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コンサルの仕事とは何か?言葉の定義と価値を出す仕事内容について考察

コンサルの仕事とは何でしょう?一言でいうと何でもありですが、それでは記事にならないので具体的なことを考えてみます。

コンサルは名乗れば誰でもなれる職業です。今はあらゆる業界にコンサルという肩書の人たちがいます。フリーランスにもコンサルを名乗る人が沢山います。かくいう私もコンサルファームという会社に勤めているコンサルタントという肩書の会社員です。なんだか怪しい感じがしますよね。

誰でもなれる仕事であれば、どんな価値を出すかが重要になります。そこで今回は価値を出せるコンサルの仕事について考えてみたいと思います。

単語してのコンサルタントの意味

コンサルティングとは相談という意味です。よってコンサルタントとは相談できる人ということになります。つまりコンサルタントは課題について相談する相手であり、相談しながら課題を解決していく仕事がコンサルティングと言えそうです。

ちなみにシャーロック・ホームズは英語だとPrivate Consulting Detectiveと名乗っています。日本語訳だと諮問探偵や顧問探偵となっていますが、英語では私立コンサルティング探偵なのですね。

シャーロック・ホームズの仕事は他の探偵や警察が匙を投げた難事件を解決することです。本人曰く人類最後の砦であり、誰にも解決できない難題が最後の頼みの綱としてシャーロック・ホームズのところにやってきます。誰でも解決できるわけではない難題を、クライアントの相談に乗りながら進める仕事と考えれば、コンサルタントはカッコイイ職業かもしれませんね。

課題に対して解決までの道のりを描くこと

ちょっと寄り道してしまいました。

私は長年に渡りITを通してクライアント企業の課題を解決する仕事をしています。それに加えて現在所属しているコンサルファームで行われている仕事を見ると、クライアントの課題に対して解決策を描き実行することがコンサルの仕事と言えそうです。

課題があるけど、どうやって解決すればよいか解らないということは常にあります。自社にリソースと必要なノウハウがあれば自力で解決できるでしょう。しかしリソースとかノウハウの問題で、特にノウハウがないなどの理由でコンサルを使いたいかもしれません。

クライアントの課題に対して、解決方法の考案からスケジュール作成、作業の洗い出し、各作業に必要な資源と担当者の調査・検討を実施するのは勿論、投資対効果も考慮します。効果が少ない投資なら止めることも重要です。

こうして課題を解決するプランを立てた上で、クライアントと共に実践していきます。実践していく上では全体目線を持つ必要があり、マネジメントスキルも必要です。

これも数あるコンサルの仕事の1つなのではないかと思います。そもそも何をするかというところから始まる仕事もあるでしょう。

知識を提供しクライアントが自力で解決できるようにすること

コンサルタント(特に士業)は先生と呼ばれることもあります。先生と呼ばれる人はビジネスコンサルに多いように思います。ITコンサルで先生と呼ばれる人がいるのか知りません。

クライアントが自社で解決できないことを解決するのがコンサルの仕事ですので、先生と呼ばれる理由もあると言えましょう。伝統的に士業が先生と呼ばれているのかもしれませんが。

しかしコンサルが毎回クライアントの課題を解決していては変化がありません。知識や方法論を提供し、クライアントが自力で解決できるようにしていくことも重要です。そうしないと進歩がありませんから。発展性があるようにしましょう。そしてクライアントの自力解決を助けましょう。

終わりに

今回はちょっとした思い付きからコンサルという仕事の一部について書いてみました。自分がどういうやり方で仕事をしたらいいのかについて考えてみたのが主な理由です。

コンサル会社に所属していなくても、コンサルタントという肩書でなくても、クライアントの課題解決やクライアントへの付加価値提供はできると思います。やり方次第ですね。だからコンサルという肩書よりも、価値のある仕事をすることの方が重要です。

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