マガジンのカバー画像

【読書関連記事】

91
私がこれまでに、書きました読書関連記事のまとめとなっております。
運営しているクリエイター

#創作大賞2023

『虚無と結実』-愉楽の批評理論-

『虚無と結実』-愉楽の批評理論-

-はじめに-
度々、何故私は文章を書くのかということについて考えることがあります。

ですが、なんらかの形で言葉を通して想いの先に誰かの心に伝える為だからだと私は自分に言い聞かせながらこれまで書いてきました。

そうした強い思いがあるから、だからこそ、書き続けていられているんだなと、そう思い『虚無と結実』という作品で現代の前衛小説を題材にひとつの作品=文芸批評をここに記しました。

■1.テクスト

もっとみる
『思慮する読書』

『思慮する読書』

-まえがき-読書三到の意義へ

本を読むことの本義について、これまであらゆる書物を読んできた中でも私にとって永遠のテーマでもあります。
何故、人は読書をするのか。
人は読書というものに何を求めているのか。
娯楽として楽しむ為や情報収集、学問を習得する為など目的は様々であります。
私にとっての読書というものの存在は両者の意味も含んでいます。
楽しみや学びによって、人間の心身性は大きく成長出来るものが

もっとみる
【‘‘読書人’’にとっての図書館】

【‘‘読書人’’にとっての図書館】

週末休みを利用して、私は本屋や古本屋、カフェとは別に図書館へよく通うようになりました。
それは、ふと自分の蔵書にある積ん読本から、ある本を手に取ったことがきっかけでもあります。
田中共子さんという方が記されました『図書館へ行こう』という本です。↓

本書は、市民の私たちにとって図書館という場所はどのようなサービスが受けられるのかといったところから、図書館の活用方法といったことまで幅広く扱っており、

もっとみる
【‘‘人と言葉、そして獣たち’’】

【‘‘人と言葉、そして獣たち’’】

-『言葉の獣』からみる、言葉の意義を巡る旅路-

言葉というものについて、改めて考えるきっかけになったある一冊の漫画作品と出会いました。

私たちが生きる上では、言葉とはなくてはならない存在であり、家族や友人と接し、コミュニケーションを取ったり、もしくは小説や映画作品に触れる際に関しても、言葉があるからこそ、世界が成り立っており、言葉は私たちと密接に結び付くものであると感じます。

本作は、言葉を

もっとみる