創作活動を続けるコツ
文芸総合サークル「ペンシルビバップ」は今年で活動11年目になります。
5/21(日)の文学フリマ東京36に持って行く「星」で35作品目。自分で言うのも何ですが、10年を超えて続けるのはなかなか難しいことではないでしょうか。
モチベーションを持続させるのもそうですし、10年も経つとライフスタイルの変化もあります。結婚・出産・転職・引っ越しと色々ありましたが、日々が変化していく中で創作活動を続けるのって簡単じゃないな、と改めて思います。
ペンシルビバップは文芸のサークルですが、音楽や写真、漫画などどんな創作活動でも続けるには時間がかかります。体力も必要です。プロとしてそれで金を稼いでいる人は別として、みんな仕事や家事や育児の合間を縫って、疲れた体や頭を使って創作をしているはずですから。
たとえば私の場合は、創作の時間を取るために平日は朝四時半に起きています。カフェで一時間半程度、執筆する時間をとり、書いたものはスマートフォンに転送して、仕事の休憩時間や帰りの電車内で書いたものを推敲します。
休日にまとめて書く人もいるでしょうし、やり方は人それぞれだと思いますが、作品を完成させるまでには結構な時間が必要で、創作活動をする人たちはみんな何かしらの方法で時間を捻出しているはずです。
毎日早起きをして、執筆して、作品を仕上げて、メンバーに提出してもらい、それを編集して中身を確認し、印刷所に入稿する。宣伝をして、お釣りを用意して、ブースのレイアウトを考えたり、ポスターを作製したり無料配布のチラシを書いたりして、何ヶ月も準備していよいよイベント当日を迎えます。
こうして迎えたイベント当日、結果として一冊も売れないということもありました。
よくも腐らずに続けられているなー、と自分のことながら思います。根拠は無いですがこのまま20年、30年と活動できるんじゃないかと思っています。
サークル活動を長続きさせる自分なりのコツをいくつか整理してみました。
・仲間を見つける
・作品の質にこだわる。
・結果が悪かった時は忘れる。
・酒でも飲んで忘れる。
・美味しいもの食べて忘れる。
・不貞寝でもして忘れる。
・どんな結果でも「次は完売しちゃうかもな……」と前向きに考える。
色々と思いつきましたが、サークル活動を長続きさせるために何よりも大事なのは「一冊を買ってもらった喜びを忘れない」ことだろうなと思います。
イベント会場で一冊を手に取ってもらえる、買ってもらえるというのは非常にうれしいことです。買ってもらった時の喜びは他では味わえません。2013年、初めて参加したイベントで同人誌の一冊目を買ってもらった時の感動と手の震えを今でも覚えています。
何度やっても飽きない喜びもあるもので、苦労して作った本を買ってもらった時の感動は特別です。あの感動を忘れない限りは、20年でも30年でもサークル活動を続けられるだろうなと思っています。
とはいえ主たる発表の場は文学フリマ東京なので、あの場が失われたら辛い。文学フリマにはいつまでも盛況でいてもらいたいものです。
今回は「星」がテーマのエンタメ・純文学・短歌・詩・エッセイの文芸総合同人誌。素晴らしい出来だと自負しています。ひとりでも多くの人に手に取ってもらえたらと思っています。
なかなか自分のサークル作品を自信をもって推す、というのは難しいですが今回の作品は本当にそれだけの自信作。これを書いている東武の作品のみ先行公開しているので、読んでもらえたら嬉しいです。
もちろん、私の作品が合わなくても安心してください。純文学もありますし短歌も詩もエッセイもあります。メンバーの作品もどれもすばらしいもの揃いです。ぜひ当日、手に取ってお確かめください!
※エッセイ部分も東武の作品のみnoteで公開しています。
■文学フリマ Webカタログ
ペンシルビバップ:星
https://c.bunfree.net/c/tokyo36/28180
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文学フリマ東京36
🗓5/21(日) 12:00〜開催 (入場無料!)
📍東京流通センター 第一展示場
✅ブース: N-34
📕イベント詳細
それでは5/21、文学フリマの会場でお会いしましょう!
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また新しい山に登ります。