#エッセイ
神保町で「遥か高み」を追いかける決心をする。
文体を変換し、皆の共感を得るのは新生活が始まる今がチャンスだ。きっとそれこそが私を「遥か高み」へと誘うものだろうと考えていた。
「一つ聞いてもいいかい?なぜ私の好感度は高止まりなのだろうか。そこには、もう一段上があるはずなんだ。君は、その答えを知っているはずなんだ。そろそろ僕と君は会わなければならない機会だと思う」
自分の好感度ほど「自分調べ」で良いものはない。自分で高いと思えば常に私は幸せで
友人の孤独を陽気な天秤にかける。
久しぶりの休日に友人の仕事を手伝うことにした。集められたのは別の友人と私の計二名だ。大きな工場の大きな音がする機械の試験を兼ねたメンテナンスをするという。私はもちろん機械を操作するでもなく、その試験の行方をもう一人の友人と精一杯声を出し応援する係だった。
応援とはいえ、時に囁き、時に叫び、時に頷くなど多種多様なリアクションを全力で空気を読み集中しなければならない。今どき「応援に来てくれ」と言われ
左右がわからないのよ -道案内の天才、現る- (自由奔放な母、タモヨその4) #039
これまでに何度か、自由奔放なわが母、タモヨについて書いた。
タモヨはたまに、左右がわからなくなることがある。
小学校高学年か中学生くらいの頃、タモヨの運転する車の助手席に座った私は、よく道案内をさせられていた。
当時カーナビはついていたのだが、タモヨは運転に集中するあまり余裕がなく、その指示を聞いていない。そこで、私に次はどっちに曲がるかと聞くのだった。
「次はどっちなの!?」
「左」
「
ホン雑記918「奥に細道」
日曜日の夜に嫁とつるんで再放送の「日曜美術館」を観る習性があるんだけど、昨日のは良かったなぁ。
どうも権威に「ケッ」と思っちゃうケがあるオレは、教え手になった時点でその人はホンモノのその道の人じゃない、と決めつける偏見があった。
クラシック作曲家の中では一番思い入れのある(いうてもそんなに曲しらんが)ショパンも弟子や教え子がいたんでそのへんはまぁ矛盾するんだけどもさ。
ボイトレコーチとかに作詞作
天かす生姜醤油全部入りうどんがなんでこんなにも美味いのか書いてみた
今更天かす生姜醤油全部入りうどんについて語るのは少々恥ずかしくて気が引ける。なぜなら天かす生姜醤油全部入りうどんは流行っているどころか、もう普通にみんな食べているものだからだ。そんなものについて今更書いたって天かす生姜醤油全部入りうどん美味しいですよねなんて読み流されてしまうだろう。だけど私たちは天かす生姜醤油全部入りうどんがこんなにも美味しいかどのぐらい理解しているだろうか。私はそれについてい
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