「名言との対話」
3月18日。渋谷天外「生まれてくる子供のためにいい仕事を残して置きたい」
二代目 渋谷 天外(にだいめ しぶや てんがい、本名・渋谷 一雄、1906年(明治39年)6月7日 - 1983年(昭和58年)3月18日)は、松竹新喜劇を創立した上方を代表する喜劇俳優、劇作家。
松竹新喜劇の藤山寛美の名演技はよく見た。その師匠にあたるのが渋谷天外である。名前と姿は私も覚えている。今回、大槻茂『喜劇の帝王 渋谷天外伝』(小学館文庫)を読んで、天外の志の高さに驚いた。単なる喜劇役者ではなく、脚本家であり、座長であり、喜劇界の革新者であったのだ。脚本家として使