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旅立ちの日はいつも雨~息子が小学校を卒業しました

どうもこんにちわ、SE兼WebライターOgAzです。

Noteに書きたいことがたくさんあるんだけど、仕事と副業と育児とゲームに追われて時間がなかなか取れない毎日なのですが(ゲームをやめればいいじゃんと夫に言われましたがそれは無理な相談ですよええ)、今日は息子の卒業式というとてもおめでたい日なので、投稿したいと思いました。

まえおき

冷たい雨のなか、本日、長男の小学校卒業式がありました。

ここ数日ずっと初夏のような暖かさだったというのに、今日に限ってなぜ寒い。そして今日に限って雨。この間の悪さは彼の宿命なのでしょうか。考えてみれば入学式も、その日だけ雨でした。せっかく咲いた桜が見事に散った、花散らしの日でした。なるほど天候も息子の門出を祝ってくれているの違いない。と、思うことにしました。ポジティブ思考だいじ。

改めて感じるのは、6年間は長いようで短いってことです。
幼稚園の3年間は、まだまだ手がかかる息子と一緒に幼稚園に通っているような感覚があったせいか、卒園式では号泣しました。マジ泣きです。「ああ、何もできなかったあの子が立派になって・・・!」という感動とともに迎えたものでした。
でも小学生は割と一人でなんでもできるので、幼稚園とは全然違います。多少手助けはするとしても、基本的に自分で解決するので(というか、そうできるよう学んでるので仕方ないんだけど)、1年経つのが本当にあっという間です。「え、もう〇年生になったの!?」と毎年思っていました。同じような感じに、「え、もう卒業なの?」と本日を迎えました。気づけば身長も抜かされていました。成長期って脅威!

コロナ禍での卒業式

多少落ち着きは見せているものの、新型コロナウイルスはいまだ猛威を振るっており、そのあおりを受けて、今年度の卒業式も縮小される形で開催されました。外出自粛とか言っていたころに比べれば、保護者を入れて開催してくれるだけでもありがたいと思わなければいけません。ギリギリまでいろいろと模索してくれた学校には、感謝しかありません。ただやっぱり、卒業という祝いの席がコンパクトにされてしまうのは、なんとも気の毒とも思えます。

卒業式の式次第はとてもシンプルなものでした。

全部で1時間半くらいでした

国歌斉唱と校歌斉唱は、子どもたちがあらかじめ録音したものを流すだけ。「感染予防のため、歌わないでください」と最初に言われました。歌わない斉唱とは。。。まあ来賓の人の長々とつまらない話とか、歌の練習(通常であれば7~8曲くらい歌ってた)がなかったという意味では、そこまで悪くなかったのかもしれません。

そのせいかとても長く感じたのが証書授与。いやメインだから短縮化できないんだけどさ。うちの息子は1組で、しかも名字がア行なので、最初の5分で終わってしまったのです。うちの学校はマンモス校で6年生は全部で5クラス、卒業生は200人近くです。長い・・・長いんだよ・・・!!おまけに今日は気温が低く、体育館は普通に寒く、パイプ椅子は固く冷たく、極めつけは、感染予防のため換気しまくってて風が通り抜けるわけです。まさかここまで寒いと思ってなかった私はコートすら着ておらず、体の奥からもうカチコチです。友達としゃべっていても奥歯がガチガチ鳴るくらいには凍えていました。後半ずっとトイレに行きたかった。

ようやく終わったと思ったら、校長先生の話とPTA会長の話も長い。息子からは予行練習の後で「話は短くしなきゃいけないって校長先生が言ってた」と聞いていたので、瞬殺で終わるのを想定していたのに・・・長いよ校長先生、そしてさらに長いPTA会長!空気よめ!!通常に比べると断然短い方なのでしょうが、凍えた体にはキツかったです。

卒業生のプレゼント動画

卒業生退場が終わり、今度は記念写真を撮るということで保護者はその間、「サテライト教室」と名付けられた教室へ移動。というかただの2年1組の教室。記念撮影の間、6年生が在校生に向けて作ったという動画を見せてもらいました。

動画は、FUNKY MONKEY BABYSの「悲しみなんて笑い飛ばせ」に合わせて、子どもたちが歌詞やメッセージボードを持ってつないでいくというもので、ハイテンポながら最高学年らしい統率の取れた仕上がりになっていて、ちょっとウルッと来てしまいました。青春だよねえ。

不可能なんてないよ 可能だらけさ
絶望なんてないよ 希望だらけさ

という歌詞に、先生が6年生の子どもたちに託した未来を感じました。ああ、本当に卒業しちゃうんだなあってようやく実感できたのは、ある意味ファンモンのおかげでした。ありがとうファンモン。(何かが違う)

「お見送りの花道」のグダグダ感

最後に卒業生の門出をお祝いして、昇降口から正門前まで、保護者で「お祝いの花道」を作ってくださいと言われました。雨、結構降ってきてますけど・・・?「傘をさして外に出てください」って先生が一生懸命言っているけど、私も含め保護者は体が冷え切っていて、できれば外で立っていたくないのですよ。いや立つけど!屋根から出たがらない保護者が団子状態になってて密すぎたので、私は仕方なく外に出ました。いや、さむいわ!!!

