ブルーブラックカンパニー

コンセプトは「社会デザイン×知の再編集」。社会デザインの実践的研究・基盤整備・政策提言…

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コンセプトは「社会デザイン×知の再編集」。社会デザインの実践的研究・基盤整備・政策提言の経験と、編集者としての視点・発想・スキルをもとに、地域振興・まちづくり・出版分野で事業展開。企画/調査・研究/講演/執筆/研修・セミナー/WEBマガジン/ソーシャルデザインライブラリー®など。

最近の記事

骨格標本や剥製を作る博物館ボランティア団体 野生動物を弔いながら情報を後世につなぐ役割 西澤真樹子さん〈前編〉

 6/8放送は「なにわホネホネ団」 団長、西澤真樹子さんの前編でした。  同団体は約20年前に結成され、主に哺乳類の死体から毛皮や骨格標本を作ったり、鳥類の皮を剥いで剥製を作ったりして、活動のホームグランドである大阪市立自然史博物館などに収めています。現在の団員は小学生から高齢者まで、その数約470名。おそらく世界最大の標本ボランティアサークルとなった同団体の活動内容と、そのリーダーである西澤さんが博物館学と出会ったきっかけなどをうかがいました。 「学校の理科室」に一目惚れ

    • 地域住民とデジタル村民が現地とオンラインで交流 コミュニティ自治権を持つ「ネオ山古志村」を構想 竹内春華さん〈後編〉

       6/1放送は、新潟県旧・山古志村(現・長岡市)でNFTアート(ブロックチェーン技術を使って「一点もの」であることが保証されたデジタルアート)の技術を使い、「デジタル村民」という新しい概念による地域おこしに取り組む竹内春華さん(山古志住民会議 代表)の後編でした。 「デジタル村民」は今やリアル住民の倍以上に  私が3年前から代表を務める「山古志住民会議」は、20年前の中越地震をきっかけに発足した住民団体です。地震のちょうど半年後に平成の大合併が行われ「山古志村」は長岡市に

      • 特産の錦鯉を描いたNFTアートを「デジタル住民票」に 過疎化が進む中山間地域での関係人口づくりに取り組む 竹内春華さん〈前編〉

         5/25放送は、新潟県旧・山古志村(現・長岡市)でNFTアート(ブロックチェーン技術を使って「一点もの」であることが保証されたデジタルアート)の技術を使い、「デジタル村民」という新しい概念による地域おこしに取り組む竹内春華さん(山古志住民会議代表)の前編でした。 「よそ者」として中越地震後の復興支援へ関わる  新潟県の中央部に「山古志(やまこし)」という地域があります。2005年の市町村合併で現在は長岡市に編入合併していますが、もとは40平方キロほどしかない中山間地域

        • 前向きな気持ちを後押しするメイクセラピー 医療・介護現場で「美整容」の普及を目指す 大平智祉緒さん〈後編〉

           5/18放送は、入院患者や高齢者にメイクをすることで、外見だけでなく心も元気になってもらおうと活動しているメイクセラピスト、大平智祉緒(ちしお)さん(株式会社RingsCare 代表)の後編でした。 父の看取りへの後悔が「ケア」の原点に  私が看護師となり、のちに高齢者や療養中の方に向けて「美整容」を行うようになったきっかけは、父の看取りでした。当時私は中学3年生だったのですが、大好きだった父ががんを患い、入院中の病院へ毎日お見舞いに行っていました。ところが、ベッドの上

        骨格標本や剥製を作る博物館ボランティア団体 野生動物を弔いながら情報を後世につなぐ役割 西澤真樹子さん〈前編〉

          医療・介護の有資格者によるメイクセラピーで、心も元気にする「全人間的ケア」を提供 大平智祉緒さん〈前編〉

           5/11放送は、入院患者や高齢者にメイクをすることで、外見だけでなく心も元気になってもらおうと活動しているメイクセラピスト、大平智祉緒(ちしお)さん(株式会社RingsCare 代表)の前編でした。 その人らしく容姿を美しく整えれば心も元気に  私が代表を務める株式会社Rings Careは、首都圏を中心とした老人ホームや個人宅を訪問し、介護状態が高い方や終末期の方にむけて、お肌のお手入れやメイクなどの「外見」の身だしなみと「心」を整えるサービスを行っています。  病

          医療・介護の有資格者によるメイクセラピーで、心も元気にする「全人間的ケア」を提供 大平智祉緒さん〈前編〉

          ふるさと兵庫でも歩行者通路を再生 色の力で人や地球を守りたい 植田志保さん〈後編〉

          「おしゃべりラボ~しあわせSocial Design~」2024年5月4日の放送は、およそ100年前に作られた東京・池袋の地下通路「ウイロード」をアートのチカラで華やかに再生させた美術作家、植田志保さんの後編でした。 池袋に続き、ふるさとの道もアートのチカラで再生へ  池袋の地下通路「ウイロード」の再生事業は2019年に終了しました。あれから5年ほどが経ちますが、改修前に比べて人通りも増え、明るく活気のある通路になっています。とりわけウイロードが素晴らしいのは、完成後にま

