【本とわたし】 絶望の淵にある人を救うのは、「ことば」です。
二月に入った昨日、一通の手紙が届きました。手紙は、本を贈ったAさんから。そこには便箋五枚にわたって綴られた文章、御礼の言葉とともに、その言葉が綴られていました。私は、静かに泣きました。
私の話す言葉ではなく、本が静かに伝えてくれる。その人に、そっと気づかせてくれる。本は、人を救う。言葉は、人を救う。自分も救われた経験から、そう強く信じていたけれど。こういう手紙をもらうと、やっぱりそうなんだと確信する。
生きていこうと思える、力のある、一筋の光のような言葉は、一体どこにあるのか。出会うべき言葉は、どこで出会えるのか。わたしはずっと『本』の中にあるのではないかと思っている。
出会えることを信じていれば、探し続ければ、きっと出会える。
自分に必要な“生きる”言葉を探そう。
たった“一つの言葉”を探し出そう。
それは他の人にとっては、ありふれた平凡な言葉だったとしても。
その言葉はあなたにとって光りであるなら、その言葉をずっと胸に抱え温め続けよう。
1月に読んだ本
一月は、心に深くに沁みいる言葉に恵まれたように思います。
特に真ん中の詩集3冊はよかった。
そして個人的にこの本が一番印象に残りました。
勝手に「私宛の手紙だ」と思ってしまったほどです。
読了してからも毎日この本を開いては、付箋をつけた言葉を読んでいます。
そして日記に書いて、言葉にして人に伝えて、手紙に記したりして。
その言葉ひとつひとつを、自分のものにしたいかのように。
嬉しいけど、悲しいような気持ちも抱きしめています。
このnoteをスタートして、2/1で1年が経ちました。いつも読んでくれてありがとうございます。
お身体を大切に。お元気でいてください。
また書きますね。
今月もどうぞ宜しくお願いします。