見出し画像

【WISC-Ⅳ イラスト図解】2枚で分かるワーキングメモリ(WMI)

こんにちは。バイソンです!
今回はWISC-Ⅳのワーキングメモリ(WMI)についてです!

他のWISC-Ⅳの指標のFSIQやVCI、PRIについてはこちらからご覧ください👇

ワーキングメモリってなに?

ワーキングメモリとは簡単に言うと、頭の中で留められる能力、及びその情報を扱う能力です。よく作業机の大きさに例えられます。

入ってくる情報の種類は「耳」「目」「長期記憶」からのものがあります。

WISC-Ⅳでは「耳」からの情報のみを扱っています。WISC-Ⅴでは「目」からの情報を扱ったワーキングメモリの検査も行っています。

ワーキングメモリってどう影響するの?

ワーキングメモリは情報を扱うのでしょう?

たとえば図のようにA、B、Cの情報が入ってきて、既にDの情報がワーキングメモリの机の上にあったとします。

ワーキングメモリの能力は机の大きさとよく考えます。今回は2つの机の大きさと仮定します。

まず保存したい情報とそうでないもので選択をします。

ワーキングメモリでは選択をしたら、次は机の数が足りなければ、机にあるものを捨てる作業をします。

そしてそこに保存したい内容を保存します。

今回は個数で例えて考えましたが、情報の大きさも変わってきます。

荷物ひとつでも2つ机がないと置けない状態にもなりえますよね。そのため情報の大きさと量が重要になってきます。

計算とかにも影響する

例えば暗算。56+39と言われて、みなさんどう計算しましたか?

まず「56」と「39」を頭の中にイメージしますよね?

そして筆算を頭の中に思い浮かべる人もいれば、「6+9=15」だから「1を繰り上げて、5+3+1=9」で…95だ!とする人もいますね。

どちらにせよ、いろーんなことを頭の中で保存したり、捨てたりしなければなりません。

今なら「15」と「9」という情報処理をしている時には、「56」と「39」という数字は頭から捨てられていたと思います。

これを自動でしていくわけです。
ここで考えてみましょう。ワーキングメモリが弱い場合どうなるでしょうか?

途中で保存したい内容が保存できず、忘れてしまうことが多くなります。

他にも情報を選択するのが苦手なので、うるさい環境で指示が通りにくかったりも考えられます。

まとめ

・ワーキングメモリは机の大きさに例えられる
・ワーキングメモリとは情報の一時保存と入れ替えの能力のこと
・暗算や指示の通りやすさにつながると考えられる

ワーキングメモリは学校での学習に非常に影響するところなので、また学習に着目して記事を書きますね。

最後までご覧いただきありがとうございましたー!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?