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日本語教師日記71.タブーを持たない日本語教師(3)神道(しんとう)


畏れ多くも宗教のことを書き始めましたが、まずはお膝元の神道から。

こっちは、外国の人に話すにつき、タブーと思わずに済みます。

仏教と神道の違い、仏教寺院と神道の神社の見分け方から、
日本人が関わる神道と仏教など、授業で教えることは多いでです。
こっちは、他国の宗教とのぶつかり合いはないですので、
何も気をつけず、教えていてとても楽しいです。


神様と聞けば、白衣白髪のおじいさんの、

わたしゃ神様だよ〜(志村けん)

しか思い浮かべなかった子供のころ。

神様たちはやたらとたくさんいて、袋を背負ってうさぎを助けたり、
きょうだい喧嘩をして暴れまくったり、
岩屋に引きこもっている女神様を引っ張り出すためにストリップしたり、
なんだかもう、賑やかで楽しいのでした。

古事記に現れてくる日本神話は、ギリシア・ローマ神話に劣らぬ、
素晴らしく人間臭いエピソード続き、面白いお話ばかりです。


急にやって来て、大国主命の国づくりをお手伝いし、
途中でいなくなってしまうスクナヒコナノミコト。

オオクニヌシノミコトと因幡の白兎。

自分が小さい頃に読んでいたお話は意外と覚えているもので、
後に 長いドライブで本が読めないときなどに、
子供に話して聞かせるのに重宝しました。

今は生徒に「イザナギ・イザナミノミコト」のお話をして、
オルフェウスのお話と似ていますね、などとレッスンでお話しています。



よく訊かれるのは お寺と神社の違いです

「詳しく聞きますか? 見分けられればいいですか?」

と訊き、人により、答えも違います。



以下は、京都や鎌倉などに行った時、
お寺と神社を区別するための とても簡単なガイドです。
この機を捉え、表にしてみました。
異論はあるとは思いますが、よかったらご活用ください。


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お返しに生徒の方からいろいろ話してもらっています。
インドの神様と、そのお祭りはとても面白いです。
いつかご紹介したいと思っています。


では今日はこれで・・


ちなみに、靖国神社参拝問題、戦犯合祀問題、明治神宮・・などは
相手から訊かれればお話しできるように、頭をまとめてあります。

そうそう、明治神宮で思い出しましたが、
私はあそこで行われた生徒の結婚式に出たことがあり、
普通の人が使わない森の中の車道をマイクロバスで走ったり、
お料理がおいしかったり、巫女さんが鈴持って走り回るのを見たり、
それはとてもいい思い出です。

それから、かなり独特な経験ができる施設はこちらです。
よろしかったらどうぞ。


サポートしていただけたら、踊りながら喜びます。どうぞよろしくお願いいたします。