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正論bojw

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2018年7月Instagramを始めて感じた写真やSNSについての話
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#コラム

周りの大人に守られていたといえども、それで見たことのない世界を見ていたわけだから。#正論bojw /19

周りの大人に守られていたといえども、それで見たことのない世界を見ていたわけだから。#正論bojw /19

私の消したいブログはありのままで、あの頃を思えば間違いなく、素直で等身大だ。でも、それは私自身が当然に、自分の背景を知っているから解るにすぎない、そんなブログだった。また当時から、表現がしたいくせに、自分のことを全部は決して言いたくない、などの思考が影響していて、深読みさせたかったのか、そんな記号のような文がことごとく失敗している内容になっていた。

情緒が欠落しているそれに、曲をつけて歌うとしよ

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たまらずに「会いたくて 会いたくて 震える」と小さな声で歌っていた。#正論bojw /17

たまらずに「会いたくて 会いたくて 震える」と小さな声で歌っていた。#正論bojw /17

朝、起きると(結局、ブログは…消えない)と、脳内に浮かんだ私は確実に追い詰められていた。あるネットニュースで読んだ「デジタル終活」が頭の中で膨らんでいく。

記事にはSNSの管理人が突然亡くなった時、本人もしくは遺族が今までの投稿を残すか否かを事前に設定ができる旨だった。フェイスブックは管理人の死後、希望があれば追悼のページに仕様を変更でき、故人を偲ぶ場としてSNSを残すことが可能だ。

その時は

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「#正論bojw /16」

「#正論bojw /16」

サポートからのメールを読み進めたけれど、それはよくある質問の重複だった。「メールアドレスもパスワードも不明な場合はサポートでは案内が出来ない、またブログを始める場合は、新規ブログを作成する」と、つまりは、なにもかもわからないお前のブログをサポートでは削除できない、と言っている。

…削除できない。深夜に粗ぶった私は、あ?なんで?と一人堂々巡りで、今月あと何回絶望すればいいのだろう、いっそ今の気持ち

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インスタのパスワードが解らない…アンインストールしても結局ログインできない #正論bojw /15

インスタのパスワードが解らない…アンインストールしても結局ログインできない #正論bojw /15

2018年11月 Instagramアプリケーション不具合で1日以上、閲覧が出来ない日があった。そのエラーはandroidユーザーだけでTwitterでは、「インスタがずっと開かない!!」とコピぺ文章があふれる中、「インスタのパスワードが解らない…アンインストールしても結局ログインできない」と書き込む人を見た、何人も。

さすがに今夏に始めたばかりの私は、パスワードはちゃんと覚えているし、メモもあ

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秘密の合言葉がわからない #正論bojw/14

秘密の合言葉がわからない #正論bojw/14

「#正論bojw /14」
ブログ退会をするにはメールアドレスとログインパスワードが必要だ。たしかあの辺りだろう、と思い当たる全部を入力したが、一向にログインが出来ない。またか、と自分に向けて舌打ちをした。この前も別件のウェブログインで「秘密の合言葉」にロックがかかってしまった。

そんな失敗は一度や二度ではない。メモ好きなのに、パスワードの管理が一向に出来ない。4年間放置したブログのパスワードな

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今よりも比べようのないさみしさにあふれた自分がそこにいた #正論bojw/13

今よりも比べようのないさみしさにあふれた自分がそこにいた #正論bojw/13

「#正論bojw /13」
他者のハッシュタグを眺めていると、人気のあるタグに紛れ込ませるように自分の心情をアップしているアカウントが目についた。その様は素直だけど危うい、と冷めた目で見る一方で過去に放置した自身のブログをゆっくり、スクロールした。

ある日は神様にお願いをしていた。ある日は私に魔法をかけてください、と言っている。別の日は両親が私の作った壺を買った…など最低すぎて深夜3時に笑い、そ

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母方の家系は基本メモで出来ている #正論bojw/12

母方の家系は基本メモで出来ている #正論bojw/12

「#正論bojw /12」
母方の家系は基本メモで出来ている。

母は謎の手帳を数冊持ち、用途別に書き分けている。叔母1は兄妹を案ずるとみせかけて、自分のことをびっしり書いた手紙を送ってくる。けれど、字が難解すぎて読めない。きっとそれはメモだからだろう。

叔父の家は耳なし芳一みたいなメモ群が壁に貼ってあり、叔母2はトイレットペーパーの使い始まりと終わりの日付(もちろん他の終わりあるもののほとん

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LINEにシェアされた集合写真は見ないこともある #正論bojw/10

