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インタビュアー&ライターをしています。 ワインが好きです。

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最近の記事

当たり前は当たり前ではなかった。「水の中は息ができず苦しい」という当たり前がくつがえった話

前世で溺死した経験があるのではと疑うほど水が恐怖でした。 学生時代プールの時間は息継ぎする度に鼻か口に水が入りパニック状態。「水の中は苦しい場所」という当たり前を抱え40代後半を迎えます。 泳げないまま一生を終えてよいのか。 ひょんなことから、2023年9月頭にスポーツクラブに入会。 スイミングのレッスンなんか参加せず(派閥がありそうで怖いから)、 たまにYouTubeで泳ぎ方を研究し、10月は週2ペースで入水、 一人もがき続けました。 もがくうちに息継ぎができるように

    • 嵐の中橋を渡り元職場を訪れ羽根付き餃子をはしごして悟ったこと

      川崎と羽田を繋ぐ橋ができたということで、どうしても娘と渡ってみたい、ついでに元職場を3年ぶりに訪れたい(CAでした)という衝動に駆られ、行ってみました。 多摩川スカイブリッジ。最寄り駅は川崎側は京急大師線終点の小島新田駅から徒歩23分、羽田側は東京モノレール天空橋駅から徒歩17分とあります。今回は川崎側から羽田に向かおうと、小島新田駅から歩きました。駅に着くと恐ろしいスコールがお出迎え…すぐに止んだので気を取り直し向かいます。 途中、こんな電車にも遭遇。これは鉄道ファンに

      • 【バッグは女性の象徴】

        毎日持つバッグって、特に女性にとって その女性の象徴みたいだと感じることがあります。 就職活動には黒いA4サイズを渋々持って 新入社員時代はデキルOL風の革バッグ。 独身CAの休日はちっちゃなバッグで 飲み会をはしごして 子供が産まれるとおっきなマザーズバッグ。 いつも探し物をしていたなぁ。 今はこの3つしか使っていません。 設計事務所に勤めていた日本女性がデザインするもので、素材は産業資材を使用。  こちらはソファのシートだとか。 丈夫で雨なんてへっちゃら。   汚れ

        • 【「一つ一つパズルのピースをはめるように」なんて言ったくせに】

          こんばんは。 突然ですが、パズル、お好きですか。 いやぁ。びっくりしまして。 今のパズルって、プラスチックなんですね。 私の知るパズルは紙でした。 お茶やお菓子をこぼすとヘニョヘニョに。 けど、今のはピースもうんと小さい。 手始めにディズニーの500ピースを購入。 私よりパズル経験豊富な娘にやり方を聞くと 「まずは顔の絵のピースを別にせよ」 との指令が。 てかさ。お嬢さん。これ見てよ。 ディズニープリンセス勢揃いよね。 顔ばっかじゃね。 と毒づく母をよそに 小2

        当たり前は当たり前ではなかった。「水の中は息ができず苦しい」という当たり前がくつがえった話

        • 嵐の中橋を渡り元職場を訪れ羽根付き餃子をはしごして悟ったこと

        • 【バッグは女性の象徴】

        • 【「一つ一つパズルのピースをはめるように」なんて言ったくせに】

          私は「挑戦している」のだろうか

          このたび、『チームブリヂストン × note「#挑戦している君へ」コンテスト』にて入賞をいただきました。記事は現役の花火師さんを取材した時のものです。花火師の谷古宇さん、このコンテストを教えてくれた友人のKちゃん、応援してくださる方、記事を読んでくださった方、そしてコンテスト開催にあたりご尽力くださったみなさまに、この場をお借りして心より感謝を申し上げます。 記事はこちらです。 「日本の伝統文化継承に尽力しながらコロナ禍でも常に新しいことに挑む花火師に迫る」https:/

          私は「挑戦している」のだろうか

          排水管職人の紳士的仕事術から学ぶ、女性顧客の心を鷲掴みにする方法

          二年だか三年に一度のマンション内水回りの高圧洗浄作業が行われた時の話である。 ご経験のある方はご存知かもしれない。 正直、面倒な作業である。 自宅にピンポーンという合図と共に数人の作業着姿の男性がワサワサと入ってくる。 瞬く間に床にビニールシートが敷かれ、バケツやら管やらよく分からない工具を持ち出して トイレ、洗面所、お風呂、キッチンと水回りが占拠され、ブオンブオンと作業が始まる……。 事前に水回りを片付けておかなければならず、かつ家の中もぐるりと見渡されるので、まるで小

          排水管職人の紳士的仕事術から学ぶ、女性顧客の心を鷲掴みにする方法

          髪チョッキン屋の魔法

          「私は男性目線で髪の毛を切ってもらいたいの」 さかのぼることおよそ15年前。目のクリっとした友人はそう言った。 美容院に行くのは好きだ。しかし、女性に担当してもらっていた私は目からウロコであった。男性目線で切ってもらうとはなんぞや。男性目線と女性目線でカットはそんなに違うのか。詳細は不明なまま、スタイリストも同性のまま月日が流れた。 その日もいつものように髪を切ってもらい、軽い足取りで街を歩いていた。長年お世話になっている歳の近い女性スタイリストとは気が合い、毎回大笑いして

