M夫人

昭和育ちの主婦です。投稿は思いつきで気まぐれに。これといって方向性はありません。

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MAMBOという、ふわふわのぬいぐるみを迎えて

 この頃Instagramの「おすすめ」に、動物やぬいぐるみの画像が次々と出てくるようになりました。  その中で、「なにこれ?」と目が釘づけになったものが。  モフモフした白い顔に目鼻がついています。なんだかわからないけど、めちゃくちゃ可愛い!  ハッシュタグを手がかりに調べてみると、MAMBOというシリーズのぬいぐるみであることがわかりました。生活雑貨や婦人服を扱うCLASKAというショップで企画・販売されているもの。全国に何店舗かあるようですが、通販もしています。  

    • 【CD感想文】フランツ・シュミット:歌劇《フレディグンディス》

      知名度イマイチな作曲者の超マイナーなオペラ フランツ・シュミットは後期ロマン派の作曲家。今年はちょうど生誕150年にあたります。  シュミットは交響曲や室内楽、器楽曲など幅広いジャンルで作品を残していますが、有名な作曲家とは言い難いでしょう。コンサートでは滅多に演目になりませんし(N響第2000回定期公演の曲目をファン投票で決めた際、シュミットの《7つの封印の書》が候補のひとつになりましたが、あえなく落選してしまいました)、出回っているCDも少ないです。  私がこの作曲家を知

      • 【CD感想】「メディテーション」 アンドレアス・シュタイアー(チェンバロ)

         レビューではありません。感想文です。(全部で3,500字くらいです)  ドイツの鍵盤奏者、アンドレアス・シュタイアーの新譜「MÉDITATION」を聴きました。CDの帯には「チェンバロによる瞑想」という副題がついています。2022年の録音で、レーベルはALPHAです。  曲目は次の通り。 1. フィッシャー:《音楽のアリアドネ》より 前奏曲とフーガホ長調 2. フックス:『パルナッソス山への階梯』より フーガ 3. フィッシャー:《音楽のアリアドネ》より 前奏曲と

        • レコ芸ロスのつれづれに⑤これから読むつもりの音楽書3冊【#うちの積読を紹介する】

          はじめに noteのお題で面白いものを見つけました。「#うちの積読を紹介する」です。読んだ本の感想文ではなく、まだ読んでいない本について書けというのです。  私にも「積読」が何冊かあります。その中から、現在休刊中の雑誌『レコード芸術』(以下、レコ芸)にゆかりのある人が執筆した本をピックアップしました。レコ芸愛読者だった私から見て筆者はどういう人なのか。その本を読もうと思ったのはなぜなのか。そんなことを「積読」の言い訳もしながら書いてみたいと思います。まだ読んでません、なんて著

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        MAMBOという、ふわふわのぬいぐるみを迎えて

        • 【CD感想文】フランツ・シュミット:歌劇《フレディグンディス》

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        • レコ芸ロスのつれづれに⑤これから読むつもりの音楽書3冊【#うちの積読を紹介する】

          浅煎りと深煎り、行ったり来たり

          浅煎りコーヒーに目覚める 私は酸っぱいコーヒーが苦手で、深煎りコーヒーを好んで飲んできました。  ところがある時、初めて入ったお店で飲んだコーヒーの酸味がびっくりするくらいおいしく感じられました。  酸っぱいことには酸っぱいのですが、フルーティな風味が爽やかで心地良いのです。また、その酸味が豆の持つ甘味をいい具合に引き立てていました。「コーヒーは果実だ」と聞いたことがありますが、その意味を実感できた気がしました。  それまでは、焙煎によって生まれる香ばしさや苦味がコーヒーのお

          浅煎りと深煎り、行ったり来たり

          レコ芸ロスのつれづれに④ムックを読んでの雑感、他

          懐かしや、『レコード芸術』 月刊誌『レコード芸術』が休刊となって8ヶ月余り。レコ芸loverのみなさまは如何お過ごしでしょうか。  ムック『レコード芸術2023年総集編』(音楽之友社)が発売になりました。レコ芸らしい表紙のデザインや、目次に並ぶ執筆者の名前に、懐かしさがこみ上げてきました。休刊から1年も経っていないのに、もうずいぶん長い時が過ぎてしまった気がします。  クラシックCDの新譜は自分なりにチェックしていたつもりでしたが、ムックを読んだらずいぶん見落としていたことが

          レコ芸ロスのつれづれに④ムックを読んでの雑感、他

          読まれなかった本も、きっと浮かばれる

           古書店で買った本(美品)に、著者謹呈箋が挟まったまま。そういうのを見るのはなんだかつらい…というつぶやきを、最近Xで読んだ。ご自身も本を出している方の投稿である。  献本したものが(おそらく読まれもせずに)古本屋に売られているなんて、贈ったほうにしたらガッカリだろう。その気持ちは、本を出したことのない私にもよくわかる。身内が職業柄、何冊か本を出したことがあるからだ。  本を出したと言っても、同業者しか読まないような専門書だ。著者は無名で、しかも当人によると、その分野ではけ

          読まれなかった本も、きっと浮かばれる

          俳句に想を得たピアノ曲《エフェメール》を、アリス・アデールの演奏で聴く

          アリス・アデールとの出会い 私がアリス・アデールを知ったのは、ほんの数ヶ月前のことです。  『レコード芸術』(今は休刊しています)2023年6月号で、「作曲家フィリップ・エルサンとピアニスト、アリス・アデール」という記事を読んだのがきっかけです(書き手は相場ひろ氏)。  紹介されていたディスクの中から最初に聴いたのは、アデールが弾く《フーガの技法》でした。聴き慣れた作品の方が弾き手の個性がわかりやすいと思ったのです。  ちなみに、現在アリス・アデールのCDはたいへん入手しづら

