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(I12) シリコンバレーでは「大金持ち」になる人の共通する特徴は、仕事のスピードが速いこと-2 (2020.2.18) by 酒井潤 より抜粋加筆しました。

⑸ スピードの違いが日米企業の差になるケースは多い

日本では自社のコア製品を外注するメーカーが多く、
仕様変更を応じるケースはほとんどないでしょう。


しかし、シリコンバレーの上場企業で、
自社のコア製品を外注している例など、私は聞いたことがありません。

ほぼすべて自社開発です。
仕様変更にも即座に対応でき、サービス&機能向上に繋がっています。


⑹ お金が集まる企業・個人の条件とは

シリコンバレーには、
常に、膨大なお金が一気に集まります。

ファイルをアップロードするだけのサービスしか提供していない会社でも、莫大な投資資金がつぎ込まれます。

世界中の人が株を買うことで、
“どこにでもあるファイルサーバーの会社“でも、どんどん規模が大きくなるわけです。


日本ではシリコンバレーに対して、
「失敗に寛容な土地」というイメージがあるかもしれません。

これだけの資金が一気に集まるところを見ても、
多少のリスクは度外視しても投資を優先しているようです。


しかし、ベンチャー・キャピタルは以下にみなしています。
「リスクが取れる人=お金を増やしてくれる人」

多少の失敗をしても、
スピード感をもって開発できる人のほうが、最終的な成功確率(リターン)は上がると考えているようです。


逆に、リスクをほとんどとらない会社で働いている以上、
もらえる給料は高望みできないともいえます。


⑺ 経営者がイケてる企業で働け

シリコンバレーのいいところ、輝かしい側面を求めて、
調査にやってくる日本企業はとても多いのですが、ピント外れな行動を取りがちです。

日本人は、技術ばかりに注目してしまうのです。


シリコンバレーでは、何かが流行れば、
似たようなサービスを手掛けるベンチャーがたくさん生まれます。

日本企業から派遣された調査員は、
こうした数多のベンチャーの技術や製品の特徴について、この機能が「ある」「ない」といった表にまとめ、「◯×△」などと評価していく作業をします。

その表を日本に持ち帰り、以下のような開発を始めます。
「そのベンチャーがやってない機能を加えよう」


しかし、企業の成功は、技術や機能の有無では決まりません。

以下のような技術以外の要素で、決まる場合が多いのです。
①創業者がGoogle出身である
②過去に起業して実績を残している


製品の性能や精度よりも、
経営者のほうが評価されているといってもよいでしょう。

投資家のジョージ・ソロス氏が以下に言います。
「良い企業の株価が上がるのではない。
株価が上がった企業が良い企業になる」


株を買ってもらうことでお金を集めることができるから、
結果的に規模が大きくなって、良い企業になるというわけです。


日本は以下なのでしょうか。
「木を見て森を見ず」

私は上海在住11年目。 2020年2月、在中国日系企業を対象とする、 「⺟国語で現場情報を引き出す、社内コミュニケーションツール」 を無料リリースしました。 コラボしたい方、ぜひお待ちしております。 bigluck777r7@yahoo.co.jp