きょうの

A&R、ディレクター、マネジメントなど音楽の仕事に携わっています。 日々の発見…

きょうの

A&R、ディレクター、マネジメントなど音楽の仕事に携わっています。 日々の発見や気付きなど自由に書いています。 音楽、本、映画、アート、旅行、筋トレ、健康、エアリアルヨガ、ダンス、スノボ、サッカーなどが好きです。

最近の記事

人と創造するということ

私はアーティストではないので、自分ひとりだけで何かを創り上げるということはできない。 それでも、何かを創ることが好きだし、ゼロから何かを生み出したいという欲求があるから、モノづくりに携わる仕事をしている。 最近やっと、「人と一緒に創造する」ことの本当の楽しさを理解できたような気がする。 昔は、自分の考えや意見に固執していて、 「自分の思い通りにするためにはどうするか」ばかり考えていた。 自分の思い通りにならないことが怖かった。 自分の中にしか正解がないから、 その正

    • 時間は未来から過去にも流れていた

      ー私たちは未来を知ってしまった時、どのような行動を選択するのか。 ドラえもんにこんな話があった気がするなあ。 バックトゥザフューチャーもそうか。 意外と奥深い問いですよね、実は。 昔からSFとか宇宙にまつわるものが大好きで、 今思うと、学生の時にもっと物理学とか数学をちゃんと勉強しとけば良かったなと思うんですけど。 「メッセージ」(Arrival)というアメリカのSF映画があるのですが、これを見た時に時間の概念がぶっ壊れたんですよ。 映画の内容としては、 ある日突然、

      • お正月太りを最速で-1.5キロにした話

        子供の頃から、クリスマス〜年末年始にかけての時期が大好きなのですが、同じような気持ちの人いるでしょうか。 なんかいっぺんに楽しいことがくる感じがたまらない。 キリスト教の誕生日にチキン食べたと思ったら、急にお餅だの神社にお参りだの、日本人の節操のない感じが好きです。 そんなこんなで、年末年始は1年で1番自分に甘い。 好きなものを好きなだけ食べました。 12月30日からそれは始まり、1月3日まで続きました。 毎日心ゆくまでお腹いっぱい好きなものを食べて、お酒も毎日飲んでい

        • さみしい夜にはペンを持て

          2023年最後に読んだ本は、 「さみしい夜にはペンを持て」 これについて書かないと今年終われないと思って。 普段はKindle派の私も、本屋で素敵な絵の表紙を見て、 これはリアル本で買わなきゃ、と思いました。 著者は、私の大好きな本「嫌われる勇気」を書いた古賀史健さん。 今年最後にして最高の一冊でした。 「日記」「書くこと」を題材にした、 本当にたくさんの大事な気付きと学びを得ることができる本です。 古賀さんは、この本を13歳に向けて書いたんだそうです。 今の時

        人と創造するということ

          過去の自分は最高の友

          なにげなく、 自分が書いた過去のnoteの記事を読み返していたのですが、 過去の自分に勇気をもらっている今の自分がいます。 なんだ。 わかってるじゃないか、私。 ありがとうよ、過去の私。 たまにあるんですよね。 過去の自分に励まされる時が。 過去の自分って、未熟だし、思い出すと反省ばかりで。 うわあ、あの時あの人を傷つけちゃったよな、とか。 言動が子供だったな、とか。 もっと良い選択があったんじゃないか、とか。 でも、 その時の自分は、その時の自分なりに精一杯やって

          過去の自分は最高の友

          人生のシナリオを生まれる前に描いていたとしたら

          うまくいかないときや、 未来が不安になったとき、 よく自分を別次元から観察するようにしている。 自分はRPGの中のプレイヤー。 それを操作しているもう1人の自分。 「さあ、次はどう動かそうか。何処に進ませようか。」 まるで他人事のように自分の人生を客観視する。 "人生はゲームみたいなものだ" と言い聞かせる。 ゲームだから出来るだけイベントは多いほうが楽しい。 そうすると「お、なんでも出来るかも」というマインドに変わる。 そして、更に最近、より楽しい考え方を見つ

          人生のシナリオを生まれる前に描いていたとしたら

          朝活を始めて1年経った話

          朝起きるのが本当に苦手だった。 学生時代から何十年も夜型人間だった。 でも心のどこかでずっと朝型に憧れていた。 トライはしてみるものの、忙しくなればすぐに挫折していた。 仕事柄、始業時間が遅めなので、言い訳にしていた。 そんな私が、朝活を継続して、気づけば1年が経った。 これは「朝活は最高なのでみんなやりましょう」という話ではなく、 「習慣は人生を変える」ということを実感した話です。 別に結婚とか出産とかライフステージが変わった訳ではない。 自分を取り巻く環境は

          朝活を始めて1年経った話

          センスのいいおっちゃん。マティス展。

          はーい。恒例の(?)アート展に行ってきた感想noooote。 というか、アート展に行ったときしか更新しない私のnoteよ。どないなっとる。 アンリ・マティスの20年ぶりの大回顧展ということで、これは行っとかねばと思い、会期ぎりぎり、やっとこさ行ってきました。 実はマティスは、めちゃくちゃ好きな画家ではなかったんですが、今回の展覧会でかなり好きになりました。私あるある。 写真が一部しか撮れなかったので一部しか紹介できないのが残念ですが、なんかね、想像以上にセンスのいいお

