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【その他の記事】

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私がこれまでに、書きましたその他の記事のまとめとなっております。
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2023年5月の記事一覧

【‘‘筆を擱くまで’’】

【‘‘筆を擱くまで’’】

文章を書き始めてから、書き終わるまでの間の中で筆を擱くことがよくあります。
擱くということは、中断するという意味であり、思慮を巡らしても次の一文を書くことが出来ない時があり、私の中で思考は筆を擱くことを示していると、ふと思うことがあります。
そうした時は、私は筆を擱くことにしています。
何も考えずに、次の言葉が降ってくるまでの間、私は心を無にすることを努めています。
一方的に言葉を求めようと思って

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【‘‘満たされる音楽の祝福’’】

【‘‘満たされる音楽の祝福’’】

-クラシック音楽の魅力から学びについて-

私の最近のマイブームは、クラシック音楽を聴くことであります。
ハマったきっかけというのは、CDショップでサイモン・ラトル指揮のブラームスの交響曲全集というアルバムのジャケットに惹かれたからであります。
いわゆる、ジャケ買いというやつです。
クラシックに関しては、以前から予備知識は全くなく、ブラームスの交響曲に触れたのもたまたまでありました。
音楽に触れて

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【‘‘ある手記のゆくえ’’】

【‘‘ある手記のゆくえ’’】

1.心から形象へ
心を形へと変えるということ。
あるいは、心というものは形象化出来るのかということを前から考えていました。
表現によって紡がれたものは、作品でありながら、それは作者の心象によるものではないだろうか。
心象とは、書き手が心を解放させて、つくられたもの。
つくられたものを私たちは読んだり、見たり、聞いたりする。
解放されてつくられたものに、制約というものは存在しない。
制約がないという

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