花道っていうかとりあえず通り道に傘をさして立っていたのだけど、待てども待てども出てこない卒業生。玄関までは出てきてるのに。いや先生、私に風邪をひけと・・・?友達に話しかけられるも、うなづくだけで言葉を発する元気がありません。あと10分このままだったら倒れるかもしれん。

ようやく出てきた子どもたちも、晴れやか・・・というより疲れてる感じで、スーツの子も袴の子も足早に通り過ぎていきました。寒いもんね。雨だし。我が子はといえば、私に一瞥をくれてさっさと通過していきました。もっとにこやかにポーズとかしてよ!と、ここでふと気づくわけです。「あれ、息子と一緒に帰るつもりだったのに、お見送りしてたら帰れないやん!」と。正門出たところで待っているだろうか・・・いや、彼は待たない。さっさと一人で帰るに違いない。

あきらめの境地で正門に向かったところ、なんと息子、待っていました!すごい!6年生になってようやく空気を読むことを覚えたらしいですね。ああ、こんなところで実感する成長!(何かが違う)

「よく帰らずに待ってたね?」と言うと息子いわく「俺、天才だから!」だそうです。へえ・・・

6年間を短く振り返る

1~2年生は、2歳下の弟の幼稚園に手がかかり、学校行事にもほぼノータッチで来ました。弟は「発達障害の恐れあり」ということで療育センターにトレーニングに通ったりしており、息子より手がかかったためです。申し訳ないなと思いながらも、本人は学校を楽しんでいるようだったが救いでした。

2年生の時、同じマンションの男の子と仲が悪くなり、下校時に頻繁にいじわるをされるようになりました。帰ってきたまま、ランドセルしょったまま、リビングでうずくまって泣き出した息子を見て、慌てて学校に相談しました。登下校時のトラブルって学校に相談していいか悩みますよね。同じマンションの子で、親のこともよく知っているので、変にこじらせたくないし・・・。でも息子のいつもと違う様子に、こりゃいかん!と思いました。担任の先生がしっかりした方で(6年でも担任という、なんとも運命的なめぐり合わせ)、双方の言い分も聞いてしっかり解決してくれました。この先生で良かった!!と心の底から思いました。

3~4年生の間、弟も小学校に入学したしということで、PTA本部役員をやりました。今までできなかった分、学校にたくさん関わろうと考えたのです。親が学校に頻繁にくるって子ども的には嫌がるかと思ったけど、意外にも息子は非常にウェルカムな感じでした。私が放課後まで残ってるときは、PTAルームに来るのが楽しみだったようです。本部をやめることが決まったとき、「もうPTAルームに行けないのか・・・」とよくわからない残念がり方をしていました。

5~6年は、言うまでもなくコロナ禍。5年の半分は休校とその埋め合わせで消えました。宿泊体験もなくなり、運動会も縮小され、6年の修学旅行も日帰りの校外学習に代わりました。本当に大切なことを犠牲にさせられた世代なんじゃないかと思います。それでも本人は非常に前向きで、休校期間中も自主学習をしっかりしていました。「休みの期間も含めて、すべて無駄にならなかった」と今胸を張って言えるのは、我が子ながら本当に素晴らしいことだと思っています。家族会議で相談して、みんなで乗り切ったことが影響しているのかもしれません。

おわりに

卒業があれば入学があります。中学校の入学準備はまだ全然進んでいません。やってなさすぎて泣きそう(自業自得)。

息子は公立中学に進学するので、多くの友達はそのまま中学校で会えるということもあり、卒業式もかなり淡々としたものでした。本人も全然泣けなかったと言っていました。まあ、小学校の卒業式なんてそんなもんなのか・・・?
「弟がいるから先生ともまた会うしな・・・」と思うと、先生との別れもそれほど感動的にもならず。来年度も変わらず小学校にはお世話になります。

ただ卒業式の動画で子どもたちからのメッセージに「育ててくれてありがとう」とあって、ああ、私の育児の日々はここでマイナーストップなんだなと感じました。中学生って、大人の入口だと思うのです。これからは、小学生以上に自分のことは自分で何とかしなければならないわけで。それは責任が伴う大変なものだけれど、乗り越えた先にはきっと輝く未来が待っているに違いありません。息子の輝かしい門出を、心から祝いたいと思います。

未来に幸あれ!

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