出願手続き:ロンドン大学会計学修士プログラム(MSc Professional Accountancy)
こんにちは。べえたです。
前回の記事では、ロンドン大学のMSc Professional Accountancyの概要についてご説明しました。
今回は、実際の出願手続きについて、ご説明します。
出願手続き
1.出願要件
このプログラムに出願するためには、認定された機関からの公認会計士資格が必要となります。
日本の方が出願される場合には、以下のいずれかに該当する方がほとんどかと思います。
米国公認会計士(USCPA)
英国勅許公認会計士(ACCA)
注意点として、米国公認会計士(USCPA)は、試験合格だけでは出願要件を満たさず、ライセンスの取得までが必須となります。
出願手続きの際に、ライセンス情報をアップロードする必要がありますので、応募される場合には、ライセンス取得のスケジュールも考慮に入れる必要があります。
2.出願時期
MSc Professional Accountancyは、毎年2回、4月と10月の出願時期があります。
2024年の例で言うと、以下の表のようになります。
2024年1月時点の情報になりますので、最新の日付は実際の手続き前にご確認いただければと思います。
3.出願方法
ロンドン大学の公式ページのから、完全オンラインで出願することができます。
MSc Professional Accountancy | University of London
出願用のサイトでは、初回にメールアドレスを登録する必要があり、以後はそのアドレスとパスワードを使って、一時保存した内容や、出願状況の確認などをすることができます。
具体的な記入内容は以下の通りです。
(私の出願時の内容です)
これまでにロンドン大学のコースに応募したことがあるか
これまでにロンドン大学のMOOC(Massive Open Online Courses)のコースを受講したことがあるか
ティーチングセンター(シンガポールなどで実際に講義を受講可能な機関)での受講を希望するか
MSc Professional Accountancyプログラムの志望理由(英語で200 words程度)
個人情報(氏名・住所・連絡先・国籍・生年月日など)
ライセンス情報(登録機関・登録日・登録番号など)
英語能力(母国語・英語での学習/実務経験の有無・英語能力検定試験の受験有無)
このうち、事前に準備が必要となる項目としては、志望理由とライセンスデータの準備になると思います。
ただ、英語で200 words程の志望理由なので、そこまで時間はかかりません。
英語能力の部分では、検定試験(TOEFL、IELTS)の受験経験が聞かれますが、「No」と答えて問題ありませんでした。
なお、申込時に出願料が£107(20,000円ほど)かかりました。
4.合格通知
私の場合、出願から10日ほどで、ロンドン大学からOffer letter(合格通知)を受領しました。
これを受け取れば、晴れてロンドン大学の大学院生になります。
他の方の情報を見ても、出願要件さえ満たしていれば、ほとんどの方は合格されているようです。
セレクション自体は厳しくないので、ご安心ください。
合格後の手続き
1.科目登録
Offer letterに記載の期日までに、受講する講義(モジュール)を登録する必要があります。
モジュールの内容については、次回の記事で詳しく記載しますが、ロンドン大学は1年4学期に分かれており、次の学期に受講するモジュールを選択することになります。
登録する科目を選んだ後、学費を支払います。
2.学費支払い
学費の支払い方については、Full programme feeという、一括で支払う方法と、Pay per moduleという、受講する講義ごとに支払う方法の2つから選ぶことができます。
ロンドン大学は、毎年5%程度学費の値上げを行っていますが、Full programme feeを支払う場合は、値上げされた場合にも、追加の費用を支払うことなく、受講することができます。
Pay per moduleの場合は、途中で受講を止めた場合のSunk costを低く抑えることができます。
支払いは、クレジットカードを使用することができます。
ブランド(VISA、Amex)などによって、為替の換算が若干異なるので、支払い時にはチェックされることをおすすめします。
ご自身の状況に合わせて、最適な支払方法を選択してください。
(参考:2024年1月時点の学費)
(日本はBand Bに該当)
なお、残念ながら、日本国内で受講される場合には、消費税の対象となります。
3.講義開始
学費の支払い後、期日になるとモジュールが始まります。
修了に向けて、頑張ってください!
まとめ
今回は、ロンドン大学の会計学修士プログラムの出願手続きについてご説明しました。
条件を満たしている方なら、比較的簡単な手続きで、海外大学の大学院に入学することができることがお分かりいただけたかと思います。
次回は、実際の講義(モジュール)の内容について、ご説明したいと思います。
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