          センスのいいおっちゃん。マティス展。

          絶望から始めよう

          人生はプラスマイナスの繰り返し。 上手くいっている時が続くこともなければ、 上手くいかない時が続くこともない。 これだけはみな平等。 大事なのはマイナスな状態の時に、いかに楽しめるか。 実際には楽しめないんですけどね、 ネガティブな感情に襲われている時って本当に最悪なので。 その嫌な気持ちから逃げ出したくなるし、その感情を遠ざけようとする。なかったことにしようとする。気を紛らわそうと頑張る。 でも、対処しようとすればするほど、 更に苦しみは増えるように思う。 抜け

          絶望から始めよう

          ピカソとその時代-自分の中に「絶対」を持つ人達

          国立西洋美術館で開催中の「ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」に行ってきました。 ピカソの日本初公開作品35点をはじめ、マティス、セザンヌ、クレー、ジャコメッティ、ブラックなど、ピカソと同時代に活躍したアーティストの作品が並びます。 ピカソは大好きです。でも今回ピカソには申し訳ないけど(なにが)、もっと大好きかもしれないパウル・クレーの作品がたくさん見れて楽しかった・・! とはいえ、ピカソのことも少々語らせていただきたい。 ピカソと言えば、青の時代、

          ピカソとその時代-自分の中に「絶対」を持つ人達

          LISTEN -「聞くこと」が人生を面白くさせる

          この分厚さと表紙に惹かれて購入しました「LISTEN」。 普段は電子派だけど、紙は「読んでるぜ感」が実感できてやっぱり好き。 とにかく「聞く/聴く」に焦点をあてまくった500ページ。 難しい内容ではないので、ページ数は多いけどすらすら読めてオススメです。 人の話を「聞くこと」は難しい。 実際「話すこと」よりも難しい。 それは根本的に、人は「自分の話を聞いて欲しい」という欲を持っているからだそうです。 人が話している時に、「次に自分は何を話そう」と考えてはいませんか。

          LISTEN -「聞くこと」が人生を面白くさせる

          他者と生きる努力をしたい 「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」を見て

          お盆休みのお供はNetflix「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」でした。 梨泰院クラス以来の韓ドラ完走。 自閉スペクトラム症でありながらIQ164の天才的な頭脳を持つ新人弁護士ウ・ヨンウが、様々な事件を扱いながら成長していくリーガルドラマ。 個人的な視聴ポイントとしては、社会的問題を取り扱い、今韓国が何を重要視して何を課題にしているのかが伝わってくる点が面白かった。 事件の内容は、ジェンダー、子供の権利、学歴社会、男女差別、障害者への偏見など。 劇中に出てくる弁護士、検事、判

          他者と生きる努力をしたい 「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」を見て

          夏の夜明けの不意打ちの花

          国立西洋美術館で開催中の「自然と人のダイアローグ」展に行ってきました。 ドイツのフォクルヴァング美術館とのコラボ企画だそうで、ドイツ・ロマン主義、印象派、ポスト印象派時代の素晴らしい名画の数々が展示されています。 めちゃくちゃ楽しめました。 夏休みで子供も多かったけど、家族で楽しめそうな日本人好みな展示会でした。オススメです。 写真撮影OKの絵画が半数以上あり、その中で特に印象に残った絵画を数点だけ紹介します。 (例により素人の個人的かつ超ゆるい感想なので) クロード

          夏の夜明けの不意打ちの花

          “ついでに仕事する”というライフハック

          世間一般で良しとされている「オンとオフを切り替える」に関して、私にとってはどうも難しい。 それは私の仕事の特徴にある。 仕事とプライベートの境目が割と曖昧な仕事なのだ。 仕事なのに時間を忘れて没頭することもあるし、仕事50遊び50ぐらいの仕事もあるし、遊んでる時に仕事に繋がるインスピレーションを受けて急に仕事脳になることもある。 公私をはっきり分けられない。 現に今仕事中にnoteを書いている。 でもこのnoteが仕事と関係ないかというと、絶対に仕事に良い影響を与えるこ

          “ついでに仕事する”というライフハック

          今だから思う "勉強とは?"

          「学校の勉強」に関してしばしば話題になること。 数学は社会に出たら役に立たない、 古文漢文なんて使わないから必要ない、など。 この教科は将来使うことが無いのだから、代わりにPCスキルや資産運用など今の時代に役に立つものを取り入れたほうが良いのではないか、 というこの手の議論。 もちろん時代に合わせてのリニューアルは必要だと思うけど、 「将来使う使わない」 という視点で学校の勉強を論じること自体は、 何も生み出さないと思っている。 だってそんなこと言ってしまったら、 体育

          今だから思う "勉強とは?"

          世の中はグレーで出来ているのに

          1年前ぐらいからの私のテーマは 「曖昧・グレー・中間」な気がしている。 世の中で起きていることは基本グレーだ。 真っ黒か真っ白かなどはありえない。 常にグラデーションで揺れている。 例えば自分の持っている正義感や信念なども、 他者からしたらとてもグレーだ。 私の仕事。それまで、どちらかというとイエスかノーかはっきりさせたかったし、曖昧さを受容できなかった。 判断したり決めることがディレクターの仕事であり、 判断が早ければ早いほど良いと思っていた。 今は少し違う。 判断

          世の中はグレーで出来ているのに