働き方改革も大事だけど、重視しすぎるのは本末転倒?
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現在、学校の「評価」について連続で書かせていただいています。
次回は道徳の評価について書かせていただくのですが、
その前に、先生の働き方とやりがいについて、魂の叫び!を書きたいと思います。
働き方改革は、心から進めて欲しい。
でも同時に、
「定時退勤」や「部活顧問拒否」や「所見等は無駄」等と声高に叫んでばかりの働き方も、
それやりがいある?教師として大切なものを見失いかけてない?
って思う。
教師の仕事は多岐に渡る。
その上膨大で、とても定時で全てをこなすことはできない。
学校は、サービス残業することを前提として成り立っているシステムであると言える。
学校の先生の1日のスケジュールや、いかに残業前提なのかの現状を詳しく書いた記事は、こちら↓
上の記事でも書きましたが、その忙しさゆえ、「仕事に優劣をつける」教員が出てきている現状があります。
もちろんそれは仕方がないこと。
また、教師も一人の人間ですから、プライベートも当然あり、
自分の時間を充実させてこそ仕事に向き合うエネルギーがたまるというもの。
この2点を鑑みても、私が残念なのは、
「定時退勤にこだわり過ぎるあまり、目の前で困っている生徒がいても早く帰る」
「部活顧問拒否にこだわり過ぎるあまり、部活動に一生懸命な生徒を理解する機会をなくす」
「通知表の所見なんて誰も読まないと思い、廃止するもしくはだいたい同じことを全員に書く」
…なんて教員を多々見かけることです。
「定時退勤」できたらそりゃ良いでしょうが、
それが最終目標、叶えるべき第一優先事項になってしまったら、
「定時退勤」するために仕事する…なんてワケの分からない本末転倒な働き方になりますよね。
私は教師時代、「定時退勤したい」と思ったことはありません。
「自分の帰りたい時に帰れればいい」と思っていました。
目の前の生徒に一生懸命になり、諸活動も最大限活用して生徒理解に努めていれば、
定時なんてあっという間に過ぎるし、むしろそれを気にしたことなどほぼありません。
もちろん働きすぎること、仕事を抱えすぎることは良くないので、
時間をかけすぎる部活動や、計画性のない教員研修など、メスを入れられるところは積極的に入れて仕事量削減に努めてもいました。
でも、その「仕事量削減」は教師の問題。
今そこに生きる生徒には、できる限り影響がないようにすべきだと思うのです。
だって、定時退勤しても、困ってる子は困ったままだし、
部活動顧問拒否をしても、部活動に参加している子供は存在しているわけだし、
所見なんて必要ないと思う人もいれば、それを読んで感動したり喜んだりする子供や保護者だっているからです。
もっと言えば、
目の前の子供という第一優先事項にすべきものを無視して、
自分の都合で、筋を通さず手順も踏まずに仕事を選んだり、無駄なものと決めつけたりするのは、単なるワガママじゃないでしょうか。
本当に必要のないものだと感じたり、やる余裕が無いと思ったりするものなら、
職員会議にかけたり、その後生徒保護者の理解を得たりなど、
必要な手順を踏んで、その業務の削減への道筋を辿るべきです。
「働き方改革」を免罪符に、
自分の勝手な判断である特定の仕事を「やらない」「拒否」するのは、
ひとりの大人のあり方として筋が通っていないし、
子供に向き合う教師としても失格だと思うのです。
通知表の所見に関しては、「書くことないよー」「書くこと思いつかないよー」なんて声も時々聞きますが、
多分それって、生徒をもっとよく見て、もっと接するべきなんだと思うんです。
そういうことに困る人は、たとえ所見という仕事がなくなったって、また別のところで困ってると思うんです。
だって生徒理解が足りていないということなんですから。
「部活動」や「所見」が本当に大切かどうか、
どれくらいの業務量にするかは、
その学校ごとに生徒に合わせて決めていいものでしょう。
本当に「部活動が必要ない」「初見が必要ない」学校だってあると思いますし、
本当にそうならば遠慮なく削減して欲しいです。
私が言いたいのは、
それはしっかり筋を通しているか?
手順を踏んでいるか?
生徒や保護者への説明責任は果たしているか?
ということ。
そして、
働き方改革や定時退勤ばかりに意識がいって、
目の前の生徒と向き合うことを忘れていませんか?
ということ。
働き方改革が、やりがいを侵食していくような状態になってしまっては、
たとえどんなに早く帰れたって意味が無いです。
未来のある子供を育てる教師という仕事は、魅力ややりがいに溢れている。
自分にできる精一杯に取り組むのが最低条件。
定時に帰るとか、無駄な仕事はないかと考えるのは、その後でしょう。
だって生徒には、
「何事も全力で頑張れ」とか
「目の前のことに一生懸命になりなさい」とか
そんな言葉をかけるのでしょう?
それなら、教師だってそうあるべき。
働き方改革は必要。
教師の仕事は本当に膨大すぎる。
どんどん仕事は削減していくべき。
でもどうか、それを個人がワガママを言うための理由に使わないで。
教師の背中を、生徒は見ていますから。
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★☆★私は、中学・高校での教師経験を生かし、
ココナラでカウンセラー&占い師として、
心のメンテナンス、頭のストレッチの場を提供しています。
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カウンセラー兼占い師 アイサ