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2024年、BIOTOPEより新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。2024年BIOTOPEは創業9年目を迎えます。昨年は本格的なアフターコロナの一年で、会社としても自分たちの強みでもあるリアルワークショップから、クライアントの皆さんと一緒に未来を考える機会が増えてきた一年でした。

私たちBIOTOPEは、ミッションとして「意思ある道をつくり、希望の物語を巡らせる」を掲げています。

2023年は、世界が大きな変化の時を迎える中、私たちは多くの希望の物語を紡ぐプロジェクトに携わる機会をいただきました。大企業、スタートアップ、弁護士事務所、自治体、官公庁など仕事の幅が広がった一年でもありました。これらのプロジェクトは、未来に向けた強い意志を持つ経営者やイノベーターマインド溢れるの皆様との共創によるものであり、心から感謝しています。

メンバーごとに、2023年を振り返ります。

2023年は4年かけて執筆した理念経営2.0を出版し、多くの経営者とともに理念を考え対話をした1年になりました。同時に、新たな希望の物語として、カルチャープレナーという考え方を提唱し、Forbes JAPANのカルチャープレナー30の特集の特別監修や、京都市とのコラボレーション、一般社団法人カルチャープレナーコレクティブズの立ち上げなど、未来の希望の物語に向けた仕込みの時期でもありました。

#水素事業のビジョン作り #セルフビルドサービスのビジネスデザイン #理念経営2.0 #理念経営の実践者たち連載 #カルチャープレナー30 #カルチャープレナーコレクティブズ


今年は例年に増して組織、「働く」ということに真摯に向き合う経営者や事業責任者の皆様に伴走する時間が多かったように思います。今後ビジネス環境が大きく変化する中、経営の視点で人の感情に寄り添い結果を伴う人間味ある経済活動を実践していくために、広義のデザインができることはまだまだ多くあると感じる一年でした。

#Value作り #働く意義 #組織文化 #ナラティブ制作 #人中心の価値創造 #コーチング #システムトランジション #システム思考


2023年はDAOやトークン経済圏などの分散型台帳技術とビジョンを横断することでどんな社会・ライフスタイルが起こるのか?構想した1年となりました。ポッドキャスト番組「TokenTalk」ではトークン経済圏によって既存社会の歪みをどう変革するかを考察し、シンガポールはじめ世界のブロックチェーン有識者との対話では日本のIPや文化資本、無形価値をどのように価値を持たせて世界に流通させるかについて議論してきました。BIOTOPEのビジョンとビジネスのデザイン領域が新たなテーマ領域を開拓し、社会・経済システムの変化を提示する価値を発揮できる1年になりました。新たな経済都市のデザインや特化型クリエイターエコノミーの構想、文化/自然資本を活用したコンシューマー向けサービスの立ち上げなど、新たな仕組みの設計と実装の伴走者としての役割を持つ年となりました。

#ブロックチェーン技術を活用したクリエイターの権利保護/ビジネス機会創出 #新たな都市コミュニティ経済圏の設計 #トークン経済圏設計 #地方企業のビジョン経営支援 #ビジョンスプリント 


2023年は多種多様なプロジェクトに取り組ませていただきました。振り返ってみると全てに共通していたのは「システム全体をどうリデザインするか」という点だったように感じます。炭素排出型社会からカーボンニュートラル社会へ、価値や生産性を最大化する都市から自律性や持続可能性のある都市へ、などなど。広義のデザインが貢献しうる領域として「システムレベルのデザイン」の可能性を感じた一年でした。

#水素事業のビジョン作り #公務組織の経営理念作り #都市開発事業のビジョン・ミッション作り #都市課題解決のための共創空間の事業構想 #カーボンニュートラリティデザイン #シビックデザイン #デザインスプリント #システミックデザイン

2023年は社史編纂やカルチャーデックなど、MVVや組織のらしさや強みを社内外にどのように伝えるか、届けていくかといったプロジェクトが多くありました。同時に、組織や事業の人格を定義し適切な表現方法で丁寧にナラティブを編んでいくプロセスは、自分自身の「編集」という分野を広げ、深めていく大切な機会にもなりました。BIOTOPEでの活動から派生して、佐宗さん・LURRA°共同代表の宮下くんと共に立ち上げた「Culturepreneur Collectives」をはじめ、2024年は、23年に撒いた種に水や光を注ぎ、芽吹いたものをじっくり育てていく年になる予感がしています。