          ふるさと兵庫でも歩行者通路を再生 色の力で人や地球を守りたい 植田志保さん〈後編〉

          老朽化していた地下通路をアートの力で華やかに再生 植田志保さん〈前編〉

           「おしゃべりラボ~しあわせSocial Design~」2024年4月27日の放送は、およそ100年前に作られ老朽化していた池袋駅北側の東西地下通路「ウイロード」を、アートのチカラで華やかに再生させた美術作家、植田志保さんの前編でした。 色と対話をしながら描き表わす表現活動「色のすること」  私は4歳くらいの頃にピアノを習っていたのですが、奏でる一つ一つの音に色がついていると強く感じていました。まだうまく言語化できない年頃でしたが、「音には表情があって、色合いや質感をも

          老朽化していた地下通路をアートの力で華やかに再生 植田志保さん〈前編〉

          就労困難者特化型のDXプラットフォームで、労働市場の構造そのものをゲームチェンジ 小野貴也さん〈後編〉

          「おしゃべりラボ~しあわせSocial Design~」2024年4月20日の放送は、障がいや難病のある方が仕事を通じて大活躍できる社会を目指し、新たな社会インフラとして国内最大級の障がい者特化型のDXプラットフォームを運営するVALT JAPAN株式会社代表取締役CEO、小野貴也(たかなり)さんの後編でした。 社会課題をベンチャーの力で解決に導く  私たちが運営する障がい者特化型のDXプラットフォーム「NEXT HERO」は、障がいや難病がある一方で「仕事をしたい」とい

          就労困難者特化型のDXプラットフォームで、労働市場の構造そのものをゲームチェンジ 小野貴也さん〈後編〉

          就労困難者特化型の受発注プラットフォームを開設し「仕事で大活躍できる社会」へ 小野貴也さん〈前編〉

           「おしゃべりラボ~しあわせSocial Design~」2024年4月13日の放送は、障がいや難病のある方が仕事を通じて大活躍できる社会を目指し、新たな社会インフラとして国内最大級の障がい者特化型のDXプラットフォームを運営するVALT JAPAN株式会社代表取締役CEO、小野貴也(たかなり)さんの前編でした。 「働く場」より「居場所」的な側面が強い就労継続支援事業所  働く意思があるものの働くことができていない障がい者や難病のある人々は国内に1500万人いると言われて

          就労困難者特化型の受発注プラットフォームを開設し「仕事で大活躍できる社会」へ 小野貴也さん〈前編〉

          ワインツーリズムの活性化に向け魅力の発信役に 竹内三幸さん〈後編〉

           「おしゃべりラボ~しあわせSocial Design~」2024年4月6日の放送は、「ワイン/ワイナリーでつながる社会デザイン」をテーマに研究を行い、国内外でワイン文化普及のため幅広く活動する、ソーシャル・ワイナリー研究会代表・ソムリエール、竹内三幸(みゆき)さんの後編でした。この日は竹内さんお勧めの日本ワインもお持ちいただき、試飲させていただきました。 ワインの魅力に開眼した客室乗務員時代  ワイナリーやワインは飲んで楽しむだけでなく、人と人をつなげるツールの一つでも

          ワインツーリズムの活性化に向け魅力の発信役に 竹内三幸さん〈後編〉

          ワイン/ワイナリーは人と人をつなげるツール 竹内三幸さん〈前編〉

           「おしゃべりラボ~しあわせSocial Design~」2024年3月30日の放送は、「ワイン/ワイナリーでつながる社会デザイン」をテーマに研究を行い、国内外でワイン文化普及のための幅広い活動を行う、ソーシャル・ワイナリー研究会代表・ソムリエール、竹内三幸(みゆき)さんの前編でした。 文化やSDGsとワインとの関わりを教える  ワインやワイナリーは楽しみを得るための一つの要素ですが、一方では文化であり、人と人をつなげるツールにもなります。  ワイナリーが核になり、教育や

          ワイン/ワイナリーは人と人をつなげるツール 竹内三幸さん〈前編〉

          はじめまして! ブルーブラックカンパニーです

          株式会社ブルーブラックカンパニーは、ソーシャルデザイナー・中村陽一と編集者・渡辺由美子が2022年5月に共同設立した会社です。 中村が手がけてきた社会デザインの実践的研究・基盤整備・政策提言の経験と、渡辺の編集者としての視点・発想・スキルをリソースとして、「社会デザイン×知の再編集」をコンセプトに、地域振興・まちづくり及び出版分野で事業を展開しています。 企画・調査・研究・講演・執筆のほか、研修・セミナーやウェブマガジンなど多様なコンテンツを提供しているほか、2023年5月に

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