自分の思いは、自分の言葉で伝えていきたい〜noteの皆様にお詫び
「弁護士を立てた方が良いよ。変な人と話していたら、りりいちゃんが壊れちゃうよ。」
「自分の時間を大切にして欲しい。それでもご祝儀の返金など、あやとさんの希望があるのなら、調停に強い弁護士を立てなさい。」
私を思ってくれる人たちは、弁護士を立てることを推奨した。確かに、調停の半分は個人と聞いていたものの、実際に行くと私以外で弁護士なしの方は見なかった。私が見たところ、全員が弁護士を立てていたのだ。
他方で私に配慮くださっている地元の弁護士の先生が仰る。
「りりいさんのことをよく分かってくれている弁護士が東京にいるのならお願いしても良いけど、違うなら自分でやったら良い。」
「弁護士いるかぁい?俺、相談乗るよ。」
と。
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確かに、自分に有利な結論を導く、しかもストレスレスでやっていくのなら、弁護士を立てるべきだろう。
しかし、私の目的は、自分の思いを自分の言葉で伝えるだけだった。私が義家族に嫁入りするのではなく、新しい家庭を二人で作りたいから、もう義家族とは距離を置いて欲しいこと。そうならば夫の思いに配慮した、お利口な自分を演じて、有利な離婚条件を突きつけることは目的ではない。だから、離婚調停ではなく、円満調停を申し立てたのだった。
有利となるように嘘の自分を演じて、本当の自分を出さないと、出さなかった本当の自分の思いを解消するために、結局、何年も時間がかかる。「あの時」と後悔し続ける。その時間が、今後の人生で積み重なることは、私には、ロスでしかない。
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何かを解消する時に、「お金をもらえたら」というのは、確かにそうだろう。
しかし、本当の目的はそこだろうか?思いを伝えて、誰かが共感してくれて、越えることが一番ではないだろうか。そのための法的請求として、金額の提示は必要で、この金額はただの諦めの対価とはなるが、それ以上のものではないだろう。
ここに至るまで半年、無視され続けた時を経て、書記官の働きかけのお陰で、夫側からようやく書面が提出された。
私への人格棄損の罵詈雑言と、noteの記事が義家族への誹謗中傷との内容に、夫の主張こそがハラスメントの証拠足り得ますとの返事を書いた。
証拠が皆無で出された書面上の出来事は信憑性がなく、私の出した証拠により反証され思い込みの出来事と認定された。仮に真実であっても法定離婚事由には該当しないとの判断となった。
よって、私が望むのなら、このまま婚姻関係は続く。私が望まないのなら異議申し立て期間を待って慰謝料で終えることになる。
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確かに夫は、よくやってくれていたと思う。食事も摂らずに走り回ってくれていた事もあったし、住まいも真剣に検討してくれていた。
しかし、その思いが向いていたのは私に対してではなく、義家族であったのかもしれない。2人のために執り行なった結婚式の思い出すら、夫の中では、欲しかった姪っ子から称賛が得られなかったことへの憎しみであるのだから。
最後に届いた事実をねじ曲げた調書が、夫が真に伝えたかった本音かと思うと、この結婚は何だったのかと思う。ただそれでも私は自分の思いを、弁護士を介さずに自分の言葉で伝え続けたから、思い残りはない。
自分の思いを自分で伝え続けるためには、根気がいる。他者の私に対する悪口を聞かなければならないのだから。それでも自分の思いを、私は自分の言葉で伝えたかった。多くの方のお力添えのもと、それが出来たのだからもうそれで充分だろう。
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祝福してくださったnoteの皆様に、深くお詫び申し上げます。