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【百人一句(俳句)】そこにクローズアップ(面白味を見ようと)してみると(その9)


ShoShibataさん撮影

「こうあるべき」を超えてゆく!

私達は、世界が決める白と黒の、その狭間に、本当は、沢山の色があるということを知っています。

それなのに、両端の白と黒を選ぶ人が多いのも事実です。

本当は、その間の色、一つひとつの価値に差はないということも知っています。

白と黒の両極端しかない世界で過ごしていると、他の色を、時に排除し、理解のある人は、受け入れてあげようと謙虚な姿勢で対応してくれます。

本当は、受け入れられる側と、受け入れる側など無くて、受け入れるも何も、その両極端の間には、区切る隙間もなく、沢山の色がちゃんと並んでいるんだけど、ね。

そして、白と黒の間に広がる色は、どの色も、等しく美しく、磨き手の分だけ、磨き方があって面白いと思います。

その色が、どこで、どんな風に、使われたら、素敵だろうか。

私達は、どの色を、手に取ったとしても、逆らいようがなく、手に取る運命だったとしても、時に、世界に反発してでも、そんなことを忘れずに、考えていられるといいなと、そう思います。

「美」に、スケールの大小は関係ありません。

自然や宇宙に対して語られる美しさと同様に、自己を軸に揺れる些細な仕草や表情も、また、間違いなく美しく、そこに、上下や優劣は存在しないはずです。

無数に存在する美しさの、どこにフォーカスを当てるのかは、人それぞれですね(^^)

偶には、周囲をぼんやりと眺めて、心理的・物理的な視点を変えてみると、面白い発見があるかもしれませんよ(ニヤリ)

例えば、こんな感じで、ね♪

顔の絵をライフワークとして描き続けるイラストレーター、岡田喜之(その1)
顔の絵をライフワークとして描き続けるイラストレーター、岡田喜之(その2)
顔の絵をライフワークとして描き続けるイラストレーター、岡田喜之(その3)
あらゆる絵柄を軽快に横断する作家、ドーナツ『12.10 Countdown #おわりの数え絵  踊るときは支えてね 自由を見せるよ』
あらゆる絵柄を軽快に横断する作家、ドーナツ『12.14 Countdown #おわりの数え絵  これが正解です いま決めました』
あらゆる絵柄を軽快に横断する作家、ドーナツ『12.16 Countdown #おわりの数え絵  明日の分も 今日飲むの 魂の盃』
ナガノチサトが描き留める、あえかな日々のシーン『NEXT.』
ナガノチサトが描き留める、あえかな日々のシーン『変えられる』
ナガノチサトが描き留める、あえかな日々のシーン『誰か私を』

右でも左でも。

上でも下でも。

内側でも外側でも。

関わっているすべてが、私であり、

「どちらか」

「どれか」

ではなくて、どれを選んだとしても、選ばなくても、ぜんぶまるごと自分だしね。

葛藤も。

矛盾も。

歓びも。

渇望も。

欲望も。

愛も。

涙も。

これら全てが、私を創造していくのだから、まるごと、わたしだとすれば・・・

手放していくのも。

守っていくのも。

「私」なんだよね(^^)

だからこそ。

「私」を生きよう。

「私」の声と対話しよう。

「私」の毎日を、丁寧に愛そう。

Sometimes you lose your balance for love is part of living balanced life.(愛のために調和を失うことは調和のある生き方の一部なんだよ。)-クトゥの言葉より

完成していることが、正しさではない。

毎日を、私で生きていくことに、迷いながら、揺れながら、共鳴し合いながら、歩いていくことが美しいのだと、そう思う(^^)

そんな感じで、自分を創り上げていく方が面白くて、その過程で出会う人やもの達との共鳴にこそ、よりリアルさがあるように思うんだけど、ね♪

【百人一句(俳句)】そこにクローズアップ(面白味を見ようと)してみると(その9)

「白日傘ゆけどもゆけども爆心地」
(前川弘明『月光』より)

「薄氷に壊れる強さありにけり」
(野口る理『しやりり』より)

「半円をかきおそろしくなりぬ」
(阿部青鞋『俳句の魅力 阿部青鞋選集』より)

「百日紅ごくごく水を呑むばかり」
(石田波郷『鶴の眼』より)

「病めば蒲団のそと冬海の青きを覚え」
(中塚一碧楼『冬海』より)

「不眠症に落葉が魚になっている」
(西川徹郎『無灯艦隊』より)

「片陰にのみこまれゆく六本木」
(今井肖子『花もまた』より)

「飽きられた人形と行く夏野かな」
(佐藤りえ『景色』より)

「北風の少年マントになつてしまふ」
(高篤三『高篤三句集』より)

「夢に見れば死もなつかしや冬木風」
(富田木歩『定本木歩句集』より)

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