映画「オデッセイ」を観て
3月31日、「オデッセイ」という映画を観た。
原題は「The Martian」。2015年のアメリカ映画で、リドリー・スコット監督の作品だ。
キャストは、マーク・ワトニー役のマット・デイモン、メリッサ・ルイス役ジェシカ・チャステイン、ミッチ・ヘンダーソン役のショーン・ビーン、テディ・サンダース役のジェフ・ダニエルズなどである。
あらすじは、
といった内容。
で、観終わっての感想。
生きるために、希望を捨てなかったワトニー
火星で一人残された主人公、ワトニー。
最初はケガもしており、自分で傷口を縫合するところから始まる。
残された食料品の計算。それが尽きたあと死が待っていることを知る。
植物学者である彼は、火星の土を使い、建物内でイモを育てる。知恵を使い水を作り出すことに成功。植物は芽を出すのだ。
そして、それだけにとどまらず、プルトニウムを埋めてある地点まで生き掘り起こす。
さまざまな工夫の中から、地球と交信できないかと模索し、ついに交信を果たすのである。
一人の人のために、技術を結集するチーム
ワトニーの生存を知った本部は、彼の救出作戦を考える。しかし、火星と地球の距離は遠く、救出前に食料が尽きてしまうことを悟る。食料を補給する作戦に切り替えるも、打ち上げは失敗。さらに悪いことに、火星で育てていたイモの建物が、爆発してしまうのである。
彼の生き残る道は、寸断され、絶望の淵へと追いやられる。
そこで、出てくるのが、新たな知恵である。火星から地球に向かっていた宇宙船をもう一度火星へと向かわせ、宇宙空間で救出する作戦である。
地球の技術者たちが力を合わせて、知恵と労力を出し続ける。
それには、危険が伴う。さらには地球帰還までの時間が延び、さらに数年の時間がかかるのである。
しかし、クルーたちは、全員が救出に賛成するのだ。
宇宙空間での、ヒヤヒヤ感
ワトニーの宇宙空間での救出シーンは、一番のヒヤヒヤのシーンだった。
数十メートル離れた場所でも、彼を掴まなければ永遠に宇宙空間に漂うことになる。一つでもズレれば絶望しかない。
これは映画だからこそかもしれないが、さまざまな偶然も重なり、最後は救出されるのである。船長と手をがっしりつなぐワトニーは、船長の音楽センスを皮肉る。実にアメリカ的なユーモアである。
とにかく、総合的におもしろい作品だった
最終的にハッピーエンドで終わる作品。
でも、総合的におもしろい作品であった。とにかく飽きがこない。
人々の愛を感じたり、生きる希望や、知識が命を助けてくれること。
この映画の中で、いろいろ教えてくれる。
そして、マットデイモン。
やっぱり名優が出る作品に、ハズレが無いことを証明してくれたと思う。
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