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なんかスキ

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よくわからないけど、スキだと直観的に感じた記事を集めてみた。  何がスキなのかは、集めているうちに気が付くかもしれない大笑。
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記事一覧

note写仏部幽霊部員通信②仏教は形骸化してゐる

幽霊だから言ひたい放題です。

弥勒菩薩は兜率天に住むといふ。
兜率天とは欲界の六欲天の第四天。

ここは
歓喜に満たされてをり天寿四千歳。
この天の一昼夜は人界の四百歳にあたるといふ。

…なんて書くとかっこいい?
写してるだけ。
こんなことを仏教ではいっぱい考へてきた。
釈迦入滅後、五十六億七千万年後に、兜率天より出世して、衆生を救ふ、といふ話は一度聞くと人に話したくなる。
面白いけど、なんの

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「全然だいじょうぶ」ではない「だいじょうぶ」

「全然だいじょうぶ」ではない「だいじょうぶ」

「全然大丈夫です!」という言葉を信用してはいけない。

頑張り屋さんは「大丈夫?」と聞かれれば、条件反射のように「大丈夫です」と答える。
本当は大丈夫じゃないのに。

私が「シワもシミもひどくて」と嘆いてみれば、それを聞かされた年下は気を使い「全然大丈夫ですよ」と引きつった笑顔で答える。
全然大丈夫じゃないのに。

前者は相手を心配させないための「大丈夫」
後者は相手を安心させようとする「大丈夫」

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自分文庫

自分文庫

某SNSで、写真雑誌の表紙風テンプレートと自分で撮った写真を組み合わせて投稿する遊びが流行っている(あるいは、いた?)。
それはそれで興味深いとは思うものの、ぼくはお仕着せが嫌いな天邪鬼不羈独立の精神を重んじるクリエーターなので、何か別の自分なりの工夫ができないかな、と考えたのだった。
そして、ふと。

著作権の切れた小説の文庫本の表紙を勝手に作ってみてはどうだろう?
名づけて「自分文庫」。

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ぱにゃにゃんだ!そして、にゃんのはなしですか?

ぱにゃにゃんだ!そして、にゃんのはなしですか?

「頑張ってね」。
日常の、あちらにもこちらにも飛び交う言葉。
相手を思うとき、心からの応援を込めて使いたくなる言葉でもありますし、とても使い勝手のいい言葉でもありますが、同時に、どこかためらいを覚えながら使われることの多い言葉……でもあるように感じています。

「頑張って」と伝えることで、相手に何かしらのプレッシャーを与えてしまうのではないか……そんな氣持ちがつきまとう言葉だからだと思います。

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東京TAWA〜ポップとバザーと、時々、ヒサシ〜

東京TAWA〜ポップとバザーと、時々、ヒサシ〜

拝啓
私を天才と呼んでくれたコニシ木の子さんへ

以下の記事の創作大賞感想です。

スラムダンクと同じぐらい読み返しました。

150本の記事。二年半。
久々にそろばんをはじきました。
更新頻度は大体、週1ペースです。

決して、多くはない…

なんのはなしですか、というエッセイのようなものを叫び続けて、果たしてあそこまでの熱量、そして、われわれ読者が読んだときの感動が生まれるものか?と。

非常

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日曜日に金曜日の本を(読書記録18)

日曜日に金曜日の本を(読書記録18)


■金曜日の本サムネイル画像は「金曜日の本」で生成AIが作成したもの。金曜日らしさとは?

今回読書記録をつけるのは、吉田篤弘著、『金曜日の本』。
こちらはエッセイ集である「金曜日の本」、短編小説「窮鼠、夜を往く」、書下ろしエッセイの「九人のおじさん」を収録した本だ。

「金曜日の本」では吉田篤弘さんの幼少期、概ね12歳頃までの記憶が語られる。親戚一同から大人しい子だったと語られる吉田さんは、本当

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【フォト小説】たどりついたら猫の島

【フォト小説】たどりついたら猫の島

 私が三十八歳のときに、夫は三十九歳で他界した。

 夫の遺品を整理している最中、免許証を見て、その本籍地が香川県の佐柳(さなぎ)という場所であることを思い出した。夫の父は佐柳島という瀬戸内海に浮かぶ小さな島の出身らしい。横浜生まれで横浜育ちの夫も、その父と同じく本籍地はだけは佐柳島になっているらしかった。

