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【百人一首(近代・現代短歌)】ある世界(その7)


Yuya Sugimotoさん撮影

3月に入り、やっと迎えた春本番も、嗜む間も無く、ぐるんぐるん過ぎています( 一一)

なんだか、忙しい、けれど、愉しい。

と言えるのも、春ならではなのかもなんて、毎年、言ってるような気もします、が(^^)

どんなに忙しくても。

心は失くしたくない。

というけれど。



仕事でも、暮らしでも、日々においては、思い通りにならないことは、たくさんありますよね。

何があるたび苦しむし。

涙を流したりもするけれど。

でも、もしかしたら、それは、今の自分を育てるために必要な、大切な栄養なのかもしれません。

大変なことや、つらいことがあっても。

そこに、ひと筋の光を見つけようとする、無邪気な気持ち。

忘れずにいたいです。

何より、今の大切なものを、見失わないためにも、ね(^^)

サモトラケのニケ



そう、心が、小さくても、大きくても、動いてさえいれば。

そんな、失くしてる間も無くて。

嬉しかったり、

悲しかったり、

しながら、

ずっと、

戯れ、

豊かで、

いられるような気もしたり、と(^^)

Ryoji Iwataさん撮影(walk walk walk)



自分の中で、新たな世界の道の入口に立てた感覚のあった詩歌。

Takahiro Sakai(始まりの入り口)

なんだか、この写真の様に、何処を歩いているのか、良く分かってないけど、読めば読むほど味わい深くて、韻文の世界で、ホワイトアウトしてます(^^)

Rintaro Kanemotoさん撮影(マンハッタンのワールドトレードセンター駅は地面が白いんだよね(@@)))

【百人一首(近代・現代短歌)】ある世界(その7)

「完璧のかたちさびしく照り映えてアル=ケ=スナンの製塩工場」
(安田茜『結晶質』より)

「簡単に生きてみるのは もう止めにするんだ 風が唸る屋上」
(山田航『水に沈む羊』より)

「逆立ちて視る風景よわたくしは芯まで熱き地球儀の脚」
(鈴木英子『鈴木英子集(淘汰の川)』より)

「襟元をすこしくづせり風入れておもふは汝(おまへ)かならず奪ふ」
(春日井建『友の書』より)

「月させば梅樹は黒きひびわれとなりてくひこむものか空間に」
(森岡貞香『白蛾』より)

「月わたる夜を思えば袋田の瀧双つ瀧赤くなりたし」
(佐佐木幸綱『アニマ』より)

「玄界灘の波濤めがけて走り出すともだちのいま生きている背中」
(鯨井可菜子『アップライト』より)

「言葉淡き地上にあれば手は常に強く握れと教えられたり」
(中沢直人『極圏の光』より)

「菜の花を摘めばこの世にあるほうの腕があなたを抱きたいという」
(山崎聡子『青い舌』より)

「坂道で鴇色となり燃え落ちる。午後、妹の髪を噛むとき」
(大橋弘『既視感製造機械』より)

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