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ギリシャの田舎でペンキ屋デビュー #19歳僕のギリシャ2ヶ月放浪記13

workaway生活スタート

住み込みバイト受け入れ先の老夫婦に会うべく、待ち合わせ場所のバス停に向かった。そこには、アジア系の若い男女2人組とおじいちゃんが立って待っていた。軽く挨拶を交わした後に受け入れ先の家まで車で向かった。
老夫婦の家は古き良き感じの一軒家で、2階建ての家の前には大きな庭があった。家には老夫婦と娘1人+犬2匹で暮らしていた。
家に到着すると早速若い男女がルームツアーをしてくれた。ルームツアーをしながらお互いのことについても話したのだが、彼らはマレーシア人のカップルで、ヨーロッパ全体を自転車で旅して周っているとのことだった。同じくworkawayを使ってこの老夫婦とマッチングし、2か月前に自転車でコソボからこの田舎町に来たとのことだった。ただ残念なことに、僕と交代制であったため、次の日にギリシャ南部に行ってしまうとのことだった。僕が住み込む予定の6畳ほどの部屋を含めた家全体を案内してくれた後、リビングに戻ると老夫婦と40代程の娘がソファーに座っていた。

まさかのペンキ塗りが僕の仕事


お世話になった老夫婦

名前を忘れてしまったのだが、おじいちゃんとおばあちゃんは昔中学校で英語の先生をしていたのことだった。そのため英語も流暢で、コミュニケーションの問題はなかった。しかし、滞在していた3週間程の間、常に老夫婦は口喧嘩していたため、ある意味で彼らとのコミュニケーションは難しいときがあった。ちなみに娘の職業については最後までわからなかった。
リビングで談笑した後、全員で中心部のギリシャ料理レストランに行くことになった。そのディナー中におじいちゃんやマレーシア人カップルから僕の仕事内容について聞いた。簡単にまとめると以下になる。
〈勤務時間〉月-金 7:00-16:00
〈勤務内容〉
朝:庭へ薪を拾いに行き、リビングにあるストーブの火起こし
朝-昼:家の外壁のペンキ塗り
昼-Last:ペンキ塗りと家で壊れているものの修復作業(家具メイン)
こうして僕はギリシャの田舎町で便利屋になった。

犬とのペンキ塗り共同作業


次の日からの3週間は特に変わった出来事はなかった。毎日犬二匹と戯れながらペンキ塗りや家具の修復を行い、仕事が終わると中心部のカフェ(店員の兄ちゃんと仲良くなった)で時間を潰し、22時ごろになったら寝るという生活をしていた。警察庁で仲良くなったギリシャ人女性と飲むためにアテネに一度帰ったが、その他はSotiris家族とご飯を2-3回食べたくらいの記憶しかない。リヴァディアは夜飲みに行ったり遊ぶようなところは一切ないため、この3週間は健康的な生活をしていた。

リヴァディア自体については町を歩いたりカフェの色々と思うことがあったので、次の記事で書いていきたい。

つづく。


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