Hiro

noteで僕探しの旅を綴っていく @台北

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最近の記事

ギリシャの田舎でペンキ屋デビュー #19歳僕のギリシャ2ヶ月放浪記13

workaway生活スタート 住み込みバイト受け入れ先の老夫婦に会うべく、待ち合わせ場所のバス停に向かった。そこには、アジア系の若い男女2人組とおじいちゃんが立って待っていた。軽く挨拶を交わした後に受け入れ先の家まで車で向かった。 老夫婦の家は古き良き感じの一軒家で、2階建ての家の前には大きな庭があった。家には老夫婦と娘1人+犬2匹で暮らしていた。 家に到着すると早速若い男女がルームツアーをしてくれた。ルームツアーをしながらお互いのことについても話したのだが、彼らはマレーシ

    • ギリシャの田舎町へいざ出陣 #19歳僕のギリシャ2ヶ月放浪記12

      海外住み込みバイト生活の手順 アテネでのインターン生活を終えた後の1カ月間は、アテネからバスで2時間程離れたリヴァディアという田舎町で住み込みバイトをする予定になっていた。 住み込みバイトについて説明すると、現在は機能しているかわからないが、「Workaway」という海外の住み込みバイトマッチングサイトを活用して発見した。サイトには年間登録費(当時10ユーロくらい?)を払って登録し、場所・期間などで絞り込んで、希望の住み込みバイトを探すことができる。通常は毎日大体6-8時間

      • ロマ人自立支援NGOでのインターン経験3 #19歳僕のギリシャ2ヶ月放浪記11

        ロマ人自立支援NGOでのインターン経験のまとめについて書いていきたい。 謝辞 まずロマ人キャンプやフリースクール訪問、ギリシャの警察庁訪問などの貴重な経験ばかりであった1ヶ月間を過ごせたのは、NGO団体長であるSotiris夫妻のおかげである。本当に心から感謝している。 彼らは僕の事を本当の息子のように接してくれた。実はインターン後の1ヶ月間も奇跡的な縁があり、彼らと同じ時間を過ごすことになるのだが、詳細は追って書いていきたい。 解決できない問題は存在する ギリシャに

        • ロマ人自立支援NGOでのインターン経験2 #19歳僕のギリシャ2ヶ月放浪記10

          1ヶ月程のロマ人自立支援NGOで僕がどんな活動をしたか簡単にまとめたい。とりあえず羅列すると、1. キャンプの訪問 2. 仕事場(ゴミ処理場)訪問 3. 不登校児童のフリースクール訪問 4. 警察庁訪問 5. 今後の施策会議参加の5点である。 1. キャンプの訪問 アテネ郊外にあるキャンプ(ロマ人集落)をいくつか回った。キャンプは大体何もないところにポツンとあった。特徴的なのが、ゴミの壁に囲まれていて(ゴミ収集車が来ない)、頭上には大量の電線が絡まっている(電気が通ってい

        ギリシャの田舎でペンキ屋デビュー #19歳僕のギリシャ2ヶ月放浪記13

        • ギリシャの田舎町へいざ出陣 #19歳僕のギリシャ2ヶ月放浪記12

        • ロマ人自立支援NGOでのインターン経験3 #19歳僕のギリシャ2ヶ月放浪記11

        • ロマ人自立支援NGOでのインターン経験2 #19歳僕のギリシャ2ヶ月放浪記10

          ロマ人自立支援NGOでのインターン経験1 #19歳僕のギリシャ2ヶ月放浪記9

          前回までの記事でなぜロマ人に興味を持ったかの話は書いた。そこからギリシャでどうインターンを行うことになったかの経緯について書いていきたい。 イン活(求インターン活動) 結論からいうと、アテネにあるロマ人関連のNGOにメールを送りまくった。50団体くらいに送った記憶がある。初めは大学にアテネでロマ人関連のNGOでのインターンシップ制度があるか問い合わせたが、もちろんあるわけがない。だからインターネットで「Roma NGO Athena」と検索し、関連のありそうな団体を見つけ

          ロマ人自立支援NGOでのインターン経験1 #19歳僕のギリシャ2ヶ月放浪記9

          ロマ・ホロコースト #19歳僕のギリシャ2ヶ月放浪記8

          ホロコーストのサイドストーリー 第二次世界大戦中にナチス・ドイツが行ったホロコーストについて記述されている本では、ユダヤ人を対象としたものが多い。もちろんユダヤ人は第1ターゲットとなり、約600万人という数多くの命が奪われた。ただその傍で同じく虐殺されていた人々もいた。それがロマ人である(同様に多くの障がい者やLGBTQ⁺に属する人々も虐殺の対象となっていた)。ロマ・ホロコーストは長らく「忘れられた歴史」と呼ばれ、約50万人もの命が奪われたことを伝える本は少ない。犠牲者の数

          ロマ・ホロコースト #19歳僕のギリシャ2ヶ月放浪記8

          ロマ人について #19歳僕のギリシャ2ヶ月放浪記7

          前々回の記事からロマ人について記載しているため、ロマ人の詳細について補足する記事を書こうと思う。続く記事では、実際にアテネにあるロマ人自立支援NGOで1カ月インターンした経験について述べていきたいと思う。 ロマ人? まずロマ人とは誰なのか、という問いに対して引用も交えながら説明していきたい。ロマ人の起源としては諸説あるが、5世紀あたりに北西インドを起点として移動を繰り返していた民族である説が有力である、しかし、その説に反対する学者も多く、正確な起源については研究結果が乏し

