映画「リバー、流れないでよ」を観て
10月13日「リバー、流れないでよ」という映画を観た。2023年の日本映画で、山口 淳太監督の作品。
キャストは、ミコト役の藤谷 理子、タク役の鳥越 裕貴、キミ役の本上 まなみ、チノ役の早織、番頭役の永野宗典などである。
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あらすじは、
と、いった内容。
で、観終わっての感想。
2分の繰り返し
この映画は、2分間をタイムループするという話である。
そして、その2分間の記憶は、体験したすべての人たちの記憶にも残る。
なので、自分たちがどういう状況に置かれているかも徐々に理解してゆく。
タイムループしているのに、話がどんどん展開して行くのである。
この脚本の発想がおもしろい!
つまり、喧嘩をしたらそのわだかまりもどんどん増幅してゆく。
ループの中で死んでも、また生き返る。
それぞれの人物が、初期位置から再び2分間をループするのである。
それぞれの人間模様が、繰り返す中でわかってくる。
このような発想の脚本自体がおもしろい。
つまり映画もおもしろくなるのは必然のことだろう。
登場人物にだんだん愛着がわいてくる
そして不思議なのは、だんだんと登場人物に愛着がわいてくる。
それぞれの個性が何とも人間的であり、可愛らしいキャラクターなのだ。
どの人物も憎めない。そしてユーモラス。
そして、どことなく楽天的である。
その人物設定も、ほのぼのとする。
貴船神社近くで、よくロケができたなぁ
それにしても、貴船神社に行ったことがあるが、かなりの観光スポットでもある。そんなスポット近くで、良くロケができたと感心するのだ。
タイムループする中で、雪のシーンになったりと天候が冬。
ループするたびに、天候も変わってしまったりも、なんだかおもしろかった。旅館内の構造も図面が描けそうになるくらい配置がわかる。
終始笑いがあり、なかなか楽しい映画であった。