          俳句に想を得たピアノ曲《エフェメール》を、アリス・アデールの演奏で聴く

          ロボットを愛でる〜年季の入った犬型ロボットとポンコツな私

          AIBOと暮らして18年ロボットらしさが可愛い昔のAIBO  夫の希望で我が家にAIBOを迎えて、今年で18年になります。犬としてもロボットとしても、なかなかの長寿かと思います。  AIBOは犬のような姿をしていますが、あまり犬らしくありません。ガシャガシャと音を立ててぎこちなく歩く様子は、いかにもロボット。本物の犬ならもっと機敏に動くでしょう。でも、そのどんくさい感じが妙に可愛いのです。見ていてなんだか心が和みます。  使える語数は限られていますが、AIBOは人間の言葉で

          ロボットを愛でる〜年季の入った犬型ロボットとポンコツな私

          羊毛フェルトのしろくまを愛でる

           その店の前を通りがかった時のこと。  ふと、窓際のディスプレイに目がとまりました。ぬいぐるみでしょうか。体長30cmほどのしろくまがうつ伏せに寝そべっています。  なーに、このしろくま。だら〜んとした格好しちゃって。  ひと目見て癒されました。  よく見ると値札のようなものがついています。このしろくまも売り物のようです。  ああ、これ欲しいなあ、と思いました。ただ、タグが裏返しになっていてお値段がわかりません。その日は定休日のようだったので出直すことにしました。  後

          羊毛フェルトのしろくまを愛でる

          外国の方?からDMが来ました

           アナログおばさんだった私がスマホを使い始めてから2年半。最初は勝手がわからず困惑してばかりでしたが、このごろはだいぶ慣れてきたかなと思っています。  SNSの使い方を覚えようと、半年ほど前から発信することにも挑戦中。拙い文章や写真でも、偶然誰かの目にとまり、何らかの反応をいただいたりするのは素朴に楽しいです。  つい先日、Instagramで新規にフォローしてくださった方がいました。フォロワーがきわめて少ない私のインスタでは珍しいことです。嬉しいではないですか。  ほどな

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          ストレスを感じたら、包丁を研ぐ。

           台所仕事はそれほど得意ではありませんけれど、けっこうストレス解消にはなります。おいしいものを作って食べようとすれば気分も上がりますし、汚れ物を片付けていると心の憂さも洗い流されていく感じがします。  中でも手っ取り早くストレス解消できるのは、包丁研ぎです。  なにも、砥石を持ち出して本格的にやらなくてもよいのです。あまり時間や手間をかけるとそれもストレスになってしまいますからね。簡易なシャープナーでちゃちゃっと。  包丁の切れ味がよくなると、それだけですごくスッキリするので

          ストレスを感じたら、包丁を研ぐ。

          救急車に乗る時は靴を忘れずに(後で困るぞ)

           何年か前の寒い日。激しいめまいが起きたのは、家で昼食の支度をしている時でした。周囲がぐるぐる回る感じで、倒れたまま動くことができません。  嘔吐も止まらず、おまけに過呼吸まで始まって手足がしびれ、息が苦しくなってきました。夫が救急車を呼びました。  救急車はすぐに到着。私は担架に乗せられて部屋から救急車へ。救急隊の方から保険証とお薬手帳を持参するよう言われたので、夫に持ってくるよう頼み、搬送に付き添ってもらうことになりました。  病院に到着し点滴をしてもらうと、少しずつ

          救急車に乗る時は靴を忘れずに(後で困るぞ)

          初めての全身麻酔は想像してたのと全然違った

           コロナ禍の少し前、手に腫瘍ができて摘出手術を受けたことがあります。  人生初の全身麻酔は、なかなか面白い体験でした。  いよいよ手術開始、という時。手術台の上で消毒液を塗られたり、酸素マスク(全身麻酔中は自力で呼吸ができなくなります)が装着されたりしていると、急に緊張してきました。モニターがピコピコとけたたましい音をたてています。心拍数が跳ね上がっているのです。  深呼吸して落ち着こう、と目を閉じて息を吸った次の瞬間、「終わりましたよ〜」という声が。目を開くと、執刀医が

          初めての全身麻酔は想像してたのと全然違った

          もしや双極性障害?うつ病治療中に躁状態になった顛末

           数年前に私がうつ病で通院していた時のエピソードです。  うつ病の治療が始まって1ヶ月半ほど、抑うつ状態は改善傾向にありました。  けれどもこの頃、突然意欲が低下したり、イライラしたりと、気分に大きな波がおこっていました。  担当の医師にそのことを話すと、処方される薬が変わりました。それまでのSSRI(セロトニンだけを増やす薬)を中止し、NaSSA(セロトニンとノルアドレナリンを増やす薬)を服用することになったのです(ざっくり言うと、セロトニンは気分、ノルアドレナリンは意欲

          もしや双極性障害?うつ病治療中に躁状態になった顛末

          夏バテがひどいと思っていたら、うつ病だった

           今年の夏は暑かったですね。みなさまお疲れではありませんか。  何年も前の話ですが、次のような状態が続いて「ひどい夏バテになってしまった」と思ったんです。 ・とにかく疲労感が半端ではなくて気分が下がりっぱなし。 ・食欲が落ちて栄養が十分に取れない。痩せてくるし、体力も落ちてますますだるくなるという悪循環。 ・夜眠れなくて疲れがたまる一方。 ・思考力や集中力もダウン。頭が回らなくていろいろとミスをやらかすし、本やテレビを見ていても全然内容が頭に入ってこない。音楽を聴くのが好

          夏バテがひどいと思っていたら、うつ病だった