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日常に潜むドラマ
いきなりですが。
私は毎朝、4時半か5時には起きます。
え? と、皆様は驚かれるでありましょう。
なぜならば、この私。
毎日、日の出を目撃する
というミッション&パッションがあるからです。
どうして、こんな事をはじめたのかというと、去年の秋から家飲みのワインをやめたら、なぜかいつも朝の5時頃に目が醒めるようになり、
最初のうちは、ベッドでぐずぐずしていたのだが、なかなか寝付けずに、「もう、だったら起きよう」と、いわゆる早起きの人になってみたのでした。
起床してしばらくは、まだ暗いので、リビングでコーヒーを飲みながらNOTEの皆様の記事を読んだり、コメントを書いたりと、自分にとって大切な時間が流れてゆくが、まわりは時が止まったように、シーンとしていて、窓の外に見える家々もひっそりしている。
なんか不思議な空間だな〜と思っていました。
そうこうして、しばらくしたある日の事です。
ふと、気がつくと、反対側の自分の仕事部屋から朝焼けが見えたんですよ。
まあ、それがなんと、美しい事でしょうか!
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この驚きとこの感動!!!!
20年以上もこの家に住んでいるのに、まったく知りませんでした。
なんという無駄な日を過ごしていたんだろう。
もちろんこの朝焼けは毎日ではなく、ほとんどの日が見れないですが、なんせ、ラッキーな日は、こんなですよ!!!
![](https://assets.st-note.com/img/1720468698368-qGuwwKDu4x.jpg?width=1200)
太陽様はこの朝焼けの後に登場してきて、
それはそれでラスボス感満載!!(日の出目撃のために日蝕用のサングラスも買いました)
ただ、私のテクニックでは、日の出自体は撮影不可能で残念ですが。
![](https://assets.st-note.com/img/1720454720077-09ez4JG8uR.jpg?width=1200)
しかし、その直前の空!!
こんな雲と光のドラマ!!
![](https://assets.st-note.com/img/1720468232652-iewL1mIdg5.jpg?width=1200)
たとえ朝焼けが見えない時でも、空全体の様子、夜が明けていく風景、ストリートの車、山々の色。
![](https://assets.st-note.com/img/1720468617890-GGV7xlPVGI.jpg?width=1200)
自然というのは、本当に素晴らしいですね。
まさか自分がこうなるとは、思ってもなかった。
(なんせ若い頃はチャラくてパリピーでしたから。笑)
昔は、
大人は、なぜ、皆「自然、自然」というのだろう?
空を見上げて、なんちゃらとか? みんな余程、暇なのかな〜?
と思ってましたが、 笑
今、それがやっとわかる大人(高齢者)になりました〜。爆
ばんさーい!!
で、そうこうしてるうちに。
この窓から見える景色の左側に電気のタワーが立っているのですが、
![](https://assets.st-note.com/img/1720456206849-hEhJWcTgfS.jpg?width=1200)
そこの一番上に鳥がとまっているいるのに、気がついたんです。
![](https://assets.st-note.com/img/1720455009525-wTYvYUeUfw.jpg?width=1200)
肉眼で見ると小さいので、最初のうちは気がつきませんでしたが、
気にして見てみるとよく見かけるので、だんだん気になりだした。
同じ鳥かどうかもわかりませんが、一番上のだいたい同じ場所に
ちょこんと、とまってます。
「ああ、今日もいる」と、見だすと、だんだんとそれが毎朝の確認事項のようになってきて、愛着がわくようになりました。
それを夫に言ったら、「名前をつけたら?」と言うので、
だったら
ギュスターブでしょ! (クールベのファーストネーム)
と、即、決まり!!笑
それからは、塔の上にこの鳥がとまっていると、
おはよう!ギュスターブ!!
と声をかけるようになり(もちろん、聞こえないくらいの距離ですが)
来ない時は、寂しいなあ〜と思うようになった。
そのうちに、
ギュスターブは、何の鳥だろう?と、知的好奇心が駆動をはじめる。
タワー自体がどのくらい大きいのか?というスケール感がわかりにくいので、この鳥の大きさがまったく想像できない。
色も日の出が終わるさっさと、飛んでいってしまうので、黒っぽい鳥ということしかわからなかった。
だからカラス?のような気もした。
そうだ!望遠鏡??
これって?? 自分がまさかのバードウォッチング??? 苦笑
本格的なものはお高いので、子供用の8倍大きく見えるというのが、あったので、アマゾンでポチった。
早速それで、見てみたら、カラスではないみたいだった。全部が真っ黒ではなかった。
胸の部分がまだらだったので、それを手がかりに調べてみたら、
ギュスターブは、タカだったのだ!
