高いビッグマッチを収録した「ベストアルバム」ではなく、普段の巡業から選りすぐったものを味わいたい気持ちもあります。子どもの頃に「ワールドプロレスリング」で見ていた試合を。

2009年に解散したロックバンド「オアシス」をご存知ですか?

1998年、彼らはシングルのB面から選曲した「ザ・マスタープラン」というアルバムを出しました。これが名盤。かつての同僚に熱狂的なファンがいたのですが「オアシスは最初の2枚とマスタープラン」が口癖でした。

もし「猪木版・マスタープラン」が出るのなら、88年7月の「IWGPヘビー級王座挑戦者決定リーグ戦」でおこなわれた「アントニオ猪木 vs 木村健悟」を入れてほしい。

私はこの試合をテレビで見ています。前の週の放送で猪木さんは長州さんに敗れました。「進退を賭ける!」みたいなナレーションで煽られたこともあって「今日も負けたらどうなるのか?」とハラハラしたのを覚えています。

一方で、現在から振り返ると木村さんの立ち位置がちょっと不憫。当時は猪木さんしか見ていなかったけど、いまはむしろ木村さんの表情や闘いぶりが気になります。

「猪木版・マスタープラン」ぜひ。発売されたら買います。

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