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          「売れる」空気の作り方

          「ただいまより、機内販売を開始いたします。本日のお勧めの商品は、弊社選りすぐりのバイヤーが世界を飛び回ってセレクト致しました……」 飛行機で仕事をしていたころ、商品を販売するという業務があった。この業務は私たちの仕事においてはやや特殊で、得手不得手があった。 これがまた、興味深いのである。 売れるときは、驚くほど売れる。国内線では飲み物をサービスした後に、大きなカートの上に商品を並べて通路を練り歩き販売した。売れる時にはそのカートからまるで得体の知れない魔法の粉でも散布さ

          「売れる」空気の作り方

          日々の暮らしにほんの少しのほっこりを

          昨年「スマホ対応手袋」を購入したのですが なかなか対応してくれず、結局スマホを使う時は外していました。 今年は諦めて、半分指が出るタイプの手袋を。 無印良品のこの手袋、かわいくてあったかい。 そして親指にも帽子がついているんです! 芸の細かさと可愛さに購入。 すると娘が面白がって 指の帽子をかぶせたり脱がせたりするんです。 娘用にも手袋を探すと「私もこれがいい」の一点張り。 ちょっと大きすぎるよー、と思いつつも 装着してみると小2の手にもピッタリ。 色違いで使うことに。

          日々の暮らしにほんの少しのほっこりを

          日本の伝統文化継承に尽力しながらコロナ禍でも常に新しいことに挑む花火師に迫る

          2020夏、全国各地で花火大会が消えた。東京オリンピックは延期となり、甲子園大会もなく故郷にも帰れない。「日本の夏」が、無い。そんな中、全国の花火師が立ち上がり「サプライズ花火」が各地で行われた。「悪疫退散」を願い、感染拡大につながらぬよう打ち上げ場所は非公開。時間制限を設け、費用はほとんどが自己負担である。この花火に勇気づけられた方も多いのではないだろうか。 「サプライズ花火」に参加した花火師に話を聞いた。 氏の名は谷古宇正啓(やこうまさひろ)。(有)花火企画夜光屋代表取

          日本の伝統文化継承に尽力しながらコロナ禍でも常に新しいことに挑む花火師に迫る

          【宙吊り体験。「恐怖」を信じている自分に気づく】

          月に1回だけ、ハンモックヨガなるものを習っている。お友達から誘ってもらって興味本位で始めた。スタジオはこんな感じ。わー。ちょっとアラジンみたい。気持ちよさそうだし空を飛ぶみたいでワクワク、なんて軽い気持ちだった。 初回はきゃー楽しいー、と平和に終わった。 2回目以降、どんどんレッスンは進んでいく。 1ヶ月に1回だから、体が覚えているはずがない。それなのにレッスンは進んでいくのだから、体が硬く、運動神経もさほどよくない私には緊張の連続であった。 ハンモックヨガとは、その

          【宙吊り体験。「恐怖」を信じている自分に気づく】

          「美しく生きる」を研究する

          私事ですが、最近お掃除のお仕事を始めました。 きっかけは、親戚の家のお掃除を頼まれて手伝った時のこと。 自分の家でない、住んだことのないお家をお掃除することの楽しさを知ったから。 自分の家を掃除することは以前から好きでしたが 人の家を掃除するという考えがなかったので新鮮でした。 現在私は顔の皮膚の病気を患っていて あまり人前に出るお仕事ができないというマイナスの理由もありますけれど。 家って面白いなあと思います。 そこで暮らす人たちの雰囲気が宿るのですね。 先日伺

          「美しく生きる」を研究する

          「サンタ」信じるVS信じない問題

          「ファミコンが欲しいです。スーパマリオがいいです」 お祈りして眠りについても、あさ枕元には、枕より小さい包みが。 開けてみると『エルマーとりゅう』とか『おもしろ国語辞典』とか。 ああ、「サンタ」という人は両親なんだ。幼い私は知りました。 7歳の娘には今朝来ましたよ、サンタが。 文房具女子の娘は「消しゴムを作れるおもちゃ」とやらをお願いしたらしく、朝からお弁当作りに追われる母の横で、父子でキャッキャと消しゴムを作っていました。 娘曰く、学校の男子たちはサンタを信じていないと

          「サンタ」信じるVS信じない問題

          今夜は餃子にしよう

          餃子とビール。これほど完璧なマリアージュがこの世に存在するであろうか。 大きな餃子がいい。一口餃子などはふぐ刺しのように一度に三・四個運ばなければならない。 口をガバッと開けてハフハフしながら箸を運ぶ。タップリ詰まった餡が口いっぱいに広がる。熱く刺激を受けた口腔に黄金の発砲液体が心地よい。ゴマ油の香ばしさにもう一個、さらに一個と言葉を忘れる。 二十代の頃、語学留学をしている友人を訪ねて中国の大連に行ったことがある。大連といえば、日本人にとってはおなじみの「餃子が有名な街」だ

          今夜は餃子にしよう