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日本語教師日記

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2022年秋に11年半の名古屋転勤から東京へ戻りました。 名古屋ではオンラインと対面の塾を運営していましたが、 今はオンラインのプライベートレッスンに絞っています。 学校を離れた…
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2021年9月の記事一覧

日本語教師日記78.日本のあいづち

外国の人と話していて気がつくことの一つに、 「あまり反応がないので、聞いてるのかなと心配…

日本語教師日記77.どこまでつきあうべきか生徒に:コロナウイルスの日々

写真ですが、テーマに合ったものがなくて、今日のお昼ご飯の冷やし中華です。 発酵食品がコロ…

日本語教師日記78.ガラパゴスへの道(8)みんなが黒木先生ではないと言う話

写真ですが、いつも増え続けて、食べてもなくならない魔法の大葉が台所にある幸せ。 小松菜は…

日本語教師日記77.学習を邪魔するもの

昨日は中秋の明月。皆さんのお宅の窓から、綺麗なお月様が見えたでしょうか。 月餅は、中国で…

日本語教師日記77.法則がわかれば怖くない(16)知ってみればなるほど:柔らかいも…

柔らかいもの、と とりあえず書きましたが、 ふわふわ・ぷるぷるのものに限らず、 弱い力で分…

日本語教師日記76.法則がわかれば怖くない(15)知ってみればなるほど:固いもの

ターゲット言語が日本語でも他の言語でも、 外国語学習者は、「母語の法則に引っ張られる」と…

日本語教師日記75.一度に教える必要はない(4)=法わか(14)「たら」と「ば」の重なるあたり

「たら」と「ば」は、「もしA ⇨ 結果B」として使えます😀 と教えますが、全く同じようには、使えない場合があります。😅 一般の生徒さんは、初級の終わり頃に「ば」に出会い、次に「たら」に出会い、 (すみません、逆かもしれません) え? 同じ? 同じと聞けば、熱心な学習者ほど、 「絶対、二つを入れ替えて使えますか?」 「違いはありますか?」 「ば、しか使えない、たら、しか使えない場合を教えてください」 と聞きたくなって当然です。 そして、ベン図でいう「重なり」の多い語ほ

日本語教師日記74.  インドの師匠

私には、いろいろなことを教えてくれる師匠が何人かいますが、今日はインドの師匠のことを書か…

日本語教師日記73.一度に教える必要はない(3)=法わか(15)「と」と「たら」の重…

「みんなの日本語」での「と」「ば」「たら」の提出順ですが、 初級Ⅰ 21課で 「〜と」、同…

日本語教師日記72 一度に教える必要はない(2)=法わか(14) 「と」・「とき」

「全てを一度に教える必要はない」というテーマについて続けていこうと思ったら、「方法がわか…

日本語教師日記その71.一度に全て教える必要はない(1)

日本語学習者には、もやもやする気持ちを抱えている人が案外多いです。 私の経験だと、クラス…

日本語教師日記 71.タブーを持たない日本語教師(4)仏教

すごく面白いキリスト教・ユダヤ教・イスラム教についてお話しする気まんまんだったのですが、…

日本語教師日記71.タブーを持たない日本語教師(3)神道(しんとう)

畏れ多くも宗教のことを書き始めましたが、まずはお膝元の神道から。 こっちは、外国の人に話…

日本語教師日記70.タブーを持たない日本語教師(2)宗教のこと①ざっくりと

トップ写真は、2つの違うアラビア語の書体で生徒に書いてもらった、 かわいい ◯◯子 です。(◯◯子は私の名前です) これを書いてくれた生徒には、インシャラーとマシャラーの違いや、 現代の中東の国々について、イスラム教について、 本当に詳しく教えてもらっています。 今日から少し、日本語教師と宗教というお話をさせてください。 学生の頃、図象学の講義でキリスト教にはまってから、 いろいろな宗教について、ときどき本を読んだりしていました。 それは日本語教師の仕事に役に立っ