#編集 #法律事務所の社史編纂 #経営理念のストーリー化 #Value言語化 #オウンドメディア立ち上げ #カルチャープレナーコレクティブズ


2023年は、社会において「縁の下の力持ち」的役割を担っている皆様とご一緒させていただく機会が多かったように思います。真摯に誠実に社会貢献されてきた方々の想いを引き出すビジョンづくりを、デザインアプローチを用いて伴走しました。また、コミュニケーションツールとして、ビジュアルレポートの制作やビジョンムービーのディレクション等にも携わり、「いかにして社会への提供価値をわかりやすく伝えられるか?」「制作物を使い続けてもらうモノにできるか?」にチャレンジしてきました。AIが大きく飛躍した2023年でしたが、対人だからこそ出来る共感や収拾プロセス、有機的な変化を実感できた一年でした。

#Mission・Vision・Valueの可視化  #事業の世界観の可視化 #Philosophyの抽出 #事業と未来と想いをつなぐ  #ビジョンイラスト #コミュニケーションデザイン

2023年も多くの理念策定・ビジョン策定プロジェクトに関わり、主にビジョンマップの制作をして参りました。個々の事業アイデアをただ並べて描くだけでなく、全体としてどのような希望の物語があるのか、お客さんのビジョンの中心となるものをどう絵で表現するのか、今一度改めて意識し取り組んだ年となりました。また、弊社代表が出版した書籍「理念経営2.0」の1枚絵や、その他一冊の書籍の挿絵を担当するなど、久しぶりに外に出ていく制作物にも関わることができた年でした。

#理念経営2.0 #ビジョンマップ #理念策定 #ゴルフ場の理念デザイン #産官学が交わるイノベーションの場の体験価値構想 


思想、技術、経済。2023年はBIOTOPEに本格的に参画し、これらを同時に扱ってビジネスを生み出せるようになった一年でした。プライバシー、都市環境工学、組織開発の研究と実践から積み上げてきた仮説がはまってきた感覚があります。思想も技術も概念のままにとどめず、人々の将来の暮らしをありありと描き、ビジネスデザインを楽しむ場として WEB3ポッドキャストToken Talk も立ち上げました。来年も引き続き発信していきます。

#サステナビリティファイナンス #インパクト加重会計 #非財務価値 #DeSci #DID #プライバシー #研究とビジネス #TokenTalk


2023年は多様なプロジェクトにおいてクライアントのみなさまの新たな気づきや変化をもたらすプロセスに立ち会いながら、それぞれに合ったアウトプットへと結晶化させるお手伝いをさせていただきました。広義/狭義のデザインの差は何をアウトプットとするかにあって、本質的には同じことだと考えていますが、デザインの力を広く作用させていくことを改めて意識した一年となりました。

#法律事務所の社史編纂 #都市開発事業のMission・Vision作り #Value作り #新規サービス開発支援  #グラフィックデザイン #システムビジュアリゼーション #データビジュアリゼーション

町田康祐|Business Designer / Photographer

2023年は、都市開発のビジョン・ミッションづくりを始めとして、生活と密接に関係し、これからのヒトにとって心地良いシーンとは何かを探し続ける、よりソフトな側面を扱うプロジェクトが多かったように感じます。ロジカルに物事を問う、ビジネスデザイナーとしての役割に加え、一人のフォトグラファーとして、世界に生まれつつあるけれど、まだ名がついていないシーンを写真で表現するプロセスは、新しい写真表現の役割を考えることにつながり、ビジネスと写真表現という、二つに分断されていた自分の仕事を結び付けるきっかけとなりました。

#都市開発事業のMission・Visionづくり #まちづくり #ソフトシティ #デザインリサーチ #新しい写真表現の役割 #シビックプライド #ビジネスデザイン #水素事業のビジョン作り #エネルギーの民主化 


また、2023年の大きな転機として、3年お世話になった池尻大橋のオフィスから、Tokyo Midtown日比谷のワークスタイリングに引っ越しました。より、一人ひとりが未来創造のプロフェッショナルとして、自律分散的な働き方を推進し、一人ひとりが自分のビジョンを元にパートナーを巻き込みながら共創していくプラットフォームのような場になれたらと思っております。
私たちは、常に自分たちのやりたいを動力に、自分たちらしさを大事にしながら挑戦し続けたいと思っています。2024年も、この精神を忘れずに、さらなるビジョンの物語を紡ぎ、実現していきます。

組織としても土台ができてきた中、私たちは、常に一緒に希望を物語を紡ぐ仲間を探しています。もし、このチームに加わりたい、という方がいらっしゃったらご連絡いただけたらと思います。

最後に、年明け早々に大地震や事故など悲しい出来事が立て続けに起きてしまった2024年、被害にあった方々に安心・安全な日々が1日でも早く訪れますことを、そして多くの方々にとって実り多い1年となりますよう心から願っています。

新しい年の始まりに際し、私たちBIOTOPEは、皆様と共に新たな道を切り開き、希望に満ちた未来を築いていく決意を新たにしています。

心からの感謝を込めて。
BIOTOPE 一同


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