レッドテイル・ホークというタカの種類で、この辺ではそんなにめずらしくないらしい。
チープな望遠鏡のおかげで色々と分かるようになった。
そして私のテンションもますます上がってきた!
ギュスターブがとまっている時の位置や向いている方向もいろいろで、
反対側を見ている時もあれば、
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こちらを向いている時もあった
![](https://assets.st-note.com/img/1720455085928-MOLEt7UcSV.jpg?width=1200)
こちらを向いていると、
おはよう!ルンナ!
と言ってるような気がした。
いや、絶対に言っている!のである。
私が起きて、窓の外を見たら、もうすでにそこにいる時もあり、私を待っているような気もした。いや、待っていた!
そして、大抵は日の出までそこにじっとしているので、
まるでいっしょに日の出を見るようになった。
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ギュスターブは、さすがタカだけあって、その飛び方が、やたらかっこいいのです。
他の鳥のようにあまり翼をパタパタしないのです。
バッサーと広げたら、まるで空気に乗るように、
グライダーみたいにふわ〜と飛ぶ。
![](https://assets.st-note.com/img/1720455223776-kDYujan0js.jpg?width=1200)
この気品!!この優雅さよ!!
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実はこの仕事部屋の窓の外。
明け方には、いろいろな種類の鳥たちが活動しているですが、このギュスターブは群を抜いて存在感がある。(かなり、えこひいき)
もうそのへんをパタパタとあちらこちらに飛んでいるの他の鳥どもが、
まるで、どうでもいい事に見つけては忙しぶってる、仕事のできないサラリーマンに見えてきた。(批判されるであろう差別発言)
ギュターブを眺めている時(もしくは彼と会話している時ともいう)
視界にはいってくる、うざい鳥どもの下品さ加減には閉口した。
ボードレールもこんな鳥たちを「酔っ払っているのか?」と書いていたのを思い出したりもした。
特にハミングバード(ハチドリ)!!
(ハチドリ・ファンの方、ごめんなさい。好きな人多いですよね)
お隣が餌付けしているらしく、窓の外で頻繁にう〜ろちょろして、
もう〜うるさいのなんのって!!
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私の気を引こうとしているのか? 窓のすぐ前で、いったりきたりして
「私もここにいるよ。 ほら、見て、見て〜〜〜」
と、サーカスの曲芸を披露しているかのように、くるッと宙返りなどしてみせるのだ。
そのこれ見よがしな浅ましさに比べると、
ギュスターブの威厳、その高貴な美しさ!
![](https://assets.st-note.com/img/1720455298604-6UgdOuspWA.jpg?width=1200)
タワーの上にいる時の、キリリとしたシルエットは本当に品格。
まるで、私のためにポーズをしているようにも見えた。
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そして、また月日が経ったある日の事である。
いつものように、ギュスターブが塔のてっぺんにとまっていて、 いつものように、眺めていたら、そこに、他の鳥がやってきたんです。
そんな状況は、それまで一度もありませんでした。
それは鳩?か、カラス? 遠いのでよくわかりませんが、
大きさは明らかにギュスターブよりは小さかった。
その鳥は一番てっぺんのギュスターブとは反対側にとまった。(偉そうに!)
急いで望遠鏡を手にして眺めたら、ギュスターブはその鳥の方をチラっと見たが、見てみぬふりで頭部を反対側にそむけた。
そうしたら、今度はもう1羽、その仲間のような鳥が大袈裟にバタバタとそこに現れたのです!
それはまるで、ギュスターブに挑戦状をたたきつけているような生意気な態度だった!!
おお〜っ!緊張が走りました!!
どうなる? あ、争い??
戦ったら、この2羽合わせても、あきらかにデカいギュスターブに勝ち目があるだろう。
彼らに飛びかかって、食い散らすのか?
弱肉強食、自然界の法則!
捉えた獲物の肉を鋭い嘴で、むしって引きちぎる、あの地獄絵図が浮かんできた。
ギュスターブが悪魔の帝王に豹変する瞬間!!
がお〜〜!!!!
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この自然の摂理を受け入れなければならない瞬間が、
ついにやってきたのか〜〜〜〜〜??
はい。
ここでいきなり、ですが、皆様!!続きは次回にいたします。
だって、これ以上書くと、もっと長くなりそうなので、いい加減に時間切れです。申し訳ありません。
どうか、次回も読んでくださいますように、願いをこめて!!
読んでくださり、ありがとうございました。
L*
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