 一周忌が終わった後で、私はその佐柳島へ行くことにした。夫の父親も若い頃に島を出ているわ

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私の中のギュスターヴ・クールベ

私の中のギュスターヴ・クールベ

<見出し画像はこちらから>

皆さま、こんにちは。
「クールベ推し」いえ、それ以上の『推し殺しのルンナ』と申す者です。

彼の事をご存じない方は是非ウィキってみてください。
19世紀のフランス人画家です。

ただ、このNOTE では、クールベの事よりも、自分の事(いつものことですが)つまり私がいかにクールベに陶酔しているかを書こうと思いますので、その辺、お許しくださいませ。

この自分のヌマり加減

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藤井風さん お誕生日おめでとう㊗

藤井風さん お誕生日おめでとう㊗

藤井風さん

27歳のお誕生日おめでとうございます🎉🎊

ただ、それだけが言いたかった(笑)
生まれてきてくれて、ありがとう🩷
大好き

あやのんさんが作ってくれた「風帯」♡↓

めでたい以外、何もない記事(笑)

【読書日記】11/18 大人の階段のぼる。「十一月の扉/高楼方子」

【読書日記】11/18 大人の階段のぼる。「十一月の扉/高楼方子」

十一月の扉
高楼方子 著 新潮文庫

十一月荘、と名づけられた白い壁に赤い屋根の洋館。

ずんぐりした鉛筆形の看板の下げられた「文房具ラピス」で見つけたドードー鳥の細密画が型押しされたノート。

これらの道具立ては、かつての児童文学愛好家の心をそわそわと騒がせます。

中学二年生の爽子は、十一月の初め、親の転勤が決まったものの二学期が終わるまで、との約束で「十一月荘」に下宿することになりました。

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成長の季節に解き放ち ひらめく

成長の季節に解き放ち ひらめく

第10週 6月9日〜6月15日の記憶。 それを探る試みです。
一年間のルドルフ・シュタイナー超訳に挑戦中です。

今週は、自然が様変わりしてゆく姿と自らをシンクロさせて、気づけなかったことに気づく。それは、大いなるものとあなたの関係性のことだよ!という、ややアグレッシブな活動をうながされております。あなたの体験は、あなただけのものではない。

では、読み解いてまいります。



  
  夏へ

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酔いから覚めて愛を歌う -チャップリンについての随想

酔いから覚めて愛を歌う -チャップリンについての随想



【木曜日は映画の日】


映画史の中で、チャップリンは、現在でもその作品が多くの新しいファンの心を掴んでいるスターです。

彼はいわゆるサイレント映画時代、映画草創期からの一大ヒットメイカーです。と同時に、音声付きのトーキー映画に対応できた、数少ないスター兼映画作家でもあります。

彼のライバルだったコメディ映画のスター、バスター・キートンや、ハロルド・ロイドの作品は、トーキー以降、質

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稲盛記念館 〜 西郷隆盛の教え

稲盛記念館 〜 西郷隆盛の教え

稲盛記念館の第二弾は、西郷隆盛にまつわるお話です。後段で大切なお話をしますので、最後までおつき合い下さい (^ ^;

1 「敬天愛人」について
前回、記念館の入口には、「敬天愛人」というレリーフが飾られているとお話しましたが、

この言葉は、明治時代の文学博士・中村正直(なかむら まさなお)の造語といわれ、簡単に言えば「天を敬い、人を愛すること」を意味します。

西郷隆盛の座右の銘として、著書「

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あやのんさんが紹介してくれた「クララとお日さま」の本を読み終わりました

あやのんさんが紹介してくれた「クララとお日さま」の本を読み終わりました

あやのんさんが紹介してくれた「クララとお日さま」という本を読み終わりました。

「クララとお日さま」はカズオ・イシグロさんの小説です。
カズオ・イシグロさんの本は「わたしを離さないで」に続いて私はまだ二冊目。

読み初めてすぐ、前に読んだ「わたしを離さないで」の雰囲気を思い出しました。
人に雰囲気があるように、小説にも筆者の雰囲気って滲み出てくるのでしょうね(文章って、怖いわ)

カズオ・イシグロ

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