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映画「ファーゴ」を観て

2月5日、「ファーゴ」という映画を観た。原題は「Fargo」。1996年のアメリカ映画で、コーエン兄弟監督の作品だ。

キャストは、マージ役のフランシス・マクドーマンド、ジェリー役のウィリアム・H・メイシー、ゲア役のピーター・ストーメアなどである。

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あらすじは、
物語の舞台は1987年、ミネソタ州ミネアポリス。自動車販売店営業担当のジェリー・ランディガードは、多額の借金を抱えていた。苦境を脱するために妻ジーンの狂言誘拐を企み、販売店の社長を務める裕福な義父のウェイドから8万ドルの身代金をせしめる計画を立てる。ジェリーは自社整備工場のメカニックであるシェプから紹介された、カールとゲアという二人のチンピラとノースダコタ州のファーゴの酒場で打ち合わせをし、身代金を山分けすることとして、さらに販売店から持ち出した車を仕事用兼報酬の一部として引き渡す。
その後、前々からウェイドに持ちかけていた巨額の投資話がまとまりそうになり、ジェリーは二人組に誘拐の中止を知らせようとするが連絡がつかなかった。また、投資話もジェリーの思惑通りには進まず、ウェイドに利益をさらわれる形になったため、そのまま狂言誘拐は決行されることとなる。
二人組はジェリーの家に押し入ってジーンを誘拐し、車の後部座席に押し込む。ところが、ナンバープレートをつけ忘れていたことから、アジトへ向かう途中のブレーナードの路上でパトロール中の警官に停車を命じられた際に、ゲアが車内から警官を射殺してしまう。さらに偶然にも彼らの凶行現場を目撃した走行中の若者二人も追いかけて殺害してしまう。
というところから始まる内容。

で、観終わっての感想。

何も得ることのない、観る価値のない映画

はっきり言う。
この映画から何も学びはない。
感動も、恐怖も、共感も、まったく感じるところがない。
時間を忠実に、再現すると言っているが、そもそもこの事件を題材にしている時点で、映画としては難しいのかもしれない。
90年代の映画はこんなものなのだろうか?

良い評価に、ダマされないで!

ボクが観た時点で、2751人の評価4.6くらい。
これを観たらどんなに良い作品か、観てみたくなるだろう。
でも、ダマされた。
こんな評価をしている人は、映画の面白さ話知らない人たち?
それとも、身内のサクラか?
本当にあり得ないのである。

無駄な内容でつなぐ、つまらなさ

そもそも、この映画は、間延びしすぎである。
妊婦の婦警は、食べるシーンばかり。
途中で出てきた、「ヤナギダ」なる人物のシーンは必要だったのか?
計画した犯人のジェリーの、大根役者ぶり。
田舎女が、犯人の男を「とにかく変な顔」と言っているが、自分たちは?
何を取っても、つまらない作品。
だめだこりゃ!

最後のシーン、「私たちって幸せよね」に疑問

極めつけ、わけが分からないのが、最後のシーン。
婦警の夫婦が、ベッドでテレビを見ながら、「私たちって幸せよね!」というシーン。
ちっとも幸せに見えない。
どこが幸せなんだ?
そんな自虐的なメッセージに見えてしまうのは、ボクだけだろうか?

とにかく、この作品はおススメできない。
2時間を無駄にしないでほしいのだ。


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