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映画「ザリガニの鳴くところ」を観て

6月30日、「ザリガニの鳴くところ」という映画を観た。英題は「Where the Crawdads Sing」。2022年のアメリカ映画で、オリヴィア・ニューマン監督の作品だ。

キャストは、キャサリン・クラーク(カイア)役のデイジー・エドガー=ジョーンズ、テイト・ウォーカーテイラー・ジョン・スミス、チェイス・アンドリュース役のハリス・ディキンソン、トム・ミルトンデヴィッド・ストラザーンなどである。

あらすじは、

1969年、ノースカロライナ州の湿地帯で町の人気者チェイスが死体となって発見され、"湿地の娘"と呼ばれ蔑まれる変わり者の孤児カイア(キャサリン・クラーク)が容疑者として逮捕される。引退した弁護士のトム・ミルトンが弁護する。
牢の中で、カイアは過去を回想する。
1953年、幼いカイアは家族と湿地帯で暮らしている。母親や兄たちは暴力的な父親から次々と逃げ去り、やがて父も去って家には幼いカイアだけが残される。学校には通わず、他人との付き合いもせず、食用のムール貝を採ってはジャンピンとメイベル夫妻の雑貨店に持ち込んで必需品に替え、生き延びるカイヤ。
1962年、カイアはグループホームに収容しようとする町の福祉課から隠れる。兄の幼馴染だったテイトに再会し、読み書きや計算を教わる。カイアは旺盛に読書を始める。2人は恋に落ちるも、テイトは大学に進学するために都会へ行く。会いに戻る約束をするも音信不通となるテイト。
1968年、カイアは湿地の生物を美しい絵で記録し続ける。滞納している財産税を払わないと家を失うと知り、スケッチを本にして売るために出版社に送る。近くの町に暮らすプレイボーイの青年チェイスが、身体目当てでカイヤに接近して来る。
1969年、テイトが大学を卒業して故郷に帰り、生物の研究所に勤める。カイアに約束を破ったことを謝罪するも許されない。カイアはチェイスに婚約者がいたことを知り、ショックを受けて関係を断つ。カイアの本が出版され、それを見た生き別れの兄が湿地の家を訪ねて母の死を告げる。チェイスは執拗にカイアに付きまとい続け、レイプしようとし更には家を荒らす。
カイアを被告とした裁判が始まる。チェイスの遺体からは、カイアが贈った貝のネックレスが消えており、犯行後にカイヤが持ち去ったと疑われる。カイヤには、チェイスの死亡時に別の町にいたアリバイがあったが、検察はカイアが夜行バスで往復して殺人を行ったと主張する。ミルトンは、カイアを蔑んできた町の人々で構成されている陪審員に偏見を捨てるよう訴えかけ、事故死の可能性を示して無罪を勝ち取る。
カイアとテイトは結婚し、残りの人生を共に湿地で暮らす。二人はともに老い、ある日、テイトはカイアがボートの中で死んでいるのを見つける。そして、彼女の遺した日記の中に、「時には獲物が捕食者を殺さなければならない」との記述とチェイスの似顔絵、さらに貝のネックレスを見つけ、テイトはカイアがチェイスを殺した可能性を悟る。

出典:Wikipedia

といった内容。

で、観終わっての感想。

タイトルがイマイチなので避けていたが・・・

「ザリガニの鳴くところ」?タイトルがイマイチだったので、この映画を知っていたが観賞にまで至らなかった。しかし、今回なぜかこの映画を観ることとなった。で、観賞してどうだったかというと、すごく面白い映画でびっくりした。やはりタイトルは重要だと感じるのと同時に、タイトルに対して偏見で見ないことが無いよう、今後はしたいと思ったのである。

とても見ごたえのある映画だった

主人公のカイアは、湿地帯の一軒家に住む女の子だった。幸せな毎日を送っていたと思ったが、父親の暴力で母親が去り、兄弟たちも皆去って行った。
教育も受けさせてもらえず、いつも湿地帯に住む動物や昆虫たちを観察したり、自然の中で暮らす毎日だった。父親と2人で暮らす中、ついには父親も出て行ってしまう。そして、一軒家で一人で生活を始めるのだった。
そんな幼い時期に出会ったのが、兄の友人のテイトだった。
そしてテイトと大人になって再会する。そして、テイトは、カイアに文字を教える。そして、2人は恋愛関係になった。このままいけば幸せな話で終わってしまう。だからこそ、その後の展開がある。

裁判で無罪となり、テイトと老後まで人生を共にする

裁判にかかるカイア。なぜならば、彼女は町の成年チェイス殺しの容疑者だからである。でも、どう考えても彼女が犯人ではないことが、映画の展開では明らかである。そして、彼女は晴れて無罪になるのだ。
その後、テイトと老後まで湿地帯の中で暮らす。仲睦まじい夫婦の姿が描かれている。

最後の大どんでん返し。でも、納得!

カイアの死後。テイトは彼女の日記を読んでいる。
その中に、チェイスの似顔絵が出てくる。
そこには、貝の首飾りが貼られている。
それは、まさにチェイスの遺体から消えていたネックレスであった。
うわーーーーっとこの場面で、この大どんでん返し!!!
でも、ある意味納得の結果でスッキリした。
しかし、すごいな。

とても面白く、見ごたえのある映画だった。

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