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ホットなコンサルタント、クールなコンサルタント③

こんにちは!
熱海隆史(あつみ たかふみ)です。

前回の記事

の続きです。

<じいちゃんを思い出し、本来の自分に帰ってきた>

「熱海さんは「愛」の人だよ」

と、志教育をされている講師のSさんに言われるまで、
じいちゃんのエピソードを長いあいだ忘れていたことを思い出しました。

人への思いやりにあふれて、困っている誰かがいれば
損得勘定なく助けていたじいちゃん。

誰かの家が壊れたと聞けば修理道具をもってすっとんでいき、
修繕を終えて、その家の人がじいちゃんに礼を言おうと
お茶をいれようとしたスキに礼を言われるのが恥ずかしくて
サッサと帰ってしまうじいちゃん。

雪がつもった日の朝は誰も起きていないような早朝に
あっというまにザクザク雪かきをすませて誰かに見つかる前に
自宅に帰ってしまうじいちゃん。

知人の傾いた事業を助けるために安泰だった大企業の職を手放してまで
会社の立て直しに奔走したじいちゃん。

そんなじいちゃんにたくさんかわいがられて「じいちゃん子」だった僕自身も、
子どもの時から「愛」で生きていたのに、そのことをすっかり忘れていたこと。

コンサルタント業を成功させるために当時の自分の経験不足をおぎなうために
無理やり「智」にシフトして10年間ものあいだ論理思考を極めた結果、
自分の本質を忘れてしまっていたこと。

ああ、そうか。
僕は本来の自分の気質をつぶして、ずっと不利なところで戦ってきたんだ、と
やっと気づいたのでした。

<「愛」を封印して「智」を鍛えた10年間>

僕はなんでも「こう」と決めたら徹底的にやりこむところがあります。

それで「左脳モード」や「ビジネス脳」でなければ成功しないと思い込み、
人と深く関わろうとしてきませんでした。

「智」の部分をストイックに磨いたことでクライアントさんに
一定の成果を出すことはできましたが

本来の自分の根っこである「愛」を生きていないから
違和感が消えなかったのか・・・

愛を発揮させないでいた期間は、
感情を動かさないように仕事をしていました。

ずっと、仮面をかぶってきたんです。

コンサルタント業を始めた当初の僕自身の経験の少なさを隠すための仮面でした。

10年も仮面をかぶっていることすら気づかないまま
クールで論理的、合理的な人間だとすっかり信じきっていたとき

「君は「智」の人だと自分で思っているようだけど違うよ。
「愛」の人だよ」

と、多くの人々の「志教育」に携わってきた
講師のSさんに言われた言葉が刺さったのでした。

Sさんは、続けてこう言いました。

「熱海さんが初めてセミナーに参加した時に「愛」の人だよとすぐに伝えなかったのは、きっと混乱して壊れると思ったから」

会って3度目の僕に”受け取れる準備が整った”と判断し
教えてくれたのも、Sさんの配慮でした。

Sさんのおかげで、自分自身への誤解が解け、
ビジネスの芯がブレなくなったように思います。

過去の僕が「寄り添えるコンサルタント」に必要な
「愛」の気質を10年封印したことで

「結果を出すコンサルタント」に必要な「愛」の要素を
徹底的に鍛えることができたのだとわかります。

コンサルタントに求められる要素は打ち出す方向性やクライアント像などにより異なります。

僕の思う理想のコンサルタントが備える要素は
「愛」と「智」をもって感情のソフト面と戦略のハード面のそれぞれを
補いあえるバランス感覚です。

愛をもってクライアントに寄り添い、愛だけでは救えないビジネスのシビアな側面を智をもって強固に粘りづよく立て直すように心がけています。

「愛」をベースにして関わりながら、「智」を存分に発揮するイメージです。

それらがあわさって「愛」と「愛」の複合型ともいえる
今の僕のコンサルティングのスタイルが育っていきました。


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