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Ayum Tanak
2021年6月30日 20:52
現実のなかに虚構は時にありわたしはたまに受け入れている
2021年6月28日 01:52
曇天にしおらしく何か誓ったが明日来るはずの台風が鍵
2021年6月27日 11:12
百合ゆらす風の芳香をかぎたくて顎少し出しほほえんでいる
2021年6月26日 11:00
盾朽ちて陰に芽生える花あらば何色の花を望むだろうか
2021年6月24日 15:49
ささくれて淹れたコーヒー尖ってるいまいましさをこのまま午後も?
2021年6月23日 12:00
夏至の空「私達は」と主語掲げものいうときのあやしさに似る
2021年6月22日 12:00
ビルの間の見てはいけない隙間にも綿毛を飛ばす草が生えてる
2021年6月21日 17:11
夏至の日の中途半端な曇り空音を残して旅客機がゆく
2021年6月18日 12:47
往来にねこ氏陽を浴び横たわる切れ込みの耳ペチュニアの赤
2021年6月6日 00:00
わたしにも言いたいことはあるけれど言わないことに決めた日の月
2021年6月10日 08:33
よどみなく喋る人らの怪しさを皿など洗いながら思った
2021年6月8日 00:00
暗闇に暗闇はなく暗闇で影持つものが振り返ったり
2021年6月6日 13:21
蔦の葉がかさりともせず曇天に創造が始まるような静蔦の葉はかさりともせず曇天のこの澄んでいる停滞の時蔦の葉を揺らし始める風到達自転していることなど思う
2021年6月3日 07:49
水無月という空間に充ちている水玉をかき分けて出勤