          ロマ人について #19歳僕のギリシャ2ヶ月放浪記7

          携帯をスられて”緑のブツ”を手に入れた話 #19歳僕のギリシャ2ヶ月放浪記6

          やっぱり楽しすぎる時間の後には何か起こる ロマ人親子が去った後も隣に座っていたギリシャ人女性(シドレア)に加え、暇そうにしていた店員達とも楽しく話していた。会話が一段落つき、時間を確認するため携帯を触ろうとしたら、机に置いていた携帯がない。机周りを何度も確認したがない。慌てた僕の様子を見て、シドレアが「どうしたの?」と話しかけてきた。「机の上に置いてあった携帯がない」と返答すると、店にいた全員が総出で探してくれた。だが携帯はない。ふとロマ人親子が店に入ってきた時の事を思い出

          携帯をスられて”緑のブツ”を手に入れた話 #19歳僕のギリシャ2ヶ月放浪記6

          ギリシャ初日ロマ人親子に携帯をスられる #19歳僕のギリシャ2ヶ月放浪記5

          夢の国へいざ出発 朝に荷造りを終え、格安航空ライアンエアーに乗ってギリシャに向かうため、ローマから少し離れたチャンピーノ空港にバスで向かった。 空港は多くの人で賑わっていたが、定刻で飛行機は離陸した。そして定刻でアテネ国際空港に到着した。ライアンエアーは定刻通りに到着すると機内でファンファーレが流れ、乗客全員で拍手をする習慣がある。ファンファーレを聞けてラッキーと思いながら、空港を出て市内に向かうバスを探していた。 夢の国到着早々に厄介な奴に絡まれる なかなか見つから

          ギリシャ初日ロマ人親子に携帯をスられる #19歳僕のギリシャ2ヶ月放浪記5

          海外で「I am Japanese」と主張する日本人 #19歳僕のギリシャ2ヶ月放浪記4

          だらだらと記事を書いていたら題名にもあるギリシャにまだ辿り着いていないことに気付いた。本記事を最後に次からはギリシャでの出来事をまとめていきたい。 差別の恐怖感・孤独感を和らげてくれた存在 ローマ最後の記事は人種差別を受けて自分なりに考えたことをまとめていきたい。 ローマ初日で4回人種差別を受けた後の2日間は宿泊先で引きこもり生活を送っていた。もうギリシャに行かずに日本に帰ろうかなど色々なことを考えた。そんな鬱的な2日間だったが、同じ宿泊先に滞在していたスーダン人の男性(

          海外で「I am Japanese」と主張する日本人 #19歳僕のギリシャ2ヶ月放浪記4

          生まれて初めて人種差別を受けた話 #19歳僕のギリシャ2ヶ月放浪記3

          ローマで人種差別を受けた経験について書いていきたい。前の記事でも書いたが、ローマ郊外のAirbnbから中心地に向かう電車の車内・中心地周辺の道・帰り道で計4回人種差別を受けた。 人種差別って怖いし孤独 人種差別に軽いも重いもないが、1回目の車内で受けた人種差別は後に振り返ると軽いものだった。僕は中心地に向かう電車に乗り、とりあえず空いている席に座った。すると2駅先くらいでロマ人の女性(昔はジプシーと呼ばれていたが差別的表現のため現在はロマと呼ばれている。実はギリシャで彼ら

          生まれて初めて人種差別を受けた話 #19歳僕のギリシャ2ヶ月放浪記3

          世界史イメージと異なる古都ローマ #19歳僕のギリシャ2ヶ月放浪記2

          長い長い旅の始まり ギリシャに向けた第一ステップ「大阪ーローマ間」の約30時間程の渡航について書いていきたい。 まずは関西国際空港から広州まで飛び立った。中国に渡航経験がなかった僕は、新たな国(空港だけだが)に行く事にわくわくしていた。 夜中に広州に到着した僕は少し戸惑っていた。なぜなら飛行機から降りた瞬間にローマ行きのサインを持つ空港スタッフに足を止められパスポートを没収されたのだ。厳密には国際線のチケットを発行するからパスポートを渡せと言われ渡したのだが、その空港スタ

          世界史イメージと異なる古都ローマ #19歳僕のギリシャ2ヶ月放浪記2

          ギリシャへのバックパッカー旅始動 #19歳僕のギリシャ2ヶ月放浪記1

          子供の時からの夢 僕はギリシャにバックパッカーしに行くと中学生の時から決めていた。小学生の時に読んだギリシャ神話の本に魅了され、自分で稼いだお金で初めて行く国はギリシャに決めていた。そして大学1年生の冬休みにその準備が整った。僕は2ヶ月間ギリシャを放浪した。 渡航までの長い道のり かと言って大学生がバイトで貯めたお金などそこまでない。大学入学後の4月から冬休みが始まる2月まで出来るだけ貯蓄をしようとしたが、飲み会や友人との遊びにバイト代は消えていく日々だった。 そんなこ

          ギリシャへのバックパッカー旅始動 #19歳僕のギリシャ2ヶ月放浪記1

          noteで綴りたいこと

          台北のカフェにて、ふとnoteを始めようと思った。理由はわからない。でも時間はあるから気が向いたときにでもnoteを綴っていきたい。 僕は今台北に住む25歳男性。台北で会社員として働いている。大学卒業後、東京で働いていたが、何をしているのかわからなくなり、とりあえず旅行で気に入った台北に飛んできた。 僕は高校卒業後から何がしたいのかよくわからない。何がしたいかわからないからむやみやたらに環境は変えてきた。 大学生の時は北欧に1年間住んだり、25ヶ国にバックパッカーしたりと

          noteで綴りたいこと