東京路地紀行 56 荒川区
都電の終点、荒川区三ノ輪駅のそばにあるジョイフル三ノ輪。アーケード商店街だが、いまは往時の勢いはないようでシャッターのおりている店舗が多かった。ちょっと寂しい。そのアーケードの裏の路地を歩く。
アーケードを一歩横に逸れるとそこには昭和を思い起こさせてくれる住宅地が広がっていた。
狭い路地の空間に家々が密集している。だから土地空間の有効活用が重要。自転車も立体的に、いや空中に浮遊して駐輪されている。
そんな裏路地地帯も宅地の面積は変わらないまま、新しい家に建て替わっているところも多い。2階に突き出ている物干し台。一見古そうに見えるが木造ではなくアルミ製に切り替わっていた。
でもやはり昔のままの姿をとどめている路地と家々が好きだ。この雰囲気はたまらない。この風景だけで白御飯3杯はいける…ってここでレトロ家屋を見ながらご飯食べていたらヘンタイ扱いされてしまうから我慢しよう。
そしてまた、トタンのオンパレード。業界標準はわからないが、青色が今でもはやりなのかもしれない…業界って何業界?
木製の目隠し柵 vs アルミの柵。新旧対決。それにしても木製の柵、渋いなあ~、真ん中の横棒に対して互い違いに通しているところが手間かけていてすばらしい。貴重!
こういう路地にも、いやこういう路地だからこそ防犯意識は重要。見知らぬ不審者に注意!って自分もそうなっているよな・・・( ;∀;)
玄関にあたる部分がバイク置き場になっている家。斜め横から見ても感じると思うが、正面からみるとかなり傾いでいる(;'∀')
また、アーケードのほうへ戻ってきた。少し色が褪せているけど、やはりここも青色のトタンだ。
そして、アーケードへ戻る。とても歴史を感じさせるこの店舗はアーケードよりも青空の下のほうが似合うような気もするけど、ともかく各地の地元商店街には活気を取り戻してほしい。とはいえ、スーパー、コンビニ、宅配と、日々の買い物手段は増えてきているから、昔のようにはいかないわけね。
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