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ホットなコンサルタント、クールなコンサルタント②

こんにちは!
熱海隆史(あつみ たかふみ)です。
前回の記事

の続きです。

僕が独立する前に大変お世話になった「情感」タイプの師匠Mさんと、
対照的な「論理」タイプな僕。

その絶妙なバランスで、ビジネスは順調にいっていました。

しかしいよいよ僕が独立することになり、今までうまくいっていたパターンである
「感情を出さない」スタイルでクライアントさんと関わっていると、かすかな違和感が残るのです。

戦略の再構築を厳しい目線でにおこない、収益化する方法をロジカルな視点で提案することでクライアントさんに、一定の成果を出してもらうことはできていました。

クライアントさんにも喜んでいただけるし、
僕としても売上は上がって本来なら嬉しいこと。

そしてわずかに残る、なにかの違和感。

「いったい何が起こっているんだろう??」

今までの「感情を出さないことでうまくいく」パターンに
何の疑問ももっていなかったので、僕は困惑していました。

<ほんとうはクールではなかった、僕の根っこ>

当時の僕のコンサルティングを振り返ると、クライアントさんとの関わり方で
今とは大きく異なるところがあります。

それは

「クライアントさんに僕のプライベート面を見せない」

「クライアントさんに感情を見せない。感情面でつながろうとしない」

という点です。

コンサルタント業を始めた頃のアドバイス
「感情を出さないほうがコンサルはうまくいく」
を、忠実に守っていたからでした。

それが今の「徹底的に人を助けようとして相手に深く関わる」
やりかたに変わったきっかけは、ある勉強会に参加したことでした。

<「智」ではなく「愛」の人だと言われて大混乱>

2017年、Sさんという”志”の教育を行う方が主催する
「天命を知る」勉強会に参加しました。

そこでは、天命を知るためのひとつの手がかりとして、
マトリックスを使い4つのタイプを知るワークを行いました。

「智」好奇心があり探究心旺盛な人。論理優位

「愛」感情や思いやりを大切にする人。感情優位

「勇」行動的なチャレンジの人。行動優位

「親」平和や調和を心がけ利他的な人。調和優位

4つのカテゴリのどのタイプに、参加者それぞれが該当するのかを見ていきます。

強い論理思考や、情をはさまない仕事内容から僕は「智」のグループだな、と
自分自身のタイプを見立てました。
その日の勉強会はそのまま何事もなく終えました。

勉強会をきっかけに、Sさんとお会いするようになって
数回くらい経った頃のことです。

「そういえば・・・」講師のSさんに、ふいに言われたのです。

「君は「智」の人だと自分で思っているようだけど違うよ。
「愛」の人だよ」

と。

「愛」は、4つのマトリクスでは
「智」と対角線上に置かれたいわば「真逆」の価値観です。

僕はびっくりしました。

だって「愛」カテゴリに属する人の特徴について
書かれた説明文を読んでもまったくピンときていなかったからです。

「愛」のカテゴリに属するタイプの特徴として

・好きな人のために動く
・感情の世界で動いている
・損得勘定ぬきで助ける

などがありました。

でも、それらのチェック項目を見てもピンとこないのです。

腑に落ちない気持ちでいるうちに師匠のMさんが昔、僕に向かって言った
ある一言が聞こえた気がしました。

「お前の強みは、優しさだ」

と。

師匠のその言葉をなぜかきゅうに思い出して、僕が必死に保っていた世界が
グラグラと揺れ始めたような気がしました。

家族よりも長い時間を過ごした、僕を最も知っている人にそう言われたときも、
僕はピンとこなくて受け入れずに流したような気がします。

なのに目の前にいるSさんもあのときの師匠と同じようなことを言うのです。

本来の僕は「情感で動き」「損得勘定ぬきで助ける優しさ」がある、と。

グラグラ揺れだした世界の揺れはおさまりそうになくて、
しだいに僕は怖くなってきました。

今まで積み上げてきたものが、崩れ去っていくような恐怖感。

「左脳モード」でひたすらロジカルに情をまじえずにやってきた、
これまでの僕が積み上げてきたものはなんだったんだろう??

怖くて心もとない気持ちになりながらただ混乱しているうちにふと、
堰を切ったようにいろいろなことを思い出しました。

じいちゃんです。


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