LINEにシェアされた集合写真は見ないこともある #正論bojw/10

「#正論bojw /10」
インスタにアップする写真の全てはデジタル一眼レフで撮影をしている。機種が古く機能が今に追い付いておらず、アップするには苦労が絶えない。スマホでサッと撮れないことはないが「撮った気」にどうもなれないし、未だ扱いに慣れず写真は嫌な感じにブレる。ある友人に「写真部だったのに撮影が下手」とスマホで撮った写真を転送しようものならば失笑される。

スマホカメラと気が合わない。だから

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フジカラープリントショップの常連という設定 #正論bojw/9

フジカラープリントショップの常連という設定 #正論bojw/9

「#正論bojw /9」
調べる限りに安いプリントショップは青森にあった。梱包し郵送、さもなく黒地に黄色で「折曲厳禁」と両面に貼られたゆうメールが、とことんアナログな手法を経て私の手元に到着した。

少々脱線する。樹木希林が2018年9月15日に亡くなった。彼女と言えば年末年始の「お正月を写そう、フジカラーで写そう」でフジカラープリントショップの常連という設定だった。約30年以上CM出演をし、20

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ドラックストア同時プリント498円 #正論bojw/8

ドラックストア同時プリント498円 #正論bojw/8

「#正論bojw /8」
インスタントカメラ「写ルンです」が再び流行っている、と知りつつも量販店の陳列量に圧倒された。いまはむかし?よろずのことにつかいけり?と軽度の脳内エラーが起きて、後先を考えずに買っていた。

27枚しか撮れない、が受け入れられる平成。果たして本当に平成は最後なのか。最後だから受け入れるのか、とか相変わらずうだうだ考えながらフィルムをギリギリ巻き上げる音に懐かしさを感じる。け

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戸惑いながらも、見えない何かと繋がるために「#正論bojw/7」

戸惑いながらも、見えない何かと繋がるために「#正論bojw/7」

「#正論bojw /7」
母も弟も、私の奇行は慣れている。「家具はどうした?」「一人でやったの?」など、目についたことをどんどん言う。しかし「実家以外でもやるんだ」と言いたそうだったがそこは言わない。少し困った顔で「う~ん、わからない」と笑った。あとはいつも通り、気にしない様子で写真が圧迫する部屋で、食って寝て二人は帰っていった。

一人になり我に返った夜に私は意識的に写真を辞めた。「よくわから

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頼れる友人がいないので、母に見せることにした #正論bojw/6

頼れる友人がいないので、母に見せることにした #正論bojw/6

「#正論bojw /6」
溜まった写真を放置して数年の月日がたった。忘れたいのに、頭の片隅の残像は一向に消えない。本来時間が経過し、旧作を見ようものならば前向きな部分も見えてくる。でも未熟で孤独だった私はまだあれを受け入れることが出来なかった。

これは供養に値する。でも自己解決では駄目だ。自身に何度も言い聞かせた。が、頼れる友人がいないので、母に見せることにした。決死の思いのさなか、ただ見せる

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インカメで 好きな角度で 何度も撮る 映えなければ消す は出来ない。#正論bojw/5

インカメで 好きな角度で 何度も撮る 映えなければ消す は出来ない。#正論bojw/5

「#正論bojw /5」
写真を続けるか否かに答えを求めるべく私は、セルフポートレートを行った。写真を志すものならば通る道ではあるが、写真に写ることが嫌いな私が、なぜそれに手をだしたのか。

ひとつは自分次第でいつでも撮れる、ということは、今すぐに写真を辞めなくていい安心感をいだくことができた。そして己と向き合うことで自身の良いところを見いだせるかも、という淡い期待もあった。 

けれどセルフポ

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初対面の人をどんな思いで撮ればいいのか、仕事でないならなおさらに、よくわからない #正論bojw/4

初対面の人をどんな思いで撮ればいいのか、仕事でないならなおさらに、よくわからない #正論bojw/4

「#正論bojw /4」
学生時代写真部だった私は、とにもかくにも人物を撮りまくっていた。
しかし卒業を機に、今まで当たり前にいた被写体が目の前からスッといなくなると、カメラに対しての興味が消えつつある自分と向き合うことになった。 

肌身離さずカメラを持ち、撮影を日課としていた自分が、突然写真を撮る事を辞めることにも戸惑いもあった。かといってモデルを探す気力はなかった。
今思えば